いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】夢空間を作る1

国鉄末期からJR初期の列車をBトレで集めたり、作ったりしています。
この時代は、バブル期真っ最中で華やかな夢のある列車が多く登場しました。どれも特徴的な形で金型のつぶしが効かないこともあり、Bトレで製品化されたものは限られています。

651系、251系、ジョイフルトレイン群、九州や北海道の魅力あふれる列車たち、、、。

その中から、今回はこの時代の思い出が詰まった車両「夢空間」についに着手することにしました。種車がなかなか手に入らず苦労していましたが、今回マイクロエースの3両がメルカリから転属となりました。

※もしこれからメルカリに新規登録される方は招待コードBUFJXXを入れていただくとポイントがもらえます。

夢空間は主に特別な北斗星として小樽、トマムなどへ向けて運行されました。EF65PFが牽く姿や、上野駅に入線する姿が思い出されます。


最初に手をつけるのはオロネ25-901「デラックススリーパー」です。
今回は種車の塗装も活かして、切りつなぎだけで仕上げます。最終的には困難が予想されるオシもなんとか完成させたいところです。




まずはどこを抜き出して6cmにするか考えます。悩ましくも楽しい作業です。通路側の普通の窓はよいとして、個室側の大きい窓と細長い窓を一組と、搬入用開口部?、白いドーム?を残すことにしました。一両一室の超豪華車両となります。



切って棄てる部分をマスキングテープで塞ぎます。ここの長さの計算は何度もミスしていますので慎重に進めます。



切ります。作りながら左右のバランスを整えます。


窓を外す際に割ってしまいました、、、。



こんな感じになりました。
ニッパーで大まかな長さを決めてから、400番のスティックやすりで整えます。今回は思い入れの強い車両なので、特に丁寧にやりましたが、それでも少し失敗しました。
ヤスリをかけるほどに全長は短くなっていき、最終的に61ミリになりました。


端面を塗りました。再塗装しない場合、この作業は重要です。


窓ガラスや切断部をまたぐプラ板をのり代にして、接着します。


マイクロエース種車は、室内表現パーツのネジ穴へのネジで台車を固定する構造でした。室内パーツからネジ穴だけを取り出して、台車固定に使います。



室内表現っぽいものを折り紙で作ります。今後、もうちょっとリアルに作り直そうと思います。室内パーツは上記のネジ穴パーツが当たる部分だけ切除しておく必要があります。


製品の台車そのままだと、カプラーが大変長くなります。途中で切り落とし、カトーカプラーを接着しました。接着してしまうとカプラーの遊びがなくなるため、急カーブ通過に若干心配ではあります。

とりあえずできました。




昔、上野東京ラインもないころに存在した、品川〜東大宮〜尾久を山手貨物、東北貨物経由で連絡する列車のイメージです。この運用には結構ゴハチも使われたような、、、。


尾久に佇むイメージです。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/06/12/085905

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南武支線と鶴見線

東京のE電区間(死語)の中でも、とりわけ魅力的な路線、南武支線鶴見線。昔、南武支線には最後の101系が残り、鶴見線にはクモハ12が走っており何度か通いましたが、今回たまたま所用で乗る機会に恵まれました。

まずは初めて降り立つ八丁畷駅です。



地平の線路を京急本線がビュンビュン通過し、各駅停車はなかなか来ません。ホームから階段を上がると、単線に面した高架ホームにつながります。
右を見ると南武線尻手駅への単線と、大きく左へカーブして(たぶん)東海道本線と合流する貨物線が。左を見ると、臨海地帯へと3本のレールが伸びていきます。



南武線205系です。短編成化に伴い、今風の顔で先頭車改造されています。調べると、自分の知っている101系2連は、なんと2003年まで使われていたようで、その後に入ったこの205系改造車もすでに20年選手になろうとしているようです。


浜川崎に向けて発車すると、金太郎の牽く貨物列車とすれ違います。

一度、途中の小田栄駅で降りた後、今度は鶴見線に乗るべく、浜川崎駅を目指します。


近くの踏切から南武支線の旅客の終点を臨みます。

その踏切を過ぎると、南武支線とは独立した位置にある鶴見線浜川崎駅が見えてきました。






浜川崎駅の小さなホームで電車が待っています。実に味わい深い風景で、模型欲を刺激されます。


浅野駅停車中の列車から鶴見側を見た写真です。複線の線路が海側に分かれます。写真左側のレールの先はカーブしながら海芝浦支線の対向式ホームに入ります。海芝浦と言えばクモハ12。急カーブの関係か何かで20m車が入れずにクモハ12が残存した、となにかで読みましたが、自分が昔訪問した時代には、すでに103系も入っていたように記憶しています。

f:id:omocha_train:20200728223809j:plain
(追記)古いアルバムから見つけた海芝浦の写真です。



有名な国道駅です。

この後、東海道本線を渡ったあたりに朽ち果てたホームの遺構がありました。(追記:後で調べると、これは「本山停留所」といって、1930-1942年に存在した駅のようです。)


鶴見駅です。模型で作りたくなるような配線です。


車止めと列車の間に草が生茂ります。

臨海工業地帯をゆく小さな路線は、魅力に溢れ、Bトレなら本物通りの線路配置を一畳くらいの広さで再現できるかも知れないと感じました。

黄色い103系や101系、クモハ12なんかをトコトコ走らせながら、長編成の貨物をガンガン通過させてみたいです。

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【Bトレ改造】12系カヌ座を作る2

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/05/31/013859

オロが2両できましたので、スロフを作ります。


マークの窓をうまく作る自信がないのでスハフ14のお面を使うことを考えましたが、側面との組み合わせが合わず無理でした。



ヘッドマークは、出力した紙を貼るだけの手抜き仕様です。マーク部を掘り込む腕がないので、割り切りました。

爪楊枝でHゴムや幌を塗り、出力したグリーン車マークなどを貼りました。

できました。

↓スロフ12-805


両端のスロフでストライプの向きが違います。

↓オロ12(サロン佐渡


サロンカーです。窓埋め箇所は少ないですが、固定窓にしなくてはなりません。

↓オロ12(その他お座敷車)


窓埋めの箇所が多いです。また、幅が狭くなったユニット窓が一つあります。

途中、編成を分割できるようになっており、ここは妻面まで帯が回り込んでいるようです。

↓スロフ12-806


帯のパターンが805とは逆です。

本来は7連なのですが、他の長編成のものを7連に縮めている当鉄道的には、少し短いイメージの5連にしました。




羽越本線らしいピンクのEF81と。


ロクニと。


短編成でローカル線へ。


ロクゴと。


赤い機関車も似合います。



ゴハチと。


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【Bトレ改造】12系カヌ座を作る

北の景色が似合う列車をBトレで集めたり、作ったりしています。

90年代に一世を風靡したジョイフルトレインは、様々な機関車や路線との組み合わせや、編成の面白さ、そして何より華やかな外観と、模型的な楽しさに溢れています。

サロンエクスプレス東京、ユーロライナー、スーパーエクスプレスレインボー、オリエントサルーン、14系リゾート展望車と、あの頃カメラ
を担いで追いかけた思い出の車両が少しずつ揃ってきました。次は新潟上沼垂のお座敷列車・通称「カヌ座」を作ることにしました。
この列車は、12系のオーソドックスな塗り替え、という印象ですが、短い編成で磐越西線を走ったり、サロン佐渡というサロンカーが挟まっていたり、模型的に楽しい要素が多いです。DD51が似合いそうです。


タネ車は、こういう時のために集めておいたBトレ12系を使います。0.3ミリプラ板でドアを塞ぎます。


継ぎ目に瞬着パテを流し、硬化促進剤で固めます。


クレオスの500番のサーフェイサーを吹きつつ、400番のスティックヤスリ(ハードタイプ)で目立つ凸凹を削ります。この作業は以前に比べると、道具のお陰もありだいぶ技術がマシになりましたが、それでも凹凸を消しきれない感じです。塗装を厚塗りする中で目立たなくなるのを期待します。

窓埋めは、実車もユニット窓分の凸が残っているようですので、0.3ミリプラ板を四角く切って貼りましたが、これだと厚すぎました。。。


マスキングして、赤2号、黄かん色を吹きました。オレンジの色味はよくわからなかったのですが、分かりやすい塗色なので、それっぽくなってくれそうな気がします。


マスキングテープは、クレオスの帯状に切られているものを使いました。
手元に1ミリ、2ミリ幅のものしかなかったのですが、この車両の裾の二本帯は、幅1.3ミリくらいが良さそうです。仕方がないので2枚をズラして重ねて貼りました。
上の細い帯はハセガワの幅0.5ミリのテープを使いました。これは材質がちりめん状になっており、追随性がよいので便利です。


オレンジの後に一度サーフェイサーを軽く吹き、乾燥させました。今回、割と塗り分けがうまく行ったのですが、マスキングテープをしっかり貼ることと、最初に軽く吹いて乾燥させることで、テープの隙間に入りそうな場所で塗料が固まって隙間を塞いでくれたような気がしています。



マスキングテープを剥がします。
斜めのラインは実車では端の方に寄っていますが、Bトレでこれを再現すると、一番端の窓が埋められた車両だけ、斜めラインの位置が大きく変わってしまいますので、「埋めたものを含めて端から二番目の窓から斜めラインが始まる」というルールにしました。実車より少し窓に対する幅をラインの狭めました。


サロン佐渡の窓は、製品の窓の桟を削ってしまい、固定窓を表現します。手元に1000番のヤスリまでしかなかったので、結構曇ってしまいました。。。。


Bトレの窓パーツは構造上大切ですので、できるだけ原型をとどめるようにしつつ、埋めて必要ない窓を除去します。お座敷車はユニット窓の裏側から紙を貼って障子を表現しました。


とりあえず2両落成です。グリーン車マークは色味的に重要なアクセントとなっており、これがないと寂しいです。サロン佐渡は、なんとなく東武線の中間車みたいです。。。


写真で最後尾のところは、実車で分割可能な場所のイメージで、帯が妻面まで回り込み、テールライトが付いています。


反対側です。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/06/03/204626

【記事の目次はこちらをご覧ください】

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【Bトレ車両】DD53

北の風景が似合う国鉄車両をBトレで集めています。今回はまさに北の鉄路の申し子、除雪車のご紹介です。

●DD53
●発売:セット売り(2008年) ・国鉄JR機関車
●最近の入手難易度★★★☆☆

まさにBトレ全盛期に近い、2008年の発売です。こんな車両まで製品化されるところに当時の勢いを感じます。周回遅れユーザーには、当時の隆盛を想像することしかできません。

Nゲージラッセル車と言えば、トミックスが昔から製品化しているDE15という印象があります。Bトレではあまり製品化されていない車種を狙ったのでしょうか。2006年ごろにはDD53牽引のばんえつ物語号も運転されたそうで、にわかに注目が集まっていた機関車なのかも知れません。

実車は3両のみが製造されましたが、あまりの除雪・投雪性能の強力さに、沿線の家が破壊されたという逸話があるそうです。雪が重い上越地区でさえ性能を持て余し、それ以上増備されることはなかったようです。箱型機関車部分は、DD51と同等の性能を持っており、夏は客車列車牽引にも使えたようですが、上記のばんえつ物語以外に実績はあったのでしょうか?

これまで当鉄道では長い期間、レイアウトの片隅を飾る置物になっていましたが、今回重い腰を上げてNゲージ走行化することにしました。

Bトレ動力各種も貴重になってきていますので、かねてから代替となる動力を探していますが、今回たまたまトミックスのCタイプディーゼルを入手しましたので、試してみることにします。


※写真はデッキなどを切り落としてしまった後です。

この機関車はギアの減速が素晴らしく、電圧を上げてもかなり低速で走ります。製造時期にもよるのでしょうが、この個体にはフライホイールが付いていて、少しだけ惰性走行もします。
30年前にカトーのフライホイール入りEF81の登場を見て憧れた人間としては、フライホイールがついているだけで感動してしまいます。


機関車のボディを黒いブロックを使わずに、瞬着で組み立てます。モーターの上に適当なスペーサーを付けてボディを両面テープで取り付けます。


片側はラッセル連結用にアーノルドカプラーを付けました。以前Bトレ台車から切り落としたカプラーポケットをそのまま台枠に接着しました。


反対側はカトーカプラーを付けました。


ラッセルは分解すると写真のようになっています。運転台あたりにウエイトを詰めるとカントで横転したため、脱線しやすい前輪近辺を中心に、釣り用の板鉛ウエイトをつけました。


できました。


この製品の売り?のクリーニングローラーですが、試行錯誤の結果、ティッシュに両面テープを貼って、何周分かをローラーに巻きつけて貼るのが良いようです。
ラッセルが脱線しない程度にティッシュがレールに触れる感じを目指します。
写真はカトーのユニクリーナーをつけてレイアウトを何十周かさせたものですが、一応黒いスラッジ汚れがローラーについています。クリーニングカーとして、一応実用性もあるのかも知れません。



12系を牽かせてイベント列車っぽくしてみました。
もともと夏季にはラッセルを外してDD51と共通運用できるということで、国鉄時代には、羽越本線の旧客普通列車や貨物列車などにも使われたようです。

、、、が、牽かせるものとしてはこのくらいでネタがつきました。

ラッセルは実用的ですが、なかなか当鉄道での運用の出番は少ないかも知れません、、、。

【記事の目次はこちらをご覧ください】
【Bトレ製品の索引はこちらをご覧ください】

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格安3Dプリンタのその後

前回はこちらをご覧下さい↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/20/221737

格安の18000円で3Dプリンタを買い、数ヶ月が経ちました。ダメ元で買った割には、思った以上に色々なものを作ることができ、勉強になりました。扱いが荒いこともあり、ボロボロになってきていますが、しっかり働いてくれています。その間に起こった様々なトラブルをご紹介します。3Dプリンタの記事は、温度設定、サポート剤、スピード調整や設計など、レベルの高い話が多いですが、自分のようにもっと初歩段階で苦労している方も多いと思います。この記事がなにかの参考になれば幸いです。

買ったのはこれです。IUSEというブランド?

最新の値段を見ると、今は2万円ちょっとするようです。
入門用として以下の性能を持っています。
●PLA材専用
3Dプリンタには、出力しやすいが硬くて脆いPLA材と、出力が難しいが削りやすく粘りがあるABS材があります。またその中間のいいところ取りと言われるPET-Gというのがあるようです。このプリンタは最も出力しやすいPLA専用のようです。

●ヒートベッド機能無し
ABSは出力される台を加熱したりプリンタ自体のカバーがないと、温度が下がり出力物の台への食いつきが剥がれてグチャグチャになったりズレたりするようです。この格安プリンタには、台の加熱機能(ヒートベッド)はありませんので、ABSの出力(ズレないで台への定着をさせる)は難しそうです。

●ノズル温度可変機能あり
ディフォルト設定は210度となっていますが、パソコン側の設定で変えられるようです。PET-Gは230度くらいが適当なようですが、使えるのでしょうか?みなさんの記事を見ていると、ヒートベッドを70度にして、、、と当然のように書かれていますので、ヒートベッド機能無しで扱うのは論外なのかも知れません。ただ、スノープラウなどの小パーツを作るだけなら上手くいくかも、、、と期待もしています。フィラメントはなかなかに高価なので、試す勇気がありません。

●別素材のサポート材の印刷不可
ノズルは一つです。


さて、本題の様々なトラブル経験ですが、まず、現在のプリンタの印刷ベッド(台)は、写真のようになっています。ボロボロです、、、。

●台の磁石が剥がれる
台はプラ板製で、裏に両面テープでマグネットシートがついています。これが本体の移動テーブルに磁力でくっつくのですが、買って3日くらいで剥がれました。写真のようにガムテープで絶対に剥がれないように固定しています。

●台の表面がボコボコ
台にはスティックのりをつけて、樹脂の定着固定を助けるのですが、結構強力に張り付くため、剥がすのに一苦労です。平たい彫刻刀を台と成型物の間に入れて剥がしているうちに、台がボコボコになってしまいました。

●台の上が樹脂ゴミだらけ
これは除去しきれないので気にしないことにしました。印刷する際の最初の方の層に吸収させて、まとめて捨てています。

●台の端の方に印刷されてはみ出して、変な形に印刷される
これは、スライスソフト上でのオブジェクトの位置に関係するようです。スライスする前にオブジェクトを移動して解決するようになりました。

●樹脂がノズルに装填されない
これは、初めてのフィラメント交換後に起こりました。上の写真で、金の歯車がゆっくり回転しながら、樹脂をノズル方向に押していきます。この歯車がフィラメントにしっかり噛みつかないと、滑ってフィラメントが動きません。しばらく手で歯車の動きに合わせて樹脂を押し込むことで、噛み付くようになりました。

●フィラメントのロールホルダーのサイズがあわない。

プリンタ本体には小さいサイズの青いPLAフィラメントロールがついています。が、一般的に売っているロールは1kgで、本体ホルダーとサイズが合いません。仕方がないので、写真のように針金を引っ掛けて、ロールを吊るようにホールドしています。

※買ったPLAはこれです。

●電源が落ちる
これが最大級に困りました。加熱中に落ちたり、印刷途中で落ちて、ヘッドの動かしようがなくなったり、、、。
正直、安物はこんなものか、、、と諦めかけましたが、原因は電源コードにあるスイッチの接触不良でした。スイッチを軽く押さえると改善したため、マスキングテープで該当箇所を軽く押さえて貼りました。
やらなくていいはずの苦労が多いです、、、。

【作ったもの】
いろいろ苦労しましたが、18000円で一応自由に形が作れる喜びは他に替えがたいものがあります。

試行錯誤しながら、以下のものを作りました。


最初に付属SDカードに入っていたクリップを作りました。今でもこれが最大の出力物です。樹脂をたくさん使いました。



次に信号機を設計して作りました。ハシゴは別パーツにして接着しました。かなりオーバースケールとなりました。



次にボディだけ手に入れたオリエント急行の屋根を作りました。丸い屋根の設計に大変苦労しました。また、室内表現をつくりました。これはBトレ改造時に地味に面倒な、シャーシの高さ合わせの課題を解決してくれました。



オリエント急行のマニ50を作りました。窓が抜けるところはサポート材をうまく入れる必要がありますが、当時そんな知識はありませんでした。



次にオリエント急行の荷物車を作りました。



次にBトレ的な蒸気機関車のディフォルメを考えるためにモックアップを作りました。




モックアップを参考に、NゲージのSLをショーティ化しました。台枠をプリンタで作りました。格安プリンタは、表面の平滑製などはあまり良くない部分がありますが、このように構造材に使うには大変便利でした。






次に上野駅モジュールの構造材などを作りました。


機関車の床下パーツです。


上野駅銅像です。


詰所です。



跨線橋です。


ポケットライン チビ凸動力の側面パーツを作りました。

今後も壊れるまで使い倒そうと思います。

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【Bトレ車両】EF71とバンダイ4軸動力N化とED78

北の景色が似合う車両をBトレで集めています。

●EF71
●発売:2012年キハ181セット付属  ・機関車
●最近の入手難易度★★★☆☆


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↑昔の写真が出てきたので追加しました。

自分が板谷峠に行けたのは、山形新幹線開業前で連続スイッチバックが廃止され、駅ホームが本線スルーになったころだと思います。
まだ庭坂の大カーブには485系つばさが行き交い、峠の普通列車には大パワーのEF71とED78の重連が、軽すぎるたった2両の50系客車を牽いていました。トミックスのさよなら板谷峠セットも発売されました。

EF71とED78のコンビと言えば、なんといっても「あけぼの」です。深夜に難所を越えるために機関車を換える運用は、ブルトレの中でも特別にドラマチックなものでした。板谷峠標準軌となった後は、陸羽東線をDE10重連で迂回し、それはそれで魅力的でした。その後あけぼのは上越線経由となりましたので、いつしかEF64やEF81が牽く姿が当たり前になりました。EF65PFが赤みの強いヘッドマークをつけて黒磯まで牽く姿も過去のものとなりました。

Bトレの交流電機はED75-50も、ED77も、ED78も、EF71も、ショーティにすると似たような感じとなります。いろいろ研究すると、ショーティとして割り切った上でも表現できる差異は以下のものがありそうです。

●ヒサシあり/なし
ED75-50、ED77、ED78、EF71は、有り。

●乗務員窓のサッシ化
ED75-700やED79など、ED78-11.12などの新しめの車両はサッシ化されているものが多い。また、途中改造でサッシ化されたものがある(要するに、よく分かりません)。
Bトレ製品のサッシ窓側面にモールドされたサッシ窓下の四角いボックスは、ED79改造時に取り付けられたアンテナのようですので、厳密には他の機関車には無いようです。

●前面のルーバー
ED75-700、ED79、ED78-11.12などの新しめの機関車はルーバー無し。

●スカートのジャンパ栓
これはそれぞれに特徴がありそうです。
今回整備するEF71とED78は、連結器の左右に4つずつ、両エンドにあるようです。厳密には役割や形状が異なるのかも知れません。

●前面右下(赤い塗装の部分)にあるジャンパ栓
ED75、79は両エンドに1つずつあり?
ED78、EF71は、片方のエンドに2つある。横向きにして特高圧線を手前にすると、ED78は右のエンド、EF71は左のエンドにあるようです。
ED77は片方のエンドに1つ?
増備時期によってもいろいろ違いそうです。

●その他特徴
前面窓のデフロスターや、初期の車両についている柵状のガード、ヘッドマークステーやナンバーのプレート化、貫通扉のリベットなど、いろいろありそうです。

当鉄道では、以下の方針で整備を進めることにしました。

【EF71】
・純正品をN化
・カトーのスカートASSY(EF71前期型)を取り付け
・パンタをトミックス製に交換
・ジャンパ栓類を出来る限り表現
バンダイの4軸動力を使う

【ED78】
ED75/77製品の余りパーツを組み立て
・ナンバーはそれっぽく表現
・ヒサシ、ルーバーあり。非サッシ窓。
・屋根はED79、75-700でないものを使用(もはや元ネタがなにか分からず、、、)
・パンタをトミックス製に交換
・車体前面裾部のジャンパ栓は、片方に1個つきのものを使い、2つめを追加(と言っても、カトーのジャンパ栓パーツを貼って根元を赤く塗っただけ)。もう片方はジャンパ栓無しのものを使用(ED77のもの?)
・Bトレシャーシとバンダイトレーラー台車で、トレーラーN化。


〜・〜・〜・〜・〜・〜・
まずはEF71のカトースカートASSY取り付けです。

カプラーをナックルタイプに替えます。製品名は「EF66用」のようです。


このように切ります。ヘッドマーク用磁石は残します。


取り付けます。ジャンパ栓が付いている顔には、ジャンパ栓取り付け穴がある方のスカートを付けます。


Bトレ機関車ブロックを写真のような形に切ります。前面への差し込み口周りにスカート構造物が来るので、細い腕の先に差し込みリブが来るような形にします。組み立てる時はスカートASSYの奥にあるお面裏側の差し込み穴目掛けて、機関車ブロックの差し込みリブを入れていき、最後はピンセットなどでリブを穴に押し込んで固定しました。


バンダイ4軸動力を取り付けます。ここが今回最大の課題になります。この動力とカトースカートASSYの組み合わせは微妙に寸法オーバーで、台車首振りの際に、台車端がスカートの内側(カプラー復元バネあたり)に干渉してしまうのです。単純なエンドレスを走らせるくらいならなんとかなるのですが、微妙な干渉はポイント通過時などの脱線の原因になります。

今回、台車の端を出来るだけカットしました。台車の上下パーツを止めているフックがギリギリ引っかかるくらいを狙いましたが、強度が怪しくなったので接着剤で付けました。

またカトースカートASSY側も黒いスノウプラウ成型の台車側を削るとよいようです。

今回、走行がイマイチで運用を外れていた4軸動力を再整備しました。以前、付けすぎていたタミヤの接点グリスを拭き取り、新兵器「集電向上剤loco」を使いました。これは効果てきめんで、スロー運転ができるようになりました。
車輪踏面につけた効果か、または車輪と集電板の間につけた効果か、集電板とボディ側接点部につけた効果か、はたまたレールにlocoが行き渡り、スラッジがつかなくなった効果か?ギア部にカトーのユニクリーンオイルを差してみましたが、やはり集電向上効果の方が効いている気がします。

動力を取り付けた時の高さ合わせは難題のひとつです。今回は、Bトレ機関車ブロックの低い方の天井と、バンダイ4軸動力の低い方の天井(ギアの上の部分)をあわせるとちょうど良い感じになりましたので、両面テープで固定しました。いつも、ウエイトを積むために機関車ブロックの天井に大きな穴を開けていましたが、これをそのまま原形で利用するのがよさそうです。


できました。
台車とスカートが干渉しない、ギリギリの動力取り付け前後位置を追求したものの、それでも少し触れてしまっている感じでしたが、ひとまずC140やそのS字、手作りカントなども通過してくれました。
ただ、ポイントの挙動などはもう少し試運転を続けます。また、おそらく推進運転時はスカートが内側にたわんで、台車の首振りと干渉しやすくなるかも知れません。

とりあえず走ってよかったです。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・
次にED78です。


特高圧線の向きに対して、この向きの前面にジャンパ栓2つがきます(たぶん)。


EF71はこの位置になります(たぶん、、、)。

ED78のトレーラーには、BトレEF71に付いていたスカートを使いジャンパ栓がたくさんついている姿を表現しました。



庭坂の大カーブのイメージで。




山峡の駅を俯瞰するイメージで。

スイッチバックの峠駅のイメージ。

スノーシェッドを駆け抜けます。




よく走るようになったので、当鉄道でも運用の出番が増えそうです。

【記事の目次はこちらをご覧ください】
【Bトレ製品の索引はこちらをご覧ください】

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