いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】クハ481-200上沼垂色

改造というか塗り替えの記事です。

Bトレの485系上沼垂色は人気があります。これは485系としては最末期まで走り続けたことや、青森から大阪まで広い区間を長期間に渡って走り続けたことなどがあると思います。自分としても、数ある485系の塗り替えの中で一番好きです。日本海の海の色、雪の色のイメージにぴったりな爽やかな塗色だと思います。

Bトレでは、初期のエクスプレスシリーズ以外だと、ベストリピート7(ボンネット)、キオスクスペシャル3(電気釜)で、この上沼垂色485系がラインナップされました。

当時の485系色替えのラインナップは、全国発売のベストリピートと、東日本限定のキオスクスペシャルでの発売に分かれました。後者は、生産数などの面で全国区の商品よりは入手が大変だったのでしょうか?

・上沼垂(ボンネット)→ベスリピ7
・上沼垂(電気釜)→キオスペ3、(エクスプレス)
・かがやき→ベスリピ6
はくたか→ベスリピ6、(エクスプレス)
・ひたち(電気釜)→パート16
・ひたち(ボンネット)→ベスリピ7
・白山(電気釜)→パート16
・白山(ボンネット)→ベスリピ7
・あさま489→キオスペ3
・レッドexp(ボンネット)→セット売り
・レッドexp(電気釜)→ベスリピ6
・スーパー雷鳥しらさぎ→セット売り有
・ビバあいづ→ベスリピ6、キオスペ11
会津あかべこ→キオスペ4
・勝田イルカ頭ライト無→ベスリピ6
・勝田イルカ1500ライト→キオスペ3
・かもしか→キオスペ4
・3000番代→キオスペ

周回遅れユーザーの体感としては、揃えやすい順に、

セット売りしたもの>パート16やベスリピ収録>>>キオスペのみ収録

この視点で見ると、当鉄道で不足しているのは、いずれもキオスペです。

・上沼垂電気釜
エクスプレスやボンネット弾で中間車は割と充実するので、クハだけがレア化している。全国区の人気。

・あさま489
レアだが、特急エンブレムがある姿なので、それほど欲しくない。実車もマイナーな部類ではある。

会津あかべこ
かなりレア。実車は全国人気とは言い難いが、ビバあいづよりも人気は高そう。上野乗り入れ実績もある。欲しいが中古で出会えない。


↑中間車が欲しいです、、、。自分で塗れそうですが、、、。

・勝田1500
他弾のライト無しと混ざって、全体的にはそれほどレアではない印象はある。1500ライトのものも出会いやすい印象があるのは、実車人気がそれほど高くないから?

・かもしか
だいぶレア。クモハが再現できない点で、少し食指が鈍る面はある。実車もマイナーな部類ではある。

・3000番代
複数回製品化されたものの、エラーなどでややこしいことに。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・

さて、やたら前置きが長くなりましたが、上沼垂色を塗るにあたって、缶スプレー派(エアブラシ技術がないだけ)の当鉄道で悩ましいのは調色です。

以前のリゾートエクスプレスゆうでは、微妙な中間色が、アサヒペンのクリエイティブカラースプレーというシリーズにありました。今回探してみると、ピーコックグリーンという色が上沼垂色に近いように見えました。


雑過ぎますが、段ボールに吹いてみたところ、割と製品版Bトレの上沼垂色に近いようです。ちなみにこの青はクレオスのコバルトブルー、明るい方の水色はアサヒペンのミントグリーンです。これは明る過ぎます。


まず種車ですが、183-800系のクハが一両だけありましたので、これを使います。貫通型はなかなか貴重です。


クレオスのコバルトブルーを吹きます(この色、明る過ぎたので後で変えました)。この色は、横須賀線E235系を塗った時の色です。

このブログでも何度も記事にしていますが、とにかく塗装が下手です。ただ、原因はただ一つ「吹き過ぎ」です。
量の吹き過ぎ、距離の近過ぎ。頭ではわかっていても、一回で色をつけようとしてしまったり、天気や夜の悪条件で色味もわからずに吹いている時もあります。

今回も、サフをやり過ぎてしまいました。特急型のお面は、吹きすぎると特急三角エンブレムや、タイフォン周りに溜まってしまいますので要注意です。


さて、上沼垂色の帯の太さですが、濃い方は1.5ミリ幅マスキングテープ、薄い方は2ミリ幅で、概ねオッケーに思いました。ポイントは濃い帯のお面部分がライトやマーク下から、テールの半分くらいにかかる感じかと思います。上記だと少し太すぎるのかも知れませんが、自分で綺麗にマスキングテープを切り出す技術はないのです。


マスキングしました。


アサヒペンクリエイティブカラースプレーのピーコックグリーンを吹きました。このスプレーは精密模型用ではなさそうですので、塗膜や他塗料との相性など心配ではありますが、調色ができない自分はこれに頼るしかありません。

吹き出し口はかなりワイドですが、逆に一点への吹き溜まりを防ぎ、乾かしながら薄く何度も塗り重ねることをやりやすいようにも感じました。


マスキングしました。


最後はグリーンマックス小田急アイボリー(クリーム10号)です。お得用の大きい缶があるので便利です。マスキングを剥がしたところ、まあまあ綺麗に塗れました。


ですが、注意していたつもりのお面の側面の色が薄いです。Bトレ的に側面パーツと色の濃さが違うのは気になりますので吹き直しました。

お面の側面や運転台の前を塗る際は、そちらを先に塗るようにしています。正面を塗ってから端面を塗ろうとすると、正面が吹き過ぎになってしまいがちです。


さて、Bトレ製品と比べてみると、ピーコックグリーンが少し濃いものの近い色になったと思います。ですが、濃い青の方が明るすぎる感じになってしまいました。これのせいで、ピーコックグリーンとの色の差異も目立たなくなり、ただの太い青の一色にも見えてしまいました。


マスキングしなおします。


素直にブルトレの色の青20号を吹きました。
製品版Bトレには近い色になったと思います。

(ちなみにBトレエクスプレスシリーズ版の上沼垂色は、全体的に明るい色ですので全然合いません。)


良いのではないでしょうか。

金銀の色入れは、マーカーをタプタプに出してから爪楊枝で塗りましたが、ちょっとした加減で表情が変わるため難しかったです。


以前、ジャンクで見つけた緑色のJRマークインレタを貼りました。


連結器カバーや床下っぽいものをつけました。


出場です。


先日作った新潟カーペット車を脇役に据えます。




この200番代上沼垂色は、あまりBトレでの作例を見ないような気もします。
一両作るだけで、さまざまなな組み合わせで遊べるので便利です。

【記事の目次はこちらをご覧ください】
【Bトレ製品の索引はこちらをご覧ください】
【令和版Bトレインショーティー入門はこちらをご覧ください】
鉄道コム
↑ここをクリックして飛んでいただくと、より多くの方に見ていただけるようです。ご協力下さいませ。
にほんブログ村 鉄道ブログ Bトレインショーティーへ
にほんブログ村

鉄道模型ランキング