いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

BトレのSLのディフォルメについて

【記事の目次はこちらをご覧ください】

Bトレは、基本的に全ての車両が全長60ミリに短縮されています。ただ、全体をまんべんなく縮小するのではなく、「人がちゃんと乗れる」ようにドアやボックス席のサイズは確保しつつ、「席や窓の数を減らす」ような設計思想であるとムック本で読みました。ドアが開く構造を担保するために戸袋窓なども省略しないそうです。

これは同じ窓などが繰り返す、電車や気動車などには適用できても、流線型の先頭車や新幹線には適用しにくく、製品化の苦労が見られるものもあります。また、ショーティーを自作改造する際にも、ここは楽しくも悩ましいポイントです。

そんな中で最も悩ましいのがSLです。

走るためのアナログ装置の集合体であるSLは、それぞれの部品に意味があり、省略しにくいものばかりです。
また、D型蒸気であれば4軸の動輪そのものがアイデンティティーなので、それを減らすのも気が引けます。

そんな視点でBトレ製品でトーマスと並んで唯一のSLであるデゴイチを見ると、「テンダー以外の部分を60ミリにする」という設計思想が見て取れます。

これはBトレアレンジのもう一つの問題である「2両1組のEH10やEH500をどう考えるか」に関わってきます。

テンダーは機関車本体なのか、別なのか?

「別」であることを選んだBトレ公式では、機関車本体の60ミリ+テンダーで、デゴイチの全長が85ミリ程になっています。

BトレのDD51もDE10も同じ60ミリであることに慣れてしまった自分としては、Bトレデゴイチは長いなあ、とも感じます。

実車について調べると、
D51の全長は19,730ミリ
C57は20,280ミリ
EF65は16,500ミリ
EF81は18,600ミリ
DD51は18,000ミリ
DE10は14,150ミリ
スハフ12は21,300ミリ

BトレではEF65もDE10もスハフ12も同じ60ミリですので、デゴイチなどのテンダー機関車もテンダー込みで60ミリ程度に収めたくなります。



とりあえず走りのことは考えず、18000円プリンタでC57的なものを適当にモデリングして出力してみました。やはり60ミリは苦しく、テンダー込みで全長70ミリになりました。

肉厚の不足や宙に浮いたところなど、出力がボロボロになっています、、、。


485系と並べてみます。
昔の食玩のおまけのようです。


Bトレ純正のデゴイチ、Bトレトーマス改造のC11と並べてみます。
ボイラーを細くしすぎて、なんだか世界観が合いません。


長さの比較です。




12系との組み合わせの比較です。C11にはショーティーながら安定感があります。


モデリングが下手すぎて、ショーティー化以前に以下を直す必要があります。
・ボイラー細すぎ
・テンダー幅広すぎ
・煙突細すぎ
・その他いろいろ

一応収穫としては、以下のポイントを押さえれば、なんとなくC57に見えるのがわかったことです。
デゴイチより細いボイラー
・ドームの形
・テンダーまで伸びたキャブの屋根

かなり気長に続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/03/06/200257

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【Bトレ改造】オリエント急行を作る9

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/26/090655

オリエント急行の荷物車を3Dプリンタで作り、タミヤのダークブルーで塗ったのですが、少し黒すぎるようです。

ピースコンでの調色ができないので、ダイソーのアクリル絵の具で筆塗りし、印刷した表記類を貼ってみました。

さらにそこにクレオスのトップコートを吹きました。

トップコートとはなにか分かってなかったのですが、シールなどの上から吹いても大丈夫なもののようです。

だいぶツヤツヤになりました。


まだ6両ですが、オリエント急行っぽいバラエティに富んだ編成になってきました。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/09/05/220323

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【Bトレ改造】オリエント急行を作る8

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/23/181647

Bトレオリエント急行製作ですが、フル編成は大変ですので、当鉄道の有効長に合わせた6-7連くらいに仕立てて参ります。

寝台車、控車、プルマン食堂車と来て、次に入れたいものは様々ありますが、編成のアクセントとなるのは荷物車です。

全く知識がない中で写真だけ見ていると、以下の特徴があるように思います。
・車体断面が他より小さい?
・ドーム付き(何のためにあったのでしょうか?乗客用?保線用?しかも、日本運行に際し、小さく作り直されたそうです)
・大きな扉が3枚
・左右の窓配置は非対称

断面が小さい?ので編成写真の中でも大変目立ちます。

これだけ個性的なら、多少雑でもそれっぽくなると考え、3Dプリンタで車体ごと一体成型することにしました。

←なんと18000円です。

積層ピッチを0.5ミリにするようにしてから、平滑性はだいぶ良くなりました。が、窓上の空間を樹脂が渡り切れないのは相変わらずで、印刷スピードを上げてみたのですがダメでした。補強を入れると、逆にこれを除去するのが難儀になるため悩ましいところです。
ここはエイヤでパテで整えることにします。


雑です、、、
でも、「それ」にしか見えない形状ではあります。



パテも金も厚塗りして細かい傷を消そうとしています。

なお、CADの知識も少し増えたこともあり、寝台車の屋根を作り直しました。


左から、初号機、作り直し屋根、カトーの製品切り繋ぎです。屋根を低めに、リブを繊細にしましたが、これ以上の細い凸はプリントできませんでした。




塗装して、紙に印刷したエンブレムを貼りました。
タミヤカラーの「ダークブルー」を使いましたが、ちょっと黒すぎるようです。

ステップはアルミホイルに両面テープを貼って作りました。文字類をどうするか悩ましいですが、おいおい考えます。

とりあえず明確に形の違う客車が一両増えましたので、当鉄道におけるオリエントエクスプレスの運行を開始したいと思います。





あとは散発的に続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/28/224955

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SL大樹のC11と日光鬼怒川観光について

東京からほどほど近く、それでいて中々簡単には行けない日光、鬼怒川。ここに走る東武蒸気機関車列車「SL大樹」に乗ってきました。

※今回の記事はBトレと関係ありません。
【記事の目次はこちらをご覧ください】

北千住からはスペーシアで1時間半、下今市に到着です。



いました。C11です。転車台での回転は終わってしまったようで、側線で準備をしていました。
生き物のような躍動感は、小型タンク車と言えども迫力十分です。


次位に連結された車掌車、そして14系座席車が最高です。

客車は車端部の荷物置き場があったり、中間にドリームカーを連結していたり、昔の簡易リクライニングシートだったり懐かしさ満載です。上野発の急行八甲田を思い出します。そして極め付けはハイケンスのセレナーデのチャイムを連発。これは涙なしでは聴けません。

下今市を発車。
思った以上にたっぷりと時間をかけて進んでいきます。沿線から手を振る人々も。SLが地域に与える活力は絶大、となにかの記事で読みましたが、まさにその光景が目の前で展開されました。





東武ワールドスクエア駅で下車。
カントのかかったカーブのホームから、曲がりくねった上り勾配を見据えるC11。最高にカッコいいです。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・
SL大樹は、下今市鬼怒川温泉の短い旅程を1時間ほどかけて、週末に1日3往復しています。その間の転車台作業なども見せ物の一つとしています。

これは観光地の1アトラクションとしては最適なアレンジに思えます。
高崎から水上や、熊谷から秩父などの本格的な距離を乗るのは鉄道ファン以外には、時間的にも料金的にも少し重いかも知れません。また、帰りのことも考えなければなりません。

日光・鬼怒川温泉エリアの中で完結し、時間も距離も料金も程よいSL大樹は、観光の目玉として大きな可能性を持っていると感じました。

東京から箱根と同じくらいの距離の観光地である日光・鬼怒川温泉。箱根のような「ひと繋がりの目的地」としてのブランドが定着すれば、もっと活気が出るような気がします。

箱根と日光鬼怒川を比べてみると、

●温泉は、箱根湯本・強羅他vs鬼怒川温泉

●自然は、芦ノ湖・富士山・大涌谷vs華厳の滝・鬼怒川ライン下り。

●歴史は、箱根関所vs日光東照宮

●子連れには、ユネッサン彫刻の森vsワールドスクエア・巨大迷路・猿軍団・日光江戸村・ホテル三日月。

●乗り物は、ロマンスカー・登山鉄道・ロープウェイ・海賊船vs SL大樹

●グルメは、蒲鉾・温泉饅頭黒玉子vs宇都宮餃子?

その他、多数の美術館など、オシャレさで箱根に水を開けられていますが、子連れアクティビティとしては日光鬼怒川は負けていない気がします。

以下、完全に余計なお世話だと思いますが、日光・鬼怒川がこうなったらいいな、を妄想してみました。

1-「日光・鬼怒川子連れで大冒険!」のようなメッセージを打ち出す。

2-東武特急リバティを、徳川埋蔵金にあやかった金色、キッズスペースやビュッフェなどの特別車両を連結したフラッグシップ特急列車を1編成作り、浅草〜東武日光鬼怒川温泉間に途中分割で運転する。

3- SL大樹に接続して、ワールドスクエアや鬼怒川温泉に連れていく。

4-江戸村、鬼怒川の日帰り温泉、巨大迷路、ワールドスクエア、日光東照宮、杉並木などを巡回バスか、東武日光下今市鬼怒川温泉間のシャトル観光列車で周遊させる。

5-各観光地間で、徳川埋蔵金をテーマにした謎解きラリーを行う。

6-浅草・北千住発〜特急乗車往復、 SL大樹、各観光地の入場券をセットにした券を発売する。

などと妄想し、改めて地図をみると、鬼怒川と日光って思ったより離れていました、、、、。

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【Bトレ改造】オリエント急行を作る7(プルマン4158)

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/22/224102

エラー対応品のオリエント急行のボディを格安で手に入れたことをキッカケに軽い気持ちで始めたオリエント急行作りですが、だんだん後には引けない感じになってきました。

数百円で買ったのは、標準的な寝台車のボディのみ。両端の控車をなんとかでっちあげましたが、やはりオリエント急行らしい華のある車両が欲しくなります。しかし高価なカトー製品のセットを切るなんてことはできません。

そんな時、箱根のラリック美術館にかつて日本を走った食堂車が保存されており、カトーからもお土産として単品販売されていることを知りました。
オークションで探してもなかなかの高値。
一両くらいなら新品購入も、、、と思いましたが、それもなかなか出会えません。

そんな時にたまたま伺った土浦のキハモハさんで買うことができました!
http://www7b.biglobe.ne.jp/~kihamoha/serviceindex1.html


それにしても溜息が出るほどの素晴らしい出来です。。。

これに刃を入れるなんてことが許されるのか、、、

子供の頃、カトー製の北斗星だけが装備していたランプシェード点灯ギミックにどれだけ憧れたことか。これを超える工芸品のような製品が手元にあるのです。

しばらくは切らずに堪能して、他の車両の目処がついたら切ることにしました。


ボディを外します。


パソコンの画面で写真を切り繋いでイメージを膨らませます。
車端から最初の窓まで30ミリあります。これをつないだだけで60ミリです。
中央の金の枠がない窓とその下に輝くエンブレムを重視すると窓は3個にしたくなります。が、それ以上にドア横の楕円形の窓は他の車両にない重要な意匠です。結局そちらを優先すると、窓は2つあります、その真ん中にエンブレムがあるというアレンジにしました。


バラバラにされた車体。もう後戻りできません。


両端から窓一つ分を残し、わずかに隙間を確保してつなげます。これでも全長62ミリくらいになってしまいました。腰板を切り取り、エンブレム部分を挟み込みます。


控車、寝台車、そして豪華な食堂車。白い塗装も相まって、豪華列車っぽくなってきました。


下回りをバラすとこんな感じです。
素直に短くすればランプシェード点灯を温存できるかも知れません。


まず走りに直結する床板と台車を短くします。台車はプラのはめ込み式ですが、集電板が床板上に並行に配置された集電レールに確実に接してくれ、それでいて回転が重くなりません。これをBトレで自作しようとすると、なかなか上手くいかないのです。


集電レールを短くして中央を両面テープで仮留めしつつ配置します。


室内表現パーツのLED直後のところと、テーブル2つ分を直結させました。室内パーツは片方の端を製品通りの床板ツメに引っ掛け、反対側はプラ片を上から押さえ込むような形で接着しました。


できました。
カプラーは純正のアーノルドを外し、ポケットの先にカトーカプラーを直接接着しました。強度が心配ではあります。


ついでに控車2両も少しディテールアップしました。



だいぶ編成が充実してきました。
最初に3Dプリンタで作った寝台車の屋根が、食堂車よりも高すぎるので修正したいところです。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/26/090655

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【Bトレ改造】オリエント急行を作る6

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/19/083439



オリエント急行の日本運行時の控車、マニ50は比較的形が単純なので、練習を兼ねて3Dプリンタで作ってみることにしました。が、なかなかに苦難の連続でした。


↑肉厚が薄くて穴が。


↑積層ピッチ0.2ミリだと粗すぎてコルゲート状に。


↑積層を細かくし、出力スピードも遅くすると、窓の上を樹脂が渡りきれない。


↑窓や車内に支えをたくさん作ると、これが乱れたり、綺麗に除去できない。

結局、今回はまあまあ綺麗にできた積層0.2ミリの粗い物をベースにパテの超厚塗りでなんとかすることにしました。




↑涙ぐましい修正作業です。最終的には800番のヤスリでツルツルになった部分もできました。が、ディテールはほとんどなくなりました、、、。


銀に塗って屋根をマスキングします。屋根が銀なのかはわかりませんが、編成の他の車両と揃える意図です。


黄色の折り紙に両面テープを貼って、細く切って貼りました。なんだかちゃっちい感じです。


帯を細くして、出力した文字類も貼りました。
窓は黒ベースに銀の格子?を描いたものを車内側から貼りました。

文字のところの青ベースの色があわなかったり、シール感が剥き出しだったり、、、、いろいろツッコミどころが多いですが、初の3Dプリンタによるフルスクラッチ?としては、まあまあかなと思います。

これで、両端の控車と寝台車2両ができました。あとは、見栄えのする車両をいくつか入れて完成です。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/23/181647


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3Dプリンタで鉄道模型を作りたい4

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/02/11/232620

18000円の格安プリンタをポチり、いろいろ勉強しています。


これです↓

課題は以下の3点に集約されてきました。
1-どうやって欲しいカタチを設計するか?(CADソフト・fusion360の使い方の話)
2-どうやって、それを正しく、精密にプリントするか?(スライサーソフト・reptier-hostの使い方)
3-プリンタ本体や材料の扱い

fusion360の使い方については、もちろんちゃんとした方の解説をご覧いただいた方が参考になると思いますが、独学の身としては以下の初歩で躓いていました。

・「スケッチ」の概念
線を描くときにスケッチ作成でこのモードに入り、終わる時はスケッチ窓内のスケッチ終了ボタンを押す必要があること。
スケッチ作成を押すと、原点付近に「どの面でスケッチを描くか?のオレンジの平面」が出てくるのでコレをクリックしないとスケッチを書き始められないこと。これが意外にズームアップしていると気付かず、なんで描けないんだろう?と延々と悩むことになりました。
これらを理解してからは、スケッチ作成→描く→スケッチ終了→押し出しで立体化、とテンポよく作れるようになりました。


↑写真はフィレット機能を覚える前の作業状況です。屋根の端が酷いことになっています。

・画面スクロールのこと
ズームアップしてスケッチを描いていると、線が画面からはみ出します。ここで線の途中で手の平アイコンのスクロールボタンを押すと、描き途中の線がアイコンの位置に繋がってしまいます。これは地味に困りました。初心者はこういうところに躓くのです、、、。
マウスのホイールによるズームアウトでは同じ場所を拡縮するばかりで必要なところを触れず困っていました。が、実は描きたいところと反対側に離れた場所でマウスホイールでズームアウトすると、描きたいところをグッ!と引き寄せるように縮小することがわかりました。再度、描きたいところでズームアップすればOKです。これは地味に作業性が格段に上がりました。

その他、以下の機能を覚えるたびに、だんだん作りたいカタチを作れるようになりました。

・移動とコピー
十字アイコンの「移動」には、小窓内に「コピーを作成」というチェックボックスがあり、物体を増やすことができます。統合前の部品などはコピーして遠くに避けておくと便利です。

・ミラー
「作成」の文字メニューの下にありました。車体の半分だけ作っておいて、ミラーで複製すれば左右対称のものを作りやすいです。

・位置合わせ
「修正」の文字メニューの下にありました。これで位置合わせしてから、移動コマンドの直接数値入力で、正しい位置に移動するようにしました。

・尺度
「修正」の文字メニューの下にありました。倍率を入力すると拡縮できます。

・オフセット
ある面を選んで、その方向に物体を延ばすことができます。

・フィレット
線と線、面と面を指定した半径の曲線でなめらかに結ぶことができます。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・
さて、なんとかカタチのデータを作れるようになったところで、これをスライサーソフトを通して実際にプリントしなければなりません。

以下はマニ50を設計してスライス、プリントしてみた時の写真です。


肉が薄いところに穴が空いてしまいました。


薄い肉厚を修正して穴は空かなくなりましたが、表面がコルゲートのように凸凹しています。
溶きパテとヤスリで出来る限り修正しましたが、PLA材はなかなか削れず、限界を感じました。

これが18000円の3Dプリンタの限界かと思いきや、reptier-host側で積層レイヤーの厚み設定を変更できました。

ディフォルト設定では厚みピッチは0.2ミリ。これだと段差が目立ちます。いろいろいじると、ピッチ0.05ミリという設定ができました。

↑画面の下の方の+記号で新しい設定を定義します。この設定の積層ピッチを0.05ミリにしました。

この後、シェル肉厚という設定を0.6ミリにしたら、薄いところが印刷されませんでした。ので、0.8ミリに戻し、充填密度を100%にし、移動速度も上げてスタート!

いつもの5倍の時間(2時間半)がかかります。


写真上側が今回のものです。
積層は明らかに綺麗なのですが、糸引きが多いです。また、空間をまたぐところ(窓の上)などが崩れてしまいました。速度を遅くしたこともあり、隙間の上を樹脂が渡り切れないのだと思います。

これは設計でなんとかするしかなさそうです。

ただ、格安3Dプリンタでも相当に細かく印刷できることがわかりました。
まだまだこの格安機の可能性を探りたいです。

PET-Gという、PLA材の扱いやすさとABSの加工性を両立したものがあるらしく、使ってみたいのです。ベッド加温機能がないこのプリンタでもいけるのでしょうか?

※続きます↓
格安3Dプリンタのその後 - いまさらながらBトレにハマる


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