いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

EF65PFのつらら切り

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/02/27/230532

EF65の中でもPF型は直流電気機関車の優等生というイメージを持っています。ただ、あまりにもありふれた機関車だったので、ジョイフルトレインの先頭に立つのがこれだとガッカリした覚えもあります。

90年代の上野口で言えば、PF型は数多くの優等列車の先頭に立ち、やはりスターであったとも思います。
あけぼの、八甲田、津軽北斗星トマムスキー、エルムなどなど、、、。

そんなPF型ですが、Bトレでの入手はそんなに簡単ではなく、貨物色とのセット販売された2000番代以外は、アソート品か、絶版のブルトレセットを探すしかありません。

貨物色とのセットは、2000番代とは言え形状は同じなので問題ないのですが、JRマークが印刷済みなのと、ナンバーのシールが赤プレート、青プレートなどばかりで、普通の1000番代のシールがない、という悩みが生じます。

そんなわけでやっと見つけたアソート品?のPF型なのですが、N化しようと車体を眺めていたところ、なんとなく顔が違うのです、、、。

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右が以前に2000番代としての製品に過去の1000番代シールを見つけて辛うじて一両だけN化したPF型です。
左が中古で入手したPF型です。

顔の印象が違うな、とよく見ると、、、

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左はつらら切りがありません。

もともと右のものも含めて、Bトレのつらら切り表現はかなり控えめですが、やはりあるのとないのとは違います。

PFと言えばつらら切りと思い込んでいましたので、調べてみると、、、

つらら切り無しのPFが存在したことを知りました。

1969-79まで長きに渡り増備されたからPF型は、さまざまなバリエーションがあり、最初期の一次型1001-1017号機は、つらら切り無しで落成したようなのです。ただし、二次型以降はつらら切り付で落成し、一次型もあわせてつらら切り追加改造が行われたようです。ただ、ヘッドライトへのつらら切り追加はされなかったようで、これが後の一次型の特徴になっているようなのです。

というわけで、当該の中古Bトレは、おそらくつらら切りなしのサービスパーツを選んで組み立てられたものと思われます。
レアと言えばレアなのですが、、、普通のパーツで組んで欲しかったです、、、

一次型のつらら切り追加の時期は分かりませんが、もし二次型製造のころだとすれば、つらら切り無しだった期間は一年程度しかなかったことになります。かなり写真を検索したのですが、マイクロエースなどの模型製品写真以外は、実物のつらら切り無しPF型の写真を見つけることが出来ませんでした。

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↑いつか撮影したブルトレです。
前面のグリルはないですが、パンタは下枠交差ではありません。

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↑いつか撮った貨物です。1046号機、東北本線増発用の4次型だそうです。このバージョンから運転席内への扇風機が設置され(それまでなかったのか、、、)前面グリルが無くなったそうです。ちなみに落成時から下枠交差パンタになったのは、昭和56年製造の1056号機以降で、ナンバーもプレート式になったようです。

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ジョイフルトレインを牽引する姿です。

さて、そんなPF型なのですが、王道の機関車にふさわしい信頼性と安定走行のために、ポケットライン新動力へ更新することにしました。

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最近、調子の悪かったED75-1000の動力を更新したのですが、やるたびに勘所を忘れてしまい、動力とBトレ機関車ブロックの干渉に苦労しました。少し削りすぎてしまいました。

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機関車ブロックの前後の差し込み口周りを細くします。これでカトーのスカートassyの隙間からお面パーツの裏にリブを差し込むことができます。

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今回のポイントとしては、上の写真のところのリブを削ることです。ここは、微妙にポケットライン新動力のボディに当たるようなのです。

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側面パーツの差し込み穴は片側3つずつありますが、真ん中以外の穴の内側を削ることも必要です。ここも微妙に動力が当たります。

真ん中の穴の裏及び中央天井を横に伝うリブは、動力には干渉しませんが、ウエイトを積むスペースとして必要です。

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できました。

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期待通りの安定性です。

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カトーのスカートassyのおかげでヘッドマークもつきます。

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PF型が牽くジョイフルトレイン。特別感はないですが、関東の日常の風景が甦ります。

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