いまさらながらBトレにハマる

全盛期を過ぎてからのBトレインショーティーに出会い、ハマってしまった悲喜こもごもを綴ります。

Bトレ脱線対策やNゲージ化いろいろ

今回はBトレの脱線対策について、自分が苦労した点を綴りたいと思います。どなたかのご参考になれば幸いです。

Bトレ末期から入門した自分にとって、下回り関係の製品は揃い切っていた、というのは大きな幸運の1つでした。ただ、脱線対策への知恵という点では、なかなか検索しても情報がなく苦労しました。おそらく、その手の話題は2010年ごろより以前に何巡もして出尽くしていたのかも知れません。

Bトレは、(今は微妙ですが)単価が安く、玩具と模型の中間くらいのディテールでお子様が扱うのも手頃です。そして大きな魅力が、Nゲージ化して本格的に走らせられる点です。ただ、これはあくまで「Nゲージ化改造」が必要で、パーツをワンタッチで取り付けただけでは上手く走らないことも多いです。
もともと小型車両のNゲージ運転は、車重の軽さ、集電の難しさ、ウエイトスペースの不足、小径車輪による空転、全軸駆動やフライホイールを積むスペースの無さ、など難易度が高くなります。
自分も過去にHOnナローゲージをやっていた経験から、不具合を調整し続ける根気が多少は備わっていたのが幸いで、普通ならBトレに走り装置製品を取り付けて、うまく動かない時点で投げ出したい気持ちになると思います。
これが、Bトレの間口の広さと、実は小型車両のN化難易度が高いという矛盾かと思います。
これを乗り越えて、ショーティならではのリアル可愛い魅力や、スペースや価格面の手頃さから、鉄道玩具の運転を楽しまれる方が増えると良いと思っています。



Bトレの新品や、店頭で見つけた中古を数両買ってきて、さて走らせよう、と考えた時、まずおススメなのはカトー製の下回りです。

カトーの4軸動力(11-105〜107小型車両用動力ユニット Bトレインショーティー対応品)は、4軸集電(一輪ゴムタイヤ)、2軸駆動です。過去には同じ品番でモーター性能が低いもの(内部に抵抗を入れ、電圧を下げてから3V用のモーターを動かす?)があったようですが、今買える新品は完成度も高くなっています。これは基本的にあまり脱線しません。
カトーのトレーラー台車(11-097〜099小型車両用台車)も転がり抵抗が小さく優秀です。

これらを使う前提で、自分が脱線で苦労した点を綴ります。

なお、前提として当鉄道は以下の条件のレールになっています。
・トミックス の道床付きファイントラックを使用。
・C243とC280の複線エンドレスを基本として、時々C140.177.103も使用。
・ミニポイントP140-30は多用。
・レールをモジュール固定する際に強引に曲げて作ったカントあり。
・モジュール接続やレイアウトプランの無理ツナギのために、レールジョイント隙間が1ミリ空いている箇所あり。

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●脱線原因その1
「アーノルドカプラーのひん曲がり」
上記カプラーは標準でアーノルドカプラーが付いていますが、これは小さなバネでカプラーの向きをまっすぐ保つものです。
これが実によく引っかかって斜めになっているのです。

100均のケースに雑に車両を収納した後などは高確率でなります。この状態だと、通常レールは問題なく走りますが、ポイントでは高確率で脱線します。改善方法は簡単で、カプラーを手で引っ張り、向きを真っ直ぐ直してあげるだけです。簡単ですが、これはパッと見で気づかないことも多く、楽しい運転のストレスになりやすいです。自分はこれが嫌でカトーカプラーに交換しているくらいです。


↑これはバネを使わないで、従来のカプラーポケットにハマりますので、交換は簡単です。上記品番のものはジャンパ栓の表現もあり好適です。不要の場合はニッパーでジャンパ栓を切り落として使います。連結間隔も少し狭くなりリアルです。動力を編成の中間に入れる場合に、それより前側の「押される車両」は、前述のカプラーバネの効果で加減速時に不安定な動きになるので、このカトーカプラーで密着させた方が走行が安定するように思います。
ちなみにカトーカプラーには通常のナックル型と電車タイプの密連型があるので注意が必要です。

こちらは、構造上わりと連結解放がめんどくさいので、気楽に遊ぶための目的にはイマイチ向いてないように思います。

●脱線原因その2
「Bトレ純正シャーシの両端の干渉」
Bトレ15年以上の歴史の中でシャーシは何回も改良?されてきました。特に中古品などを買うと様々なバージョンのシャーシと出会うことになります。
その中でもシャーシ両端が二本細く突き出た形状(↓下の写真)は、カトー台車が高確率で引っかかりポイントなどで脱線します。

対策は、この二本の突き出た部分をニッパーで切り落とすことです。

また、シャーシ両端に四角い穴があり、ボディ組み立て用の黒いブロックの下端がハマる形状のもの(↓下の写真)は、ブロック下端の出っ張りがハマりきらずにシャーシが下方向にたわむことがよくあります。

これも対策はシャーシの四角い穴の根元あたりからバッサリ切ってしまうことです。



また、上述の黒いブロックの下端自体にカプラー首振りが引っかかる場合もあります。ブロックパーツの下端は切り落としてもボディ強度に関係ないので、除去しても大丈夫です。

また、よくあるのが中古で買ってきたボディの黒いブロックにダミーカプラー固定用の部位がついているケースです(↓下の写真)。

これは、別途にこの部分がついていないブロックパーツに交換するか、大胆にこの部分をカットするしかないのですが、その切り方が半端だと上記のような引っかかりが生じます。
そもそも初めてBトレをNゲージ化する際に、このダミーカプラーポケットがついていると、いきなり悩みますよね。

●脱線原因その3
「先頭車スカートとカプラーの兼ね合い」
基本的に先頭車をN化する際は、スカートをまるごと外してしまってカプラーを活かすか、スカートとダミーカプラーを活かして、台車の本物のカプラーは根元から切り落としてしまうか、の2択だと思いますが、うまくやるとスカートの隙間からカプラーを活かしたまま出すことができます。ただしこの際も、スカートの一部を切り欠いたりする必要があり、それが不足すると普段はうまく走るように見えてもポイントで脱線したりします。

●脱線原因その4
「台車の首振りピンの問題」
Bトレシャーシとカトー台車のピンは、概ねユルい感じになっており、外れやすいことがストレスになります。これを嫌って、ピンに爪楊枝を指して固定する、などのテクニックがありますが、これにより首振りが渋くなることで脱線原因になることがあります。特に編成の先頭車の一軸目は、台車のレール追随性が重要になります。

●脱線原因その5
「車輪軸のズレ」
これはBトレに限ったことではないですが、車輪の外側の軸がズレて、車輪が回らなくなっていることがあります。まあ、カトー製の台車ではあまり起こりません。

●脱線原因その6
「押しすぎ」
これもNゲージ同様ですが、モーター車を入れる位置は、「モーターが他を引っ張る」方が脱線しにくくなります。編成の後ろの方にモーターがついていると、その前の車輪は押されることになり、安定性が減ります。個人的感覚では、電車編成などで真ん中に動力を入れた際に、それより前のトレーラー車を安定して推せるのは4両くらいまでのように思います。

●脱線原因その7
「複数モーター車の入れ方」
上記のカトー製動力は、一両あたりで動かせるトレーラー車は4両くらいが限界です。当鉄道ではなんとか6連までは補重したカトー動力1両で運転するようにしています(動力は高いので、、、)。動力を2両入れる際は、隣接して編成に入れるようにしています。そうしないと、2両の動力の特性の違いで挟まれたトレーラー車やカプラーが脱線するリスクが生まれます。2両のモーター車はMM'ユニットにしておけば、リアルな編成組成にも役立ちます。

●脱線原因その8
「速度超過」
まあこれは言わずもがなですが、Bトレは集電不良によるエンコを避けるためにスピードを出しすぎる傾向があるかも知れません。

●脱線原因その9
「勾配、カーブとポイントの連続などのレイアウトの問題」
これは自分も未だ研究中なのですが、やはり線形の影響は大きいです。Bトレと言えど、C177とC140でS字を作った際などには脱線する場合もありました。
ポイントについてはこちらもご覧下さい↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/05/17/005756
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/01/11/180808

●脱線原因10
「ウエイト不足」
やはりこれは大きな脱線原因の1つです。特に貨物車両などは車体が軽く脱線しやすいです。電車などの場合、自分はミニ四駆用のウエイトを、先頭車の最初の台車のピン上にひとつ載せてポイント突入時に脱線を防ぐようにしています。

というわけで、脱線対策というよりは実はN化する際のコツなのかも知れません。冒頭にも書きましたが、Bトレは玩具的な間口の広さとNゲージ化の奥深さを持っていますが、後者は意外にいろいろコツが必要です。少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。

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