当鉄道では車両のディテールは(腕がないため)そこそこにして、走らせることを重視しています。
そんな中で手強いのが貨車です。
今回はBトレの貴重なタンク車製品、タキ43000とそれの走行台車で苦労したお話です。
●タキ43000
●発売:セット売り(2013年)
●最近の入手難易度★☆☆☆☆
タンク車は未だに新品の箱を売ってるのを見かけることがあります。調べていて知ったのですが、最高速度95km/h対応のタキ1000もBトレでラインナップされており、見た目はほとんど同じながら、なんと完全別金型製品でした。
左がタキ43000、右がタキ1000です。後者は塗り分けの位置でパーツが分割されていたり、ハシゴが別パーツでなかったり、台車レリーフが違ったりします。そもそもタンクの大きさが違います。
メーカー様には、この金型を別々に掘る余裕があるなら、、、もっと別形式のホキやセキを製品化して欲しかったです、、、。
さて、Bトレの貨車ですが、とにかく脱線しやすいです。要因は、車体の軽さと「走行台車F」の特性によるものに思えます。
走行台車Fは、通常のバンダイ製トレーラー台車である「走行台車」よりも小さく、台車レリーフの取り付け溝は下側にストッパーとなる部分がないために下にズレ放題となります。これにより、ポイントを通過する際に下にズレた台車レリーフとレールが接触する事故が多く起こりました。
写真の右側の台車は、カトーの小型車両用台車(通勤2)を無理やりつけてみたものです。
台車取り付けピンの両脇に上側に出っ張った部分があり、タキのシャーシ側のモールドに引っかかります。このモールドを除去してしまえばカトー台車の取り付けも可能かも知れません。
走行台車Fとカトー台車を比べると、前者は取り付けピンや車輪の高さから上には、何もはみ出ない設計になっていることがわかります。
なお、写真のカトー台車は、カプラーポケットにカトーカプラーを固定した上で接着し、カプラーより上の部分は切除して、干渉リスクを減らしています。もし、タキにカトー台車を使うときは、この加工は必須かも知れません。
この写真は、タキとコキの新旧商品を並べたものです。いずれも台車ピン穴周りが一段高くなっており、この部分だけで言えば、走行台車Fもカトー台車も取り付け可能な設計のようです。ただし、タキとコキ新製品はハシゴなどのモールドがカトー台車と干渉して使えません。
これらの写真は、バンダイの走行台車Tと走行台車Fの比較です。Tは床板付きになってからは集電板が省略されたのかどうかは分かりません。
この集電システムにより、Bトレ純正の室内灯やライトユニットが製品化されていたら、、、。考えるとワクワクします。
タキはやはり長編成で楽しみたいものです。が、上記の理由で安定性的にはかなり厳しいです。
やれる範囲としては、
1-台車レリーフが下にズレないように接着する。
2-タンク内に錘を入れて補充する。
さらにやるなら、ディテールを犠牲にして干渉するパーツを切除した上で、カトー台車を使い走行抵抗を軽くし、バンダイ4軸動力を積んだ機関車の重連で牽引力を確保すれば、16両編成くらいはいけるような気がします(やってないのでわかりません)。
当鉄道では6連くらいで運用していますが、なかなかの迫力です。
続きます↓
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