いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】12系やすらぎを作る1

ショーティージョイフルトレインを作り続け数年。出来はともかくとして、あの日夢中になって追いかけた列車たちが揃ってきました。

今から思えば一瞬の花火のように広がり、消えていったジョイフルトレインたち。全盛期はやはり90年代前半だった思います。

「機関車交換の手間が」「速度とダイヤが」というお決まりのフレーズで解説され、2000年代は電車式のジョイフルトレインだけが残っていきましたが、そもそものお座敷団体旅行の需要自体がなくなったのか、このジャンル自体が急速になくなってしまいました。

シルフィード」も「ゆう」も非電化路線乗り入れ用の対策がされていたあたりを考えると、客車列車運用の需要もまだ高かった時代なのかも知れません。

さて、90年代に追いかけた関東圏〜東北〜中部のジョイフルトレインショーティー版ですが、以下のラインナップが揃いました(出来はそれなりですが、、、)

北から、ふれあいみちのく、オリエントサルーン 、カヌ座、シルフィード、くつろぎ、白樺、サワ座、スーパーエクスプレスレインボー、江戸、サロンエクスプレス東京、ユーロライナー、サロンカーなにわ、、、。

90年代初頭に限れば、この地域で作ってないのは、「やすらぎ」「ゆう」「オク座なごやか」「ナコ座」「ミト座ふれあい」「パノラマエクスプレスアルプス」および気動車JTに絞られてきます。

次に作るのは「やすらぎ」にしました。


これは当時の関東では最も出会いやすかったJTの一つで、凡庸なEF65PFが牽いてきた際には、フィルム温存のために撮影しなかったこともあるくらい「普通」な存在でした。

高崎よりも地元に近い尾久に配置されながらも、なぜかなかなか出会えなかった「レインボー」の有り難みとの差は歴然で、当時のタミヤのラジコンになぞらえると、レインボーは「ホットショット」なのに対してやすらぎは「グラスホッパー」だったのです。
、、、という例えを何度か記事に書いているのですが、伝わるでしょうか、、、。

しかしよく考えてみると、出会いやすいということは、やすらぎの稼働率の高さの証明に他ならず、当時のお座敷列車貸切団体旅行の旺盛な需要を物語っていたのかも知れません。

今になって改めて見てみると、やすらぎは高崎の各種特別な機関車との相性が良く、ゴハチも似合います。また兄弟車?の「くつろぎ」との併結も見られ、模型的にも楽しい要素を多く持っています。

ディテール的には、展望車の製作が最難関なのは間違いないですが、中間車のドア埋め+窓あけ、サロン室の大窓、スロフのドア横の小窓など特徴が多く、作るのは大変です。
マイクロエースから大変高価な製品が出ており、「江戸」ほどはレア化していないことから、今回は出来る限り安い中古品の種車を探しておりましたが、やっと見つかりましたので着手しました。

素晴らしい出来です。毎回、拙い技術で刃を入れるのはためらいます。


基本的な構造はトミックスなどと同じようです。屋根は一体成型でした。


久しぶりの当鉄道の車両工場稼働ですので、中間車で練習しました。

ハイパーカットソーではなく、ニッパーで大まかに切ってから、400番スティックヤスリで追い込む方法にしました。
ハードタイプか、ソフトタイプを使うかは迷うところですが、今回はハードタイプを使うことで端だけが斜めに削れるのを防げた気がします。


ジョイフルトレインは窓埋め箇所も多いので、60ミリに収めるための調整できる余地も多いです。


展望車の切り方を検討します。
ジョイフルトレインの展望室は斜めになっていることが多く、真横から見た時の面積が小さめになりがちです。ぴったり全長を60ミリに合わせると、印象としてはもっと短いものになりがちですので、62-3ミリくらいに調整します。

展望室側面の大窓を多めに残すか、ユニット窓を残すか、小窓を残すか、、、。

いずれも若干長すぎる感じではありますが、これ以上追究するなら、青い斜めラインのところを縮めて再塗装しなければなりません。


この3パーツをギリギリまで削る方針にしました。


まだ長いです。


各部をかなり削り、なんとか60ミリ強になりました。隙間の精度はあいかわらず上がりませんが、端面の屋根の部分はグレーに塗ることでつなぎ目を少しでも目立たないようにしました。


ジョイフルトレイン比較です。
切りつないで作っているサロン東京、なにわ、ユーロともども、隙間が大きくなってしまいましたが、当鉄道クオリティ的にはこれでも上出来です、、、。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2023/04/16/172231

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