久しぶりにジョイフルトレインを作ります。
当鉄道のイメージは90年代の関東〜甲信越〜東北という感じで、だいたいそちら方面の列車を作ってきました。
出来はキビシイものからまあまあなものまでありますが、サロンエクスプレス東京、ユーロライナー、スーパーエクスプレスレインボー、オリエントサルーン、ふれあいみちのく、カヌ座、サワ座、シルフィード、少しJTから離れると、ばんえつ物語、14系リゾート、ホリデーパル (製品)、夢空間、オリエントエクスプレス88があります。
作りたいのは、サロンカーなにわ、江戸、やすらぎ、くつろぎ、パノラマエクスプレスアルプスなどです。
上記は全て製品化されていますので、それを短縮するのが一番出来がよいものを作れるのですが、ジャンクでは入手できず、かなり高価なものが多いです。
特にマイクロエース の江戸、やすらぎは、レア化しています。買えないものは無いのと同じですので、潔く自作することにします。
江戸はED77牽引の写真が残っています。
交流機とも似合う客車です。
やすらぎはなにかと作例が多そうでしたので、あまり作例を見たことがない江戸を作ります。
今回、スロフの展望室に、余剰気味となる後期型12系のお面を削りながら使うことを考えました。Bトレ純正黒ブロックも使いつつ、腰部の形状をスハフのお面から削り出し、利用する案です。これは製品の構造を利用するので歪みが出にくいメリットがあります。
が、Bトレお面パーツは透明で割れやすく、失敗しました。。。
さらに、12系改造失敗あるある?で、埋めるべきドアの反対側に手をつけてしまいダメにしてしまうという愚行も。
気を取り直して、しっかり計画を練ってから手をつけます。
1-Bトレガラスパーツのスナップ構造は利用せずに、接着剤で組み立てる。
2-スロフの車掌室連結側のお面パーツは製品の通り、別パーツのままにする。
3-側面パーツの窓とドア埋めは、屋根と側板の組み立て前に終わらせておく。
4-屋根と側板は接着剤で固定し、車掌室側だけはガラスパーツの下部(シャーシ爪ひっかけ)と黒ブロックを取り付ける。これにより車高を安定させる。展望室側は可能ならシャーシ爪引っ掛け部だけは接着することを狙う。
5-上記のように窓パーツは組み立て構造に寄与してないので、窓を外した状態で塗装ができる。(車掌室の窓はマスキングしておくか、お面ごと外しておく)
6-展望室上部の傾斜は、屋根パーツを斜めに削り利用する。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・
まず、側板を処理します。ドアの高さの位置を展望室側面窓の上辺として、切り欠きます。そこに斜めにAピラー?1mm角棒で貼り付けます。
窓は片側だけ埋めます。これは、両スロフでそれぞれ反対側が埋まっており、編成にした時に埋めた側が揃うようになっているようです。「江戸」の特徴的なS字のマークは、窓が埋まってる側では完全形に、反対のユニット窓が残された側では窓とマークが干渉します。
Aピラー?の上の方の屋根の高さより少し低いあたりから角度を変えてカットし、ヤスリで削った屋根のテーパーとつながるようにします。、、、と言っても、後で屋根と組み立ててからまとめてヤスリで整えます。今回もヤスリスティックが大活躍です。
展望室前面腰部の構造を、3mm角棒から削り出して貼り付けます。ここは高さ方向や前後方向に歪まないように気をつけます。
後退角は角棒にカッターを押しつけて切った後にヤスリで整えましたが、少し平面的な印象になってしまったかも知れません。
展望室側面の窓と同じ上辺の高さに1mm角棒で窓枠を作ります。適当に曲げて、Gボンドで仮固定しつつ瞬着で固めました。
車掌室側は窓が外れない一体構造なので、窓をマスキングして加工を進めます。窓に大きめのマスキングテープを貼ってしまい、窓の形を鉛筆でなぞり、大きめに切り出してHゴムあたりまでカバーしつつ爪楊枝で位置を微調整すると、上手く行くようになりました。
展望室腰部の板の高さは3mm角棒だけでは足りず、その上に1mm足しました。各部を瞬着カラーパテとタミヤの効果促進剤で固めて、ヤスリで慣らしてから、サフ500番→クレオスのレッドを吹きました。
ついでにオロ12も1両作りました。ドア埋め左右1箇所ずつ、窓埋め片側1箇所なので割とシンプルな作業でした。
赤部分をマスキングして、グリーンマックス のクリーム 10号を吹きました。
裾部の赤は、ドアデッキ部までは及んでいないので注意が必要です。
残っていたfarbeの青15号を吹きマスキングを剥がします。
展望室側面窓上のクリーム 色ラインを忘れてしまいました。。。修正するには何工程も増えてしまいます。。。
全体をマスキングして屋根にタミヤの佐世保海軍工廠グレーを吹きました。
透明PET板にカッターで筋を入れ3面窓にして、現物合わせでカットします。
固定したい位置にマスキングテープで仮止めしてから、裏から窓の境目に木工ボンドを爪楊枝の先で付けます。強度はそれなりですが、現状これ以上の方法が思いつきません。
側面窓などをつけます。スロフは展望室隣のユニット窓を除いて固定窓化されていますので、Bトレについていたものをヤスリで削り、最終的には1500番くらいでなんとか磨りガラスくらいの透明度に磨きました。
一つ残されたユニット窓はシャーシ爪がはまる部分も一緒に切り出して接着しました。これで車掌室側左右と、展望室側片側の3点でシャーシを保持しますので車高がかなり保たれます。
展望室窓には細く切って青15号を塗った帯材を貼り付けました。
一通りできましたが、展望室窓裏の木工ボンドがかなり目立ってしまいました。これは後で修正しようと思います。
簡単な室内表現をしてみました。
展望室の後ろの壁の模様は、サロンエクスプレス東京と同じく「森の模様??」のようです。
展望室窓の木工ボンドが汚かったので全て剥がして窓枠だけに薄く塗る方法でやり直しました。予想以上に強度は高かったのでこれでオーケーのようです。もちろん棒で突けば外れてしまいます。
なかなか可愛いです!あと4両作る情熱が残っているか、、、それが問題です。
各種ジョイフルトレインと記念撮影。
ショーティーなので解釈の幅はありつつも、オリエントサルーンの傾斜の大きさに比べ、今回の江戸は少し傾斜が立ちすぎている感もありますが、いまさら直せませんので2両目もこれで行きます。
続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2022/06/03/212801
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