三大ジョイフルトレインと言えば、サロンエクスプレス東京、ユーロライナー、サロンカーなにわです。たぶん、、、。
80年代、東京、名古屋、大阪のそれぞれの鉄道管理局が手掛けた新しい価値観の列車たちは、大きなうねりとなり、各地に個性豊かな団体臨時用列車を生み出していきました。
令和4年現在、サロンカーなにわが現役で走り続けていることは奇跡のようなことです。これはお召列車としての機能も備えたことも関係しているのかも知れません。
話は変わって、当鉄道のジョイフルトレイン群ですが、東日本のものは結構揃ってきました。
盛モカ「ふれあいみちのく」、仙セン「オリエントサルーン」、新カヌ「カヌ座+サロン佐渡」「シルフィード」、高タカ「くつろぎ」、東オク「スーパーエクスプレスレインボー」「江戸」、金サワ「サワ座」、海ナコ「ユーロライナー」、、、
いよいよ西日本に入ると、大御所のサロンカーなにわ、ゆうゆうサロン、あすかなど千両役者が待ち構えています。
まずはやはり代表格のサロンカーなにわに手をつけて行きたいと思います。
古いトミックス製品は比較的バラでも入手しやすい印象がありましたが、サロンエクスプレスやユーロライナーほどには気安く転がってはいませんでした。
また、この歳になって初めて知りましたが、サロンカーなにわは金帯塗装が途中で黄色に変更されていました。そういえば妙にトワイライト色のEF81に似合うなあと感じていましたが、当たり前ですね。
しかも塗装変更は90年代の前半らしく、もはや黄色時代の方がずっと長くなっています。
悩みましたが、やはり「なにわは金」という固定観念があり、メルカリで手頃なジャンク品との出会いも手伝って、当鉄道のサロンカーなにわは金色で行くことにしました。
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今回の新兵器は100均のトレーです。全ての材料をここに入れて作業することで、まわりに粉が飛び散るのを防いだり、パーツを失くすのを防げたりします。
残したい部分にマスキングテープを貼って保護しつつ、ギリギリのラインをハイパーカットソーで切っていきます。だいぶこの作業にも慣れてきました。
上の写真は、窓枠の縦線を切りつなぎ位置にして、切りつなぎ線を目立たなくする基本テクニックをやろうとして、窓枠が細く残ってしまった図です。
窓枠は切除してしまい、断面を400番のハードタイプのヤスリスティックで追い込みます。
なにわのボディ色は濃い緑で、成型色はグレーです。自分の技術力では切りつなぎの合わせ目の隙間は結構空いてしまうので、断面を緑に塗っておきます。これで多少はつなぎ目が目立たなくなります。
窓ガラスをつなぎ目をまたぐような長さに切ってから接着し、それを頼りに他の部分も接着します。クーラーは適当につなぎ目の上に配置して、少しでもつなぎ目への意識が薄くなるようにしました。
適当な下回りに乗せました。車高が低いせいもありますが、類似形状のふれあいみちのくとはまた違ったカッコよさです。
集合写真です。
さて、反対側のスロフです。この手の作業はテンションが落ちないうちに一気にやってしまわないと、次の手が動かなくなります。
モデルを見てビックリしたのですが、バーカウンター?のところの窓がこんなに埋まっているとは、、、!カッコいいですが、短縮改造泣かせです。
普通は左右の側板の切り位置を変えて、特徴ある部分を残すのですが、今回のトミックスの種車は屋根も一体成型です。屋根の雨樋なども温存しながら、クランク型に車両を切断して合わせる技術力はありません。
諦めて反対側のスロフ同様に、展望室からふたつ分の長窓を素直に残すか、、、
まずは切断必須な部分の作業を進めます。
思い出したのは、pagos様の伝説のページ「Bトレインショーティーの改造」の昔の記事で多用されていた、窓周りの帯塗装をつなぎ目としてハメ込む工法です。
この写真のように切ります。
右の窓の左側窓枠のRは、はめ込む金の帯材のものを使います。
窓ガラスを当てつつ、最適な位置を決め、固定します。
端面を合わせました。
組み立てました。それっぽい雰囲気です。
技術の未熟さで、結構跡は残ってしまいました。
とりあえず2両ですが貫禄があります。
続きます↓
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