BトレDD51やDE10を走行化するには、バンダイ製動力ユニット5が必要ですが絶版となってしまいました。
このユニット自体も当たり外れのある製品で、スムーズに走らせるには集電系に整備が必要でしたが、それをやっても凸型ディーゼルはウエイトを積むスペースが少なく、箱型電気機関車ほどの牽引力を出すことができませんでした。
そこで超低速走行も可能で牽引力もあるポケットライン新動力を削りに削って、DD51の内部に収めたのが前回の記事です↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/07/29/200721
2軸ですが惰性走行するのでポイントでもほとんどエンコしません。強いて言えば停止後からの起動時に4軸の小型車両用動力よりは動かないことが起こりうるくらいでしょうか。
そんなわけでやはり走行が安定していると、運転の登板機会も増え、かなりの頻度で運用に入っています。
研究を進め、さらに小さいDE10にも収めたのが以下の記事です↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2022/01/02/193000
ここではポケットライン新動力の上側成形パーツを外しても走ることを発見し、不可能と思われたDE10への搭載を実現しました(内部とダイキャストを結構削りましたが、、、)。
この上側成形パーツを外した状態なら、前回のように苦労して削らなくてもDD51をN化できるのでは、というのが今回の記事になります。
結論から言うと、DD51ボディ内部のリブが挿さる丸い部分を四隅とも切り落としたところ、
、、
ぴったりハマりました!
この黄色い丸のところをニッパーで薄くスライスするように切り落としました。
ポケットライン新動力は上側成形パーツを外してしまっているので、接着剤などでのモーター固定が必要です。
車高も正しくなり、特に調整は必要なさそうです。
あとはカプラーと台車レリーフをなんとかすれば完成という、大変楽な作業となりました。
台車レリーフは、おゆまるレジン法で出来るだけ薄く複製し、サフ、黒を塗ります。
カプラーは、豪華にトミックスTNカプラーを使ってみようと思ったのですが、、、
余分箇所を切り落とす過程で壊してしまいました、、、もったいないです。
ちなみにTNカプラーとカトーカプラーのナックルはいまいちうまく噛み合いませんので、TN側の出っぱり除去や、カトー側ナックル側面への穴開けなどが必要になるようです。
気を取り直してカトーのスカートassyを使います。
使いたいのは主にスノープラウとカプラーピン、復元バネです。ナックルカプラーをつけておきます。この板バネをはめる作業が毎回地獄です。カトーの工場ではよほど作業性の良い治具があるのでしょうか?
最終的にはここしか使いません。取り付け時にはさらに削りました。
このへんの位置に接着します。カプラーは長いタイプの方を使っても良いかも知れません。
レリーフを貼り付けます。
動力下部のギアボックス側面とスノープラウに触れる部分にゴム系接着剤を多めに付けて固定します。これによりスノープラウ・カプラー側の補強もします。
本当は台車間に床下機器のようなレリーフ表現をするとより良くなりそうです。
キャブの中の柱は切り落としてできるだけウエイトを積みます。緑灰に塗ると雰囲気が出ます。
できました!
前回は通常のワイパーのものをN化しましたが、今回は旋回窓です。重厚でカッコよいです。
デーデーがここまで低速安定走行してくれると、国鉄系のラインナップの運転の楽しさが跳ね上がります。
今回で手法が確立できましたので、北斗星色や貨物色も機関換装していきたいです。
DE10については、依然として加工に困難が多いですが、この機関車こそ低速が活きますので、なんとかモノにしたいところです。
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