各地のSL列車は運用の都合や故障による代走で、DLやEL牽引になることがあります。また、今回の高崎の列車のように、DLやEL牽引の列車として名称を含めて設定されたものもあります。
蒸気機関車の迫力や生きた感じは万人を魅了し各地の観光の目玉となっていますが、これがDL、ELに変わった時、特に突然予告なく変わってしまった時、一般の観光客やファミリーはさぞかしガッカリするのだろうと、余計な心配をしていました。しかし、今回の乗車でそれは杞憂と知りました。
今回、たまたま時間ギリギリで乗車できたのは、DLぐんまみなかみ号です。
前情報なしに安中から高崎までの指定券を買いホームで待っていると、DD51お召し機を先頭に12系客車、そして後ろからEF641001によるプッシュプルで、ゆっくりと入線してきました。
12系か旧客か、EF65501や茶色のEF641000など、どれが登板するのかも全く知らない状態でしたが、どれが来ても嬉しいラインナップです。
最後尾にはEF64が。
このデッキ扉と指定席札、とても懐かしいです。
スハフの窓からは機関車が見えます。
12系客車に乗るのもいつぶりかわからないくらいです。だいぶ前に、急行八甲田乗車時に、通常は簡易リクライニングの14系座席車のところ臨時列車は12系だったのか、ボックスシートで青森まで乗り通してそのまま快速海峡に乗り換えたような時代が最後の乗車だった気もします。
12系は下の窓が固定され少ししか開きませんでしたが、上の窓は全て下ろすことができました。1号車のスハフに乗り、目の前には 牽引機DD51が。これが牽引する客レはブルトレ以外では初めての体験で、窓を開ければキハの加速音をさらにダイナミックにしたような轟音に包まれます。
プッシュプルの客レはゆっくりと走り、沿線には多くの撮影者に加え、地元の方が手を振る姿が。SLと同じように「特別な列車」として愛されているのを感じることができました。
車内も鉄道ファンだけでなく家族連れも多く、かなりの乗車率となっていました。
高崎に到着したDD51です。
お召し機として、各部が銀色に磨き出されています。
到着前にハイケンスのセレナーデが流れ感激しました。
ホームに据え付けられる青い12系客車。
懐かしいです。
DLによるイベント列車は、SLの代走的な少し残念なものという思い込みがありましたが、これはこれで全く別の体験価値があるということを知りました。
最近は高価ですがツアー会社による特別な乗り鉄ツアーもあり、このようなものにも参加してみたいです。
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