いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

上野駅モジュール改良18

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2023/04/20/232120

ショーティー用の上野駅モジュールを展示させていただけることになりました。池袋鉄道模型芸術祭の2日目「のみ」、2024/3/17となります。
他には、ショーティー用新作レイアウト「みかん本線」を展示してゲストの方の車両に入線いただく予定です。


というわけで一年ぶりに上野駅モジュールを整備します。
青空をバックに撮ってみました。紙工作の粗さが目立ちますが、我ながら上野駅への愛は伝わってくるものがあります。


この18番線沿いにある建物ですが、普段写真に写らない側が非常に手抜き工作なのが気になっておりました。


ツガワのタイル紙を貼って、少しだけ立体感を出しました。

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こんな感じです。

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さて、次に気になるのが16-18番線あたりの柱が途中で切れている問題です。

本来、このオレンジの電飾の太い柱は、3階の新幹線コンコースを支えるものです。これを上方向に延長します。


丸いお箸をニッパーで切って貼りました。
真っ直ぐ立てられるか、が課題となります。


上側に梁を設けて穴を空けて通しました。

だいぶ遊びにくくなってしまいました。さすがにこれより上の天井や建物は省略しますが、2000年代以降の空が見えなくなった上野駅っぽさが出たと思います。



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さて、大宮方ですがバラストを撒き直したりしました。

電留線にはフレッシュひたちも停めました。

18番線の脇には新幹線地下ホーム工事中の看板がありますので、時代考証がめちゃくちゃですが、それぞれの場所で一番印象的なシーンを作っていたらこうなった感じです。


上述の看板は、18番線で発車を待つEF81「ゆうづる」のシーンが目に焼き付いております。



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〜・〜・〜・〜・〜・〜・
さて、以前の記事に上野駅の構造の変遷を自分なりに調べて書きましたが、分かりにくかったので修正の上、再掲いたします。

●1970年 11-12番線と大連絡橋完成(大宮方の連絡橋)
→これにより、今の特徴的な二階建てホーム構造や大連絡橋から少し下に降りた地平ホーム用の跨線橋の段差などが完成したようです。

●1985年 新幹線上野開業
→19.20番線の廃止。17.5番の荷物ホーム廃止。18番線を17番寄りに移設。
地平ホーム上空において、大連絡橋と公園口がつながり、新幹線コンコースになった(はず)
→今回のオレンジ色ライトアップの太い柱も誕生(実際にライトアップされるのは90年代か)。

(補足写真)

↑ライトアップの投光器は今も17番線の太い梁の上に乗っているようです。

●1987年 JRへ
→翌年から「北斗星」運行開始。これの後くらいに13番線が改修されてカッコよくなったのでは。

●1991年
東北上越新幹線が東京駅まで延伸。

●1992年ごろ
16-17番線の太く丸い柱の上でオレンジ色のライトアップをしている姿をYouTubeで見ることができます。
まだ、このころはライトアップされた柱よりもホームの終端寄りに、元々あったホーム屋根とその白い柱を見ることができます。
その屋根は、新幹線乗り入れ時に作られた3F新幹線コンコース建造物の真下に食い込む位置まで残されていたようです。

●1997年 長野新幹線開業。「あさま」廃止。
→この時期の動画はYouTubeで多く見ることができます。
16-17番線の終端側のホーム屋根はまだ存在を確認することができます。
16-17番線の太い柱の上のオレンジのライトアップは、まだ存在を確認できます。 

●1999-2000年 パンダ橋完成、「カシオペア」運行開始、18番線廃止
→ここで、上野駅地平ホームの終端側は完全に覆われます。中央改札口を入ったあたりの上空に巨大なパンダ橋が横たわり、3Fの入谷改札ともつながり、パンダ橋口を名乗ります。
おそらくこのタイミングで、15-17番線の終端が大宮側に移動してホームが短くなる(現在も地面に跡が残っている)。
18番線は埋められ、通路となる。
16-17番線の終端側に残っていた屋根は完全に撤去され、その付近の太い柱の間にアーチ状の構造物が作られたと思われます。その下には特急専用改札口が作られ、ホームの床にもタイル貼りデザインが施されたようです。

寝台特急カシオペア」の運行開始にあわせて、13番線に「五ツ星広場」が作れられました。18番線側にもカシオペアモックアップが設置されました。

●2001年
石川啄木の歌碑が3Fから、1F地平ホームの15番線終端側に移設される。 

(補足写真)

↑現在、12番の列車の先端の位置では、地平ホーム上空の構造物の色が違っています。新幹線を機に作られたと思われる部分と、その後のパンダ橋口の境目だと思われます。

●2010年ごろ
13.5番線の荷物ホームのヘッドマークイラストですが、2010年の北陸廃止時のYouTube動画には存在を確認できます。このイラストについては、カシオペアの絵もあることから99年のカシオペア運行開始に合わせて描かれたのかも知れません。

●2012年
能登」が実質的に廃止。 

●2013年ごろ
この年に運転された復活あさま号の写真には、アーチ構造物とオレンジライトアップが共存しています。この後のどこかのタイミングでライトアップは無くなったのだと思います。

●2015年
上野東京ラインが開業し、上野駅の役割が大きく変化します。16-17番線の特急専用改札や13番線の五つ星広場も廃止されたようです。
この年に「あけぼの」や臨時を含む「北斗星」が廃止されます。

●2016年
定期的な運行としての「カシオペア」が廃止されます。

●2017年
「四季島」が運行開始。13.5番線の荷物ホームが改修され、専用ホームに生まれ変わります。

これを踏まえて今回の上野駅モジュールを見てみると・・・
16-17番線はアーチあり(2000-)、オレンジ色ライトアップあり(1992-?)、床のタイル装飾あり(2000-)、特急改札は無し(-2000、2015-)、18番線は存命(-1999)、15-17番線ホームは短縮後かつ石川啄木歌碑あり(2000-)、柱の色はクリーム×緑濃淡が残るなどの点では90年代になります。ですが、18番線大宮方には新幹線工事中の看板があります。
なんとなくJR時代をイメージしつつ、10系雑客などが入っても違和感を少な目にするように考えましたが、JR時代だけでもこんなに変化があるとは・・・

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2024/03/11/211602

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