いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】オリエントサルーンを作る9(大修正)

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/07/20/123755



オリエントサルーンは一番好きなジョイフルトレインです。
サロン東京やレインボーなど、いくつかNゲージ製品を短縮した後、拙いながら展望室スクラッチで作ったのがオリエントサルーンで、当鉄道的には思い出深い車両です。

その後も改造の腕は大して成長せず、なんとか展望室スクラッチでふれあいみちのくや江戸を作りましたが、比較対象ができると気づいてしまうこともあります。

オリサルの展望室の角度がおかしいのです。

江戸を作った時に、ちょっと展望室の角度が立ちすぎているなとは感じましたが、もちろん自分の腕ではそんなに精度高く作れませんのでヨシとしておりました。

ただ、江戸と近い形のオリエントサルーンを並べると、オリサルの斜め過ぎる展望室が急に気になるようになってしまいました。(特に写真左側)

ショーティーですので、前後長さを詰めたと解釈すると、角度が立ち過ぎているのは納得できる面もあるのですが、斜め過ぎるのは説明が付きません。

両方とも斜め過ぎるのですが、まあ片方は許せる程度に感じたので、特にひどい片方を直せばだいぶバランスは改善しそうです。

いつか3Dプリンタでちゃんと作りたいとは夢見つつ、失敗したら作り直す覚悟で大手術の作業に取り掛かることにしました。


以前あれだけ苦労してつけた窓ガラスを裏から突いて外します。


ハイパーカットソーで屋根の上側から切れ目を入れます。


サンルーフの部分を前に出し、隙間の屋根を伸ばし、展望室の角度を全体的に立たせるという大手術となります。成功率は50%くらいでしょうか、、、。


屋根をプラ板で延長しました。
展望室の骨組みもバラバラと壊れてしまったので、再建します。
側面の板も当然隙間が空いてしまいますので、小さなプラ片で埋めたりしますが、綺麗に仕上がる気がしません、、、。



少なめにパテを盛りサフを吹きます。再塗装の場所を最小限に抑えるためにマスキングしながら進めますが、新規の塗装による従来部分との段差は避けられなさそうです。


今回最もヤバいと思っていたのが、ボンマルーンの色の再現です。
元々、ちょっと暗過ぎるとか、ツヤツヤ過ぎる出来ではあるのですが、とにかく新しく塗装する部分が元と同じ色にできるのか、ということです。

かなり以前の自分の製作記事には、「結論としてはタミヤのマルーンの上にクリアレッドを3回吹く」と書いてあります。

過去の製作では赤2号やクレオスのレッドを塗っては失敗し、グリルのモールドが埋まるくらい重ね塗りしてしまっているので、この記載はイマイチ信用できません。

上の写真は、サフ、マルーン 、クリアレッド2回を吹いたところです。確かに元と近い色にはなりました。


展望室が斜め過ぎる問題は少し和らいだ感じはします。逆に修正していない方の角度が気になり出しますが、あの難工事を思えばここは妥協すべきです。
とは言え、ネットにいつかの鉄道ファンに掲載された実車の図面を載せている方がいて、見比べてもそれほど遠くない角度にはなりました。


屋根を塗装しましたが、見事に新規塗装部分との段差ができました。。。
段差をヤスリスティック600番ソフトでできる限り消し、何回か修正塗装します。屋根はサフ吹きっぱなしの色です。


面倒な窓ハメを再び行います。窓の形が変わってしまったので作り直しです。
枠にマスキングテープを貼って鉛筆でなぞり、大まかな形を切り出してから現物合わせで調整します。枠に薄く木工ボンドを塗って固定します。強度は、、、それなりです。


もともとの工作精度もそれなりでしたので、手術跡もそれほど気になりません。


江戸との比較です。
やっぱり江戸は少し展望室が立ち過ぎに見えます。でもショーティーだからこれで良いのです。

同じ列車同士で展望室角度が違うのは気になるので、今回の作業は大変でしたがやってよかったと思います。



当鉄道のジョイフルトレインの中でも運用頻度が高いオリエントサルーン。また、天の川様やリカラー様の素晴らしい風景の中に連れて行きたいです。










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