前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2022/08/26/070941
●リカラー東京
●9番線/10番線
●料金:1時間1000円など
●線路容量 エンドレス、9番線は新疋田駅待避線と地下待避線、10番線は地下待避線×2
●線路種類
●コース長さ ★★★★★
●席からの眺め ★★★☆☆(逆向きですが、問題なし)
●席のゆったり度 ★★★☆☆
●コンディション ★★★★★
●シーナリー ★★★★★+★★
●その他ポイント:新疋田駅、陣場、ほくほく線イメージのリアルな情景、信号機点灯や夜景など
憧れのリカラー東京店様に訪問できました。
特に9.10番線はTwitterなどでもよく目にする新疋田駅や陣場イメージの素晴らしい情景が展開され、見慣れた自分の車両がまるで別物のようにイキイキとした走行シーンを見せてくれます。
店内入ると1-8番線の大きなレイアウトがありますが、9.10番線は左側の壁沿いに独立して展開されます。
通常のレンタルレイアウトは、多くの列車を走らせるために高い密度で線路を敷き詰める感じになりますが、この9.10番線は完全に独立し「線路の隙間に風景がある」のではなく「風景の中に線路を通した」感じのとても実感的な景色が展開されます。
これだけの広い画角の中、線路が2本しか写り込まない贅沢な線形。これこそがリアルな鉄道風景と感じます。
その視点でこのレイアウトの線形を見ると、横につぶした複線エンドレスのうち、片側は地下区間と操作用ヤードになっていて、風景と切り離されています。
鉄道の線路が風景の端で急回転して、元来た線路と平行に反対向きに進む通常の小判型エンドレスは本来不自然なわけで、これの片側を隠しつつ、手前の操作用ヤードで遊びやすさを確保する手法は秀逸です。
この工夫により、このレイアウトは「グルグルまわるコース」ではなく、「鉄道本来の役目である、地点と地点を結ぶ道のり」の感じを強めています。
理屈っぽいことをいろいろ書いてしまっていますが、鉄道模型のレイアウト線形を考える時、このことは重要なテーマであり続けているような気もします。
不自然な180度のターンをトンネルで隠したり、つぶした小判型レイアウトの対向する直線部分の真ん中に大きな山脈や背景板を設けて風景を分けたり、逆に対向する直線をくっつけてしまって複線に見せたり、、、
実は当鉄道のb越線レイアウトが目指したのは、このリカラー様でした。これを書くのも畏れ多いですが、、、。
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(ここから少し当鉄道の拙い風景の写真が続きます)
当鉄道のb越線は横長のレイアウトで、手前の駅側と奥の渓谷側を山脈で分離し、別世界に見せるようにしました。片側だけ見た時に、線路が一本通っているシンプルな風景に見えるものを目指しました。
この真ん中で世界を分ける方法は、レイアウトを両側から見られる場合しか使えず、壁沿いに展開するレイアウトなどでは別の方法を考えねばなりません。
リカラー東京9.10番線レイアウトの線路配置アイデアは、小型レイアウトにも応用できる方法があるかも知れません。
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レイアウトの各所でキツめにかけられたカントは、止め写真でも列車の高速通過の様子が伝わってきます。
さて、この9.10番線の遊び方ですが、店内入って大きな1-8番線メインレイアウトの運転席が左右に配置され、この左側一番奥の2席(1-2番線用)が9-10番線にも使える、というものになっています。9-10番線は店内左側の壁沿いに展開されますので、運転席は背中向きとなります。
が、9-10番線はとても細長いレイアウトで、特に見せ場となる雪山セクションは運転席から遠く離れています。運転席から離れ、各所で撮影を楽しむ感じになると思いますので運転席からの視認性はあまり問題になりません。ただ、他の席が満席の時は、あちこちで撮影するのは少し気を使うかも知れません。
雪山セクションではずっと写真を撮っていたくなります。これらの写真を撮るには、運転席から遠く離れる必要があります。
レイアウトに向かって左奥の雪山セクションを抜けた列車は、中央の新疋田駅セクションに入ります。Bトレはライトがつかないですが、この駅の照明の演出は素晴らしく、室内灯入りの列車を走らせたくなります。
レイアウトの右側はオーソドックスな編成写真を撮れる区間です。
ここがレイアウト手前側の地下区間です。ここを別世界とすることで、上記の風景世界のリアルさを際立たせつつ、遊びやすいエンドレス線路配置を実現しています。
列車たちに命を吹き込む最高のレイアウトでした。ぜひまた伺いたいです。
ぜひまた訪問してみたいです。
続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2022/10/08/115624
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