当鉄道では北の方や雪国が似合う車両や風景をショーティーで集めています。北陸は雪国ですので守備範囲内なのですが、このあたりを走る車両は向日町や宮原の在籍も多く、結局関西方面にまで守備範囲が広がっていき、資金難に陥っていきます。。。
そんな中、魅力的ながら西や南の車両のため、手を出すのを我慢していた「あかつき・レガートシート」がシュプール号として北陸、信越線まで入線していたことをいまさら知りました。
EF64の牽引、しかも寝台車や14系リゾート展望車まで連ねていたとは、、、。展望車がすでに在籍する当鉄道としては作るしかありません。
↑1992/8/14と撮影メモに。ちょうど30年前!
この車両の作り方ですが、素直にBトレのオハ14を加工するのがよさそうです。特徴は当然にインパクトある妻面とテールサインです。またそちら側のドアは埋められているのですが片方だけ業務用なのか、ステップ撤去、天地幅縮小の上、残されているようです。
窓は、残されたドアから一つ目がロビー的?な場所で、そこから一つ分の窓が埋められています。他は窓埋めはなさそうです。
特異な改造車をそれらしく作るには、埋められた窓は表現したいですし、他の窓の縮小改造もないので比較的楽なのですが、Bトレの片側3つの窓の真ん中を埋めてしまうと、車両の印象が大きく異なってしまいます。
特徴的なところを再現するか、全体感として普通に窓が並んでいる印象を優先するか、このあたりはショーティーの悩ましくも面白いところです。結局、作業も楽なので窓は埋めないことにしました。
テール側のステップを切り落としてしまいました。これで後戻りはできません。
瞬着パテと硬化剤、ヤスリスティックでドアなどを埋めます。片側はドアの下部だけを埋めます。
グリーンマックス のクリーム10号(小田急アイボリー)を吹き、マスキングします。
今回は白からやるのが良いと考えました。
クレオスのレッドの後に青20号を吹きます。
窓埋め箇所だけガラスを除去し、組み立てます。
さて、問題の妻面の加工です。今回は種車の妻板は活かしました。構造上、しっかりできている製品のパーツは出来る限り活かしたいです。
ツルツルに削りました。
同じ大きさに切った1ミリプラ板を貼ります。写真を見ると屋根よりも少し妻面が出っぱっており、角のRが少し優美な形状になっているように見えましたので、ヤスリで妻面の端を少し丸く削りました。
のっぺらぼうの状態で先に塗装しました。
割と綺麗にできたのですが、白い帯が太すぎました。
赤を塗り直し、白帯を細くしました。側面の白帯より細くなってしまいますが、この関係性は実際よくわかりません。いずれにしても印象優先でいきます。
ちなみに側面の斜めストライプは、ショーティー化にあたり、太さや角度を大きくアレンジする必要があります。今回は「なんとなく赤ストライプがテール側に寄っている」くらいのバランスを目指しました。
パソコンでマーク類をシール紙に印刷しました。最初は白シール紙に印刷しましたが、ロゴ部分と塗装部の色があわなかったので、透明シール紙に印刷しなおしました。
派手でわかりやすいデザインが可愛いです。
テールサインは適当なプラ板で。テールランプはランナーを輪切りしました。
片方を白でもう片方を青に塗装し、ダイソーのアクリル絵の具の赤を爪楊枝の先につけて盛り付けるように塗りました。
カトーの小型車両用台車にassyのジャンパ線パーツを貼り付けました。
できました!
当鉄道では、あくまで「あかつき」ではなく「シュプール妙高志賀」です。
実車を見てから30年。14系リゾート客車も含めた編成バリエーションが増えました。
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