いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

チビ客車用動力ユニットとBトレN化

2019年12月に発売となったカトーのポケットライン新動力ユニットですが、以前の記事のように、Bトレ平坦線で24両牽ける素晴らしい性能です。

在籍する全ての動力をこれに置き換えたいくらいなのですが、2軸である部分の見た目の解決方法を思案しています。

売れているのか生産数が足りていないのか、なかなか店頭で見かけない新動力ユニットですが、今回「チビ客車用」を入手できましたので、いじくり回すことにしました。



品番は11-110で旧製品とは変わっています。ここに来て、旧製品の在庫を店頭で見るようになってきました。
ポケットラインのチビ客車用にデッキとステップ、バッファーが付いているのが特徴です。また、チビ凸用と異なり軸間のモーター部側面のモールドがスッキリしています。ここに台車レリーフを貼れば2軸であることを隠し、Bトレ機関車以外の電車や気動車にも使えるのではないかと考えました。



ちなみにこちらがチビ凸用です。品番は11-109で、こちらの記事のように、Bトレ機関車にあまり加工せずに取り付けることができます。


動力の比較です。
上からカトーの「小型車両用動力ユニット」、「チビ客車用動力」、「チビ凸用動力(両端、カプラー加工済み)」です。後者2つは動力機構部分は基本的に同じです。


側面の比較です。左が「チビ客車用動力」、右が「チビ凸用動力」です。チビ凸の方が車高が高く、Bトレ機関車に取り付けた時に高さがちょうど良くなるようになっています。

チビ客車には4つの爪がついています。これは見慣れたBトレの下回りと同じに見えます。というか、もともとBトレはポケットラインの下回りを流用してN化できる、というところから始まったはずですので、チビ客車用はそのままBトレの電車に付くはず!と考えました。


やはり爪の位置は同じです。



デッキとバッファーとステップを切り落とします。カプラーはまだ残してあります。


これだと車軸より外側の側面がボディにあたるようなので、切りました。


ですが、爪の部分が厚いのか、Bトレボディにはめても、バネのように押し返されます。


一応、ボディ側は動力側の出っ張りを避けているように見えるのですが、うまくハマってくれません。


なんだか高さも浮いてしまい、カッチリハマりません。


上の写真はBトレトレーラー車のシャーシと今回の動力を向かい合わせに重ねたものです。よく見ると、爪の引っかかる部分と、根元の厚みがBトレシャーシや従来の動力より厚く見えます。

爪ごと切除してみましたが、やはりモーターケースまわりのどこかが当たってしまっている感じです。

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それはそれとして、別の課題として、動力側面に薄い台車レリーフを取り付けて、2軸であることをごまかせないかを検証します。


この動力ユニットは、車軸の外側に集電板のようなものが見えています。そしてプラ製の1軸台車レリーフの裏側が軸受けになっているように見えます。
これが本当に軸受として機能しているなら、ここの加工は安定走行を阻害する可能性があります。

が、軸受側は縦のスリットのようになっており、軸が上下する仕組みになっているようです。
片方を下げるともう1軸がシーソーのように動きます。レール方向に対して、右同士、左同士はシーソーのようにつながっています。また、同じ軸の左右もシーソーのように動きます。
よって、カント進入時などにレールとの接触や電気接点を失いにくい構造になっているようです。


写真はBトレバンダイ動力装着のDE10の裏側と比較したものです。建築限界に触れないためには、チビ客車動力の側面のプラをギリギリまで削りつつ、1ミリ厚くらいに薄くした台車レリーフを貼り付ける必要がありそうです。

続きます。

※2019/12/30追記

Bトレの取説(箱根登山鉄道)に、動力化に際してのチビ客車動力(旧製品)利用への言及がありました。リニューアル品だとうまくハマらないのですが、工夫の余地があるのかも知れません。



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