いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

バンダイBトレ動力①の整備

最近ジャンク動力の修理ばかりしています。
バンダイの動力は、本業のカトーのものに比べるとやはり走行性能が劣ります。ナローなどでもそうですが、小さい車両ほど集電や安定走行は難しくなるために高い技術とノウハウが必要になるのだと思います。

カトーのポケットライン動力の流用を前提として始まったBトレ走行化ですが、後にバンダイ独自開発の動力がリリースされました。
①は二軸の機関車用、②は台車レリーフの取付が可能なボギー動力(駆動は片方の台車のみ)、そして一応の決定版となったのが四軸駆動の③④⑤です。3-5の違いは車体取り付け用の爪の有無やカプラーの有無がメインです。

この決定版の3-5は、集電や駆動抵抗に難ありの場合がありつつも、適切な補重や接点グリスの使用などで、カトー製ボギー動力を超える性能を発揮してくれる場合がありました。現在絶版でプレ値がついていますが、定価に近い価格で見つけたら即買いすべきユニットです。

前置きが長くなりましたが、そんな影に隠れて地味な存在なのが、バンダイ動力①です。
ポケットラインチビ凸動力とほぼ同じ構造の動力ですが、ポケットライン旧動力の時代から安定性は大きく水を開けられ、中古でこれが搭載された動力を見つけてもあまり嬉しくない状況でした。

当鉄道の工場にも、おそらく不調だったジャンクのバンダイ動力①が眠っていました。今回はこれの復活整備を試みます。

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この製品は、黒とグレーの2種が有ったようです。当鉄道のジャンク箱にも2種が揃っていました。
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レールに乗せてみるとやはり動かないのですが、車輪を押し付けたり色々していると、、、動きました。

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調子良い時は思った以上に安定していると感じました。が、なにか突然引っかかって動かなくなるようなことがありました。車軸の保持や寸法の精度の問題かも知れません。

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バラします。上側からのネジ2本が、床下の金属カバーパーツにとめられています。

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モーターからのウォームギアが車軸を回す、カトーのポケットラインチビ凸と同じシンプルな構造です。集電板が車輪の裏を擦るように接触する構造も同じです。

ギアにユニクリーンオイルを、車輪踏面と裏側に集電向上促進剤LOCOを使いました。

※LOCOは高いですが効きます。こちらをご覧ください↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/05/22/235025

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2つの間をBトレ純正ドローバーで結びます。もともとこの動力に付いているカプラーポケットをそのまま使えました。首振り幅を拡大するために、ポケットの壁を少し削っています。

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前回のチビ凸旧動力と同じように2両をジャンパ線で電気的に接続します。線は工作用銅線の中の一本を取り出して、出来るだけ細く、連結の邪魔にならないようにしました。
※前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/04/19/192617

ジャンパ線により、4軸での集電、ダブルのモーターによる冗長性確保でかなり良くなったものの、前回のチビ凸旧動力ほどの気持ち良さがでません。

まあ、以前よりは全然良くなりましたので、上に載せる車体を考えていくことにします。

続きます。

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