いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】115系新潟色を作る1

115系には新潟色と呼ばれるものがいくつかありますが、自分の思い出の中では圧倒的にコレです。

昔読んだ鉄道模型誌で「このマスキングは困難を究めるだろう」的なことが書いてあり、半ばトラウマ的な記憶として刷り込まれています。

が、以前キハ47新潟色を作ってみた時、意外にできるもんだな、とも思いました(出来はともかくとして、、、)。あの細い青髭や赤いNマークに必要以上に身構えていたのかも知れません。

さて、新潟地区で国鉄末期ごろから使われた青髭新潟色ですが、電車や気動車に施され、いくつかはBトレでも製品化されました。


ただ、どれも周回遅れユーザー泣かせです。
●キハ40、、、プレミアムバンダイ限定。オークションでたまに見かけるが恐ろしい高値。

●キハ58、、、20年前に一度だけアソートラインナップ化されており、今はかなりのレアものに。広域で使われたこともあり人気が高い。

キハ52、、、新品が売れ残り、入手は容易。

115系、、、製品化されていない。

青髭新潟色で最も両数が多かったのは間違いなく115系だと思われます。これは製品化して欲しかったですが、仕方ないので自分で塗り替えてみることにしました。


種車はジャンクでかき集めたこのあたりです。113.115系も中古でなかなか手に入らなくなってきました。実車はデカ目や冷房準備車状態の写真も見かけますが、90年代以降にお世話になったシールドビーム、ユニット窓の新しめのスタイルで3連作ることにします。

Bトレでこの手の塗り替えをやる時に面倒なのは運転台窓のマスキングです。製品にHゴム表現がありましたので、ここをギリギリ残してマスキングを試みます。マスキングテープをピッタリ切り出すのは難しいので、小さいものをそれぞれの角であわせしながら何枚か重ねました。


とりあえず赤を全体に塗ります。キハ47を作った時は赤2号にしたのですが、少し暗すぎるようです。今回は素直にクレオスのレッドにしました。


いろいろ端折ってますが、簡単そうなモハを塗って様子を見ます。
青はグリーンマックス 青20号、白はグリーンマックス のクリーム10号(小田急アイボリー、アイボリーA)です。
青はユニット窓の淵までで幅6ミリ強、赤帯0.5ミリのテープを使いました。


次に先頭車に挑戦します。
赤い線を0.5ミリテープで表現し、Nマークは1.5ミリのテープを斜めにカット、真ん中の斜め線は1ミリなどで表現します。まあ、技術力的にここは正確にやるのは無理なので雰囲気重視で行きました。


今回最大の問題は、側面青髭などの表現です。実車写真をちゃんと観察して初めて気づきましたが、乗務員部分の窓や、乗務員扉と最初の両開きドアの間のスペースは、新潟色のデザイン上非常に重要です。

ここで窓周りの太い青帯は、下側に膨らんでから、前面パノラミックウインドウ周りの青を目指して斜めに上がっていき、そこから3本の青髭が生えています。上側も幅が拡大してパノラミックウインドウ上側の高さまで上がります。
しかもこのデザインは、左右で乗務員窓が異なるので塗り分け位置も異なります。
Bトレでこれを表現するには、乗務員窓と扉間のスペースが足りません。 


悩みましたが、以下のようにしました。
・側面窓周りからの青帯が下に拡大したところは、かなり短くする。
・上記の青帯拡大部と赤いNマークをできるだけ近づける。

まだ、Bトレ製品の問題点なのですが、お面との接続部の側面側手すりの表現がオーバーで、悪目立ちしています。
新潟色はここの手すりが青なので、素直に行けば青で塗り潰すことになります。そうすると、一番上の青髭や、青が斜めに上がっていく細部は潰れてしまいます。これは開き直って、手すり部分の青色塗り潰し前提で、ラフに塗り分けています。


前面塗り分けは比較的上手くいったのですが、お面パーツ側面の塗装が足りず、髭をマスキングし直して吹いたところ、かなり吹き込んでしまいました。

一通り塗ったら後は修正です。
ダイソーのアクリル絵の具を調色します。
・青=青と黒
・赤=赤と黒
・白=白と黄色少し

これを爪楊枝の先に少量つけ、少しずつ色を置くように「触れて」行きます。「塗ろうとする」と失敗します。
前面種別表示のHゴムやテールランプなども表現します。
緑のJRマークを貼り、ヘッドライトを銀マーカーで色付けしました。


一旦落成です。


新潟色は、過渡期には湘南色との混結もあったようですので、こういう編成はありかも知れません。



これは先頭車の2両目をつくる気合いが湧いてきません、、、。






続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2022/12/04/212520

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