90年代初頭、白樺は関東でも比較的よく見るジョイフルトレインでした。
改めて調べると、塗装は4バージョンあるようです。wikiの記載なども総合すると以下のようになるようです(自信なし)
●白樺1 1983年。クリーム10号に窓周りに黄緑6号の太い帯を巻いたもの。当時青20号の12系客車標準の色に帯だけ変えたものなどばかりだった中で、ベースの塗色から変更されたのは斬新で、珍しかった模様。
●白樺2 1986年。窓周りの黄緑を緑14号に変更したもの。この写真の資料はあまり検索でヒットしないように思います。ただ、緑の濃さの違いなので、写真だと分かりにくいのかも知れません。
●白樺3 1987年。ベースを濃い緑に。腰部に金・黒の帯、幕部に金・赤の帯。車端部貫通扉はクリーム色。バージョン2-3の間は一年程度しかなかったということでしょうか。
●白樺4 ???年。貫通扉も濃い緑に統一。腰部は少し太めの金帯のみに。
↑これが唯一残っていた実車の写真です。長野あたりの留置線でしょうか。
1996年廃車。後継に14系「浪漫」が登場。
自分には「浪漫」の記憶は全くないので、95年ごろには鉄道趣味から離れていた時期なのかも知れません。
3-4番目の塗装である濃緑バージョンですが、似たような12系塗装が他にもあり、よくわからなくなります。
一つは新潟の上沼垂のお座敷列車「カヌ座」が、晩年は濃緑+金帯という塗装になったようなのです。サロンエクスプレス東京の14系客車のうち1両も、同じ塗装にされて組み込まれたようなのですが、この時代はよくわかりません。
もう一つは秩父鉄道のパレオエクスプレス用客車です。2000年以降にJRから買ったようですが、そう言えば自分の知るパレオエクスプレスは旧客を使っていたように思います。
秩父鉄道の12系は濃い緑にシンプルな金帯だったようですが、特徴的なのは12系最終増備型の車掌室の窓が縦長のタイプだったようなのです。
Bトレでも、このタイプのスハフ(商品名:高崎車両センター12系)は、オハを集めるために余剰になりがちでしたので、よいネタを見つけました。
さてでは作っていきます。
白樺のスロフはドアが2つ残されていたようです。車掌室側にサロン室の固定窓があるのが特徴といえば特徴です。窓埋め箇所はありますが、Bトレ的にはサロン窓1:ユニット窓2の比率にすべく、窓埋めはしませんでした。
妻面の窓をマスキングしてサフを吹いてからタミヤのゴールドで塗りました。
赤い帯部分をマスキングして、、、
クレオスのレッドを吹きました。ここは赤2号にも思えますが、細い場所なのである程度赤色の主張を強くすべく原色レッドにしました。
マスキングは0.5ミリを使いましたが、もっと細くするべきかと思います。この細さでも自分の技術だと吹き込んでしまったので、赤は後からマスキングで隙間を作って塗った方が上手くいきそうです。
雑に作業をしたので、吹き込み具合などが散々です。乾燥中に夜露にやられたり、雨が降ったり、風で飛んだり、、、結局ちゃんと丁寧に時間をかけた方が早くできるということです。
今回苦労したのが濃緑です。自分は市販の缶スプレーしか使えないので、以下を試し、失敗し、を繰り返しました。
・クレオス「ダークグリーン」、、、名前に騙されました。かなり明るく、黄色味が強い色でした。
・グリーンマックス 「京阪ダークグリーンA」、、、割と明るく、青みが強すぎて白樺のイメージとは違いました。
・クレオス「濃緑色(中島系)」、、、これがかなりイメージに近い感じでした。中島系というのはゼロ戦の色ということでしょうか。ちなみにゼロ戦の色は中島系と三菱系で少し異なるようです。
というわけで、もう少し青味が強い感じもしますが、濃緑(中島系)スプレーで塗りました。
地味な修正をしつつ、窓ガラスは車掌室側のひとつをツルツルに磨いてサロン室を表現しました。
テールマークはパソコンで印刷して貼りました。テールマーク部をちゃんと穴あけしたりする技術はありません。
とりあえず編成っぽく。
関係ない編成もついでに撮影しました。
勢いでもう一両作りました。
カーテンの表現や大きめのグリーン車マークを貼りました。
続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2022/12/27/065324
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