最近の新しい電車の中でカッコいいと思った車両の1つがE235系1000番代横須賀線色です。
E231〜233系で画一的に完成されたスタイルからはさらに一歩進化し、路線カラーに塗られた前面はインパクトがあります。
この横須賀線伝統の青15号から明るくなって、さらにテカテカ感のある塗装は、「新しくてすごい電車」感があります。
BトレのE235系山手線の製品はすでにレア化しており、なかなか中古では出会えませんし、10号車はシルエットがE233にあわせてあったり、架線検測システム付きだったり、横須賀線との差異を勉強しなければなりませんが、とりあえず塗り替えてみます。
、、、といういきあたりばったり感が、後のリテイク地獄につながります、、、
まず、このモデルのクセのある部分として、ドア表現が窓ガラスパーツ側にあることです。
これを銀色にしないことには始まりませんので、マスキングしてサフを軽く吹いてからタミヤのアルミシルバーに塗りました。が、製品のボディの色より暗く、結局ボディ全体をアルミシルバーで塗ることになります。
また、ドアの窓ガラスのマスキングは大変面倒です。横幅よりも縦幅の乱れが後で気になると考え、縦幅は6ミリマスキングテープの幅をそのままに、横幅は適宜ハサミでカットしつつ、爪楊枝ではみ出したところを折り返したりねじ込んだりしました。このマスキングは比較的うまくいきました。
次に前面ですが、伝統的横須賀色の青15号よりも明るく、ということで、青20号で塗ったのですが、全然ダメでした。
正解はタミヤのコバルトブルーです。これはこばけん様の動画でちゃんと説明してくれていました。ちゃんと観てから塗ればよかったです、、、。
また、E235のお面は以前の反省を活かして裏側にスプレーが吹き込まないようにマスキングしていたのですが、表側だけを塗ると、裏側側壁から透ける元の山手線の緑色がはっきり見えてしまいます。ここは、なんらかのタッチアップが必要です。
製品の銀色を活かすことは諦め、全体をクリーム、青、銀に塗って横須賀色を表現することにしました。
ドア枠には側面帯はないので、上の写真のように枠にマスキングしてみました。
が、クリームを塗った後に幕板をマスキングする際に邪魔になりましたのでドア枠は後でタッチアップすることにしました。
かなり試行錯誤を続けています、、、。
クリーム1号のスプレーがなかったので、グリーンマックス の西武アイボリー(アイボリーB)を吹き、その後マスキングしてからタミヤのコバルトブルーを吹きました。
帯は0.7ミリマスキングテープでクリーム帯と青帯の隙間が空かないように気をつけました。
本当は幕板と腰板の帯幅は違うようですが、同じ幅にしてしまいました。印象的には腰板の方はもう少し太くても良いかも知れません。
今回は吹き込みをできるだけ防ぐために、少し吹いては乾かし、を繰り返しました。これは効果があったのですが、遠くから吹くことや、市販スプレーを軽くボタン押しすることで、粒子が粗くなったり、液滴が飛んで垂れてしまったり、いろいろトラブルもありました。
特に銀色部分の粒子感は仕上がりの印象を大きく左右するようです。
いままで国鉄型ばかりでステンレス車は久しぶりに塗ったのですが、これはなかなか難しいです。
顔は、上の方まで青く塗りすぎてしまいましたので、黒く塗り直します。
リテイクばかりでなかなか進みません。
一通り塗装できましたので甲種回送です。
ダイソーで買った光沢紙に実写の写真を印刷し、裏に両面テープをつけて貼ります。方向幕も作りました。
できました。
ドア枠は銀のマーカーで塗って、帯を消しました。
前面表示は花のイラストにしました。横須賀線がこれを表示するのかよく分かりませんが、とても楽しげになりました。
また、本当は後尾側だけがイラストになるようなのですが、両方これにしました。
ただの塗り替えと思いきや、試行錯誤の連続となってしまいました、、、。
先は長いですがぼちぼち進めて参ります。
続きます。
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2022/11/18/084101
【記事の目次はこちらをご覧ください】
【Bトレ製品の索引はこちらをご覧ください】
【令和版Bトレインショーティー入門はこちらをご覧ください】
↑ここをクリックして飛んでいただくと、より多くの方に見ていただけるようです。ご協力下さいませ。
にほんブログ村
鉄道模型ランキング