いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】スーパーひたちを作る3と工作メモ

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/10/22/194000

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前回まででクハ、モハ、モハの3両ができ、クハのライト点灯や、パンタモハへのポケットラインチビ電用動力の搭載、種車の台車再利用とカプラーの短縮、2軸となった動力ユニットへのカプラー首振り機構など、だいぶ調整に苦労しました。
これは今後の工作にも役立ちそうなノウハウです。

とりあえず付属編成4連を完成すべく、もう一両のクハに手をつけます。

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いきなりだいぶ出来た写真なのですが、窓がとても小さいです。実は651系のクハには奇数向き、偶数向きの2種類があることをニッパーの刃をいれる直前まで気づいていませんでした。
クハ650には屋根に黒く細いアンテナパーツが表現されており、後位側のドア奥の幅も広いです。両端から素直に切ると、窓はほとんどなくなってしまいました。

屋根のアンテナも特徴的なところなので残したく、今回はクーラーを短くして、スペースを稼ぎました。

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4連になりました!

まずは常磐線北部を付属編成で駆ける姿をイメージして楽しみます。

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ここで問題が。
パンタ付きモハは、カトーの7両セットのトレーラー車の方を加工したのですが、こちらは定員の少ない100番代のようです。

7連完成後も4連で遊ぶことを考えると、0番代にモーターを積む必要がありますので、やり直しました。

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〜・〜・〜・〜・〜・〜・

今回久しぶりにNゲージ製品の短縮、塗装温存、台車再利用(Bトレ台車やシャーシに交換せず)というのをやりました。忘備録的にノウハウを載せておきます。もしどなたかのご参考になれば幸いです。

●ボディの切りつなぎについて
651系は素直に両端から30ミリずつなどで切ればつながる。形によっては25ミリと35ミリなど。
・目印にマスキングテープを貼っておき、ニッパーで切る。ここはどうしても斜めになってしまうので、1ミリ程度残して切り、ヤスリスティックで寸法を追い込む。
・ヤスリスティックは400番のハードタイプが良いが、入手できない時もある。

・削る部分に真っ直ぐにあてるが、どうしても端が丸くなってしまう。側板を削るときは天地方向から少し枕木方向に回転させた軸などでヤスリスティックを往復させるのが良い。この方向だと側板がたわむので、削る面に近いところを指でつまみながら行う。
・数往復でも大きく削れる場合があるので、やりすぎずに確認する。削れる量の目安は削り粉の出方。ヤスリを当てた部分が均一に削れることは(自分は下手なので)なく、必ず粉が多いところ、少ないところがでる。
・端が丸くなってしまった場合は、ヤスリスティックを少し斜めにして、辺の中央部に集中してあてる。この作業はヤスリスティックのソフトタイプの方が良い。真ん中だけVの字型に凹んでしまうことは(やり過ぎなければ)あまりない。

・幕板が腰板より削りにくい時は、屋根側の板で余計な労力がかかっている。後で別パーツの屋根をかぶせる場合は、屋根側の板を奥に向かって斜めにカットしてしまい、ヤスリ作業が側板だけに当たるようにした方がよい。
・左右の長さのバランスが重要なので、何度も確認しながら進める。
・片側を狙った長さで仕上げてしまい、反対側をそれに近づけるとよいが、それをやり過ぎて基準側より短くならないように注意する。

●窓ガラスについて
・とにかく割れやすい。使う部分のガラスにヒビが入らないようにする。ニッパーの先だけを使って少しずつ削るように切るとか、段差ごとに作業するなど。段差を越えて一気にニッパーで切ろうとするとだいたい割れる。
・切ったボディよりも窓ガラスが長くはみ出すようにして、ここを糊代としてボディ同士をつなぐとよい。ボディの端面に接着剤を塗らない方がよい。今回はやらなかったが、ボディ色が濃い場合、端面に色を塗っておくと目立たなくなる。

●接着剤について
・「Gボンドクリア」が便利。糸引きに気をつけて使えば、短時間で固定できて作業性がよい。多めに塗って形の合わないものを無理やり付けるのもまあまあ可能。この場合、その部分をマスキングテープで巻いて押さえておくなど。
・PPでもPSでもなんでも一応くっつく。カプラーを切り落とした台車に、カトーカプラーをGボンドで直付けでも、一応走行に支障はない程度にはなる。ただし継ぎ板などを添えて糊代が広くなる方がよい。
・接着力は瞬着などに比べれば仮止めの域を出ない感もある。が、後に修正したくなった際にベリ!と剥がせることも多く、接着剤だけを綺麗に取り除けることもある。ボディと動力の固定などはこれで十分。
・白化はしないので便利。

●屋根について
・今回はパテ埋めなどをせずに、切って並べただけ。
・端っこの処理は妻板的なものを自作するのはボディとの合わせが難しいので、製品の屋根の端っこを1ミリ持ってきて使うなどをした。
・屋根が別パーツの場合、ボディと切りつなぎ線をズラした短縮をすると、線が目立ちにくくなる。

●台車とカプラーについて
・今回は製品の台車を使った。カプラーは取り付け部を切って、カトーカプラーの直付け。
・中間車は車軸の終わり辺りを切って直付け。先頭車は前側の台車がかなり車体中央付近にオフセットしてしまうため、後ろ側の台車は車端ギリギリに。カプラーは車軸の真上あたりを切って直付けしたため、車軸を避けて付けると高さが上気味になってしまった。カプラーの下側にプラ片を接着して、下側に相手カプラーがズレて自然解放するのを防止した。

・先頭車はライト点灯を残したので、久々のトレーラー集電となった。シャーシにレール状に配置する集電板の曲がり方によって、台車のシューが押されて車高が傾いたりする。ここは、できるだけ真っ直ぐ曲げずに集電板を這わせる。

、、、などがノウハウとなりました。
次回は、床下を削ったことにより走行不調になってしまったチビ電用動力の調整などをします。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/10/28/193000

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