いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】D51を作るその2

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/09/11/193351

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前回までで以下の作業をしました。

●カトー品番206のデゴイチのショーティー
・ダイキャスト下回り短縮切断
  動輪は3つで。
  ボイラー:テンダー=4:2を目指す
  全長60ミリ目標、長くても70ミリくらいで
  ロッドアクションはできるだけ残す
  ギアは一旦残す
  先輪は省略

・ボディの切り継ぎ
  先端から煙突とデフまでは残す
  キャブは全部残す
  ピストン部は斜めに削ってギリギリ前へ

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今回は後ろにはみ出すギア部を残しました。このギアは製品のモーターのウォームギアと噛み合っていて、大きな減速率でしたので、このギアを回せば単独自走式も可能なのでは、と考えました。

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カトーの小型車両用動力のジャンクモーターを左右ダイキャストパーツにつなぎ、ジョイントを介してギアに押し当ててみましたが、、、

、、、全然トルクが足りませんでした。

このモーターが初期ロットの抵抗ありタイプ用で、12Vモーターではない可能性があるのと、小型車両用動力付属のウォームギアがそもそもピッチがあっているか、など怪しい点がいろいろあります。

他のモーターやコアレスモーターを試す価値はあったのですが、お金がかかりそうなのと、このギア部をテンダーでうまく隠す技術、ウォームギアを固定する技術など、見通しが立たない点が多く、すっぱり自走動力化は諦めました。

ネットを探すとBトレ純正品のデゴイチをテンダーに積んだモーターから動かしている猛者の方もいらっしゃったようですが、自分には技術力が足りませんでした。

自走にこだわるなら、カトーのC12の動力ユニットを使い、ボックス車輪表現をなんとかする(それでも今回のものより長くなってしまいますが)か、ナロー用などのパワートラックを改造し、ロッドをなんとか自作する、などが良さそうです。

と言うわけで前回のC57同様にトレーラーにて製作します。

オリエント急行でのゴハチとのコンビ、横川行きの運用でのELとのプッシュプルなど、C57 180以上に電機推進のシチュエーションは多いのでヨシとします。

という負け惜しみと共に、ギア用にはみ出たダイキャストを切断します。

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テンダーは製品を縮めずに純正品Bトレデゴイチのものを使います。ディフォルメのバランスがちょうど良いです。

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と思いきや、カトーの製品に比べBトレ純正品はひとまわり小さく、テンダーのボリューム不足となってしまいました。

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こんなに違います。

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面倒ですが、カトー製品のテンダーを細かく切って、、、

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つなぎます。D51的な迫力が出ました。

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今さら知ったのですが、復活した498号機はテンダーに様々な装備が追加されています。それっぽく作ります。

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石炭は短くすると盛り上がり具合が合わないので、バラストを貼り付けたりしました。

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テンダーには、カトー製品に付いていた台車を一つ接着してしまい、前側の左右を針金で結び、ボイラー側に引っ掛けます。
前進時はボイラーを台車自身が推しているだけになりますが、トミックスC140-30のS字も問題なく通過してくれました。先輪なしでもうまく走ってくれましたが、オーバーハングが長い分、カーブ先のスチレン製のプラットホームにはステップが突き刺さってしまいます。

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旋回窓をデーデーのジャンクパーツから拝借します。

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サイズが足りないのでプラ板に貼ります。

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思ったより目立ちません、、、。

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マスキングして金のマジックで帯を入れたりします。

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迷いましたが機関士さんを乗せることにしました。
この人形はさいたまの与野でお世話になった近代模型さんに、たまたま数十年ぶりに再訪した際に買った最後の商品です。子供の頃は散々通い、ガラスケースの中の商品をただただ眺めていました。その中で高価なNゲージの蒸気で唯一買えたのは、中古で498号機風にカスタムしたカトーのデゴイチでした。
その後近代模型さんは閉店してしまいました。
機関士を青い服に塗り、復活したショーティーD51に乗務してもらいます。

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テンダーにも助士さん?を乗せます。黄色いヘルメットなどの服装が、復活蒸気の試運転的な雰囲気を狙いました。

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プレートはレボリューションファクトリーの復活蒸気詰め合わせを使います。この製品、欲しいナンバーばかりが収録されていてお得です。

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室内も作りました。

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ショーティー化によりキャブの下まで動輪が来てしまっていますが、赤い部分を無理やり作ります。キャブの天井を薄緑に塗りました。

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よい感じになってきました。

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いろいろ付けてはダイソーのアクリル絵の具で黒く塗るのを繰り返します。

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できました!

当鉄道3両目の復活蒸気、EF5861を従えオリエント急行牽引で上野駅を出発します。

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見慣れた高崎の12系と。
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C57180と。今まで蒸気機関車のスタイルの違いをあまり意識していませんでしたが、力強いデゴイチと優美なC57の違いが明確に分かりました。

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まだ続きます。
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/09/16/230032

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