いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

バンダイ4軸動力の3軸駆動化

当鉄道では新製品の発売が止まったBトレインしょーをしぶとく遊び続けています。

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バンダイ4軸駆動動力は、調整次第ではかなりの牽引力を発揮し、機関車に使えば客車へのユーレイ動力搭載を避けることができるスグレモノです。が、2021年1月現在、入手困難なレア物になってしまいました。

カトーのポケットライン新動力での代替可能な面はありますが、4軸駆動、4軸集電、台車レリーフ取付可能な点は、未だに替えの利かない製品でもあり、直しながら大事に運用しています。

今回のブログのタイトルはかなり意味不明かと思いますが、要するに動力の調子が悪くなってしまい、なんとか駆動力を落としつつも使い続けよう、というお話となります。どなたかのご参考になれば幸いです。

今回不調となったのは、バンダイ4軸駆動動力を搭載し、当鉄道でも最前線で活躍していたEF62です。

久しぶりに運用に入ったところ、ギクシャク、というより、ある時に突然止まり、指で押してもそれ以上進まなくなります。ただ、逆進させるとまた動きます。これは接触不良の類ではなく、モーターがギアが物理的に引っかかっている、または同方向に回し続けることで電気的接触が外れ、逆進させるまで治らないということだと思いました。ただ、指で押さなくても逆進させれば動くので、接触は生きたままのようでした。そういえば、走りながらカチカチ鳴っているような気もします。

台車や車輪を片方だけ外して確かめたところ、どうも片方の台車が悪さしているようでした。

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床で台車を軽く抑えて転がすと、一周ごとに同じ位置でロックすることがあり、この時逆進させると車輪は回転し、同じような条件でまたロックします。

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この動力の台車にはギアが5枚あります。一つは中央の、モーターのウォームギアから動力を受けるもの、そこから左右に動力を分けるギアが二つ、最後にそれを受けて車軸についたギアが二つです。最初の3つは、台車上方に横に渡された金属シャフトが軸になっています。

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これを一つ外してみたところ、スムーズに回るようになりました。

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外したギアを見ると、バリがついています。バリというより、凹んでいるので悪さはしなさそうですが、これをヤスリで綺麗にしてみました。が、治る気配がありません。

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仕方がないので、一つ中間ギアを抜き、4軸集電、3軸駆動としてみます。せっかくのバンダイ動力がもったいないですが、カトー動力の2軸駆動よりは強いかも知れません。
当鉄道のEF62のメインの仕事は「レインボー軽井沢」ですので、レインボー7連を牽かせてみます、、、が、無理でした。自作改造でNゲージ種車の台車を再利用した編成はやたら重く、7連の牽引は空転してしまいます。

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こちらのオリエントサルーンは、6連で、カトーの小型車両用台車を履いていますので、問題なく牽引できました。このあたりが3軸駆動の限界かも知れません。ちなみにかなりウエイトは積んでいます。

結局EF62には別のバンダイ動力から台車を持ってきて、3軸駆動の動力で別のものをN化しました。
ずっとN化が保留になっていたDD51ユーロライナー色です。これはそれほどの重い編成は牽かなそうです。

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結局、最初の不調の原因が分からず、一軸分の駆動を撤去という結果となりました。
これが、初期不良でなく、後天的になるとすると少し怖いものがあります。

片方の進行方向だけ動かなくなる原因の候補をもう一つ思いつきました。
それは、「車軸と金属タイヤのブレ」です。
この動力は、車軸中央のプラ製のギア付き車軸パーツを両端の金属タイヤの軸に差し込む構造です。これが歪むとタイヤが斜めになり、転がるたびにタイヤやフランジがあちこちの方向を向いてしまいます。これはこれで脱線の原因なのですが、台車枠でタイヤの根元をホールドした結果、内部のギア部分が前後上下にあばれているのでは、という疑念を抱きました。
これだと、隣のギアに再接近した時にロックしたり、反対側で枠に当たったり、別の車軸にした時に症状が改善することなく説明がつきます。
というわけで、車軸の歪みを治そうとしたのですが、微妙なところなのでよく分かりませんでした。

一応、3軸駆動でもまあまあの牽引力を出せることが分かったので、ヨシとします。
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