いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

バンダイ4軸動力が動かない2

前回(だいぶ前)はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/09/29/222024

ついに当鉄道のエース、DD51の調子がおかしくなってしまいました。
この機関車は、今はレア物になってしまったバンダイ4軸動力を搭載し、調整の後にかなりの安定性と牽引力を誇った個体です。

前回のEF62の時もそうでしたが、調子の良かったバンダイ4軸動力の個体が突然不調になるのは恐ろしいことです。この動力はもう手に入りません。電気機関車は、より高性能なポケットライン新動力に換装する手はあります。

※EF62不調の顛末はこちらをご覧ください↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/01/09/230618

※ポケットライン新動力の話はこのあたりをご覧ください↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/12/05/182444

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試しに旧製品のポケットライン動力を合わせてみましたが、かなり削ったり調整が必要そうです、、、。

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さて、不調になったDD51の動力台車を外してみると、写真のようにバキバキになっておりました。これは、元々ディーゼル機関車用ではない「Bトレインショーティー専用動力ユニット3」の爪などを削って使っていたために、加工が雑なところが台車の付け外しに耐えられずに割れたものと思われます。

ただ、台車の首振りにはあまり影響してなかったために、これが今回の不調の直接原因ではないような気もしておりました。

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余談ですが、下の写真は信頼性の高い、カトーの小型車両用動力ですが、これも不調だったのでよく見ると、白いケースのはめ穴が割れています。
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これも、雑にいじり倒した結果だと思いますが、これにより接点パーツの押さえ込みが甘くなり、接点不良を起こしていたようです。強く押さえた状態で瞬間接着剤で固めたところ、改善しました。(余談終わり)

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台車押さえが割れてしまっているバンダイ動力の本体は別途治すとして、エース機DD51には虎の子の新品動力のストックを使います。ついにこのストックも残り一つです。

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ちなみに今気づいたのですが、割れてしまった「動力3」とディーゼル機関車用の「動力5」は、取り付け爪だけでなく、モーターカバーの構造も違うのかも知れません。抵抗(コンデンサダイオード?)が上カバーの中にあるのが「5」、外にあるのが「3」で、後者はモーターを露出させるのが難しそうな構造です。

前回の記事と同様に、新品をおろしたはずですが、ウンともスンとも動きません、、、。

今、プレ値でこれを買った方がこの状況だったら怒り狂うと思うのですが、もう慣れっこで、こういうものだと思って扱うしかありません。
ただ、今回は前回より手強かったです、、、。

まず試したのは、
1-モーターカバーを開けて、レールの上で通電させながらウォームギアを手で回す
です。何回かやっていると、モーターが回ろうとする息吹を感じられます。

前回はこれで動いたのですが、どうも車輪を押し付けないと動きません。もちろん、車体とウエイトを積めばマシになるのですが、動力単体でもちゃんと動かないことには、快適な運転は期待できません。

次に試したのが、
2-動力本体側の銀色の接点板を下に曲げる
です。貴重な製品ですので自己責任でお願いいたします。これが正しい自信はあまりありません、、、。

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爪楊枝の先で銀の接点板を台車穴の外に引っ張り出し、下側に曲げてから戻します。

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ただ、この方法で注意が必要なのは、台車を取り付けた際に、台車の接点が銀の板の内側に入り込んでしまうことです。これは露骨に走行性が落ちますので、台車側の接点がしっかり銀の板を押し上げるように触れる必要があります。

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いつものタミヤ接点グリスを軽く塗りました。

これにより多少改善したのですが、まだダメです。接触不良でカクカクするというよりは、グッと押さえつけられて止まってしまう感じです。これは、電気系よりも駆動系が怪しい感じになってきました。

そこでカトーのユニクリーンオイルをウォームギアとモーターの軸部分に差して、何周もエンドレスを走らせたところ、、、治りました!

とは言え、逆回りでまた不調になったり、しばらく時間をおくと元に戻ったりしましたので、適宜オイルを追加しました。ユニクリーンオイルに付属の針を使って、台車を外した穴からウォームギアの付け根を狙って差すのがよいようです。

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負荷をかけても大丈夫になりました。

ちなみに元々搭載されていたベースが割れてしまった動力ですが、やはり不調の原因は割れではなく、電気か駆動系のようでした。上記と同じ処置で一旦治りましたので、別のデーデーをN化したいと思います。

もう部品も手に入らない製品ですが、だましだまし直しながら使っていくしかありません。折しもEF6437の高崎での保存のニュースがありましたが、現場の方の苦労が偲ばれます。

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