いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

カトー小型動力の修理その2

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動かないカトー製小型車両用動力を修理します。
つい2ヶ月ほど前にも似たようなことをやっておりました。

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/02/07/143357

これを自分で読み返せばだいぶ楽なのですが、書いたこと自体を忘れて、毎回試行錯誤してしまいます。

今回の個体は前回書いたVSEに入っていたものです。
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2両あるのですが、一つは完全に不動、もう一つは上から押すと微妙にモーターが回ります。

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バラします。両脇の薄い板の爪を壊さないように気をつけます。
※この動力はロマンスカー用にカプラーが切られており、後で苦労することに、、、。

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怪しいのはここです。台車の集電板がシャーシ側長手方向に配置された集電レールに触れるところが浮いています。
台車側から押すと、このレール板が持ち上がる感じが正しい姿だと思います。

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動力ギア台車を上側からとめているカバーパーツを外します。これは非常に繊細な爪を持っていますので割らないように気をつけます。これを割ると手をつけられなくなります。

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茶色い基盤を外します。シャーシを横に広げるようにして、爪を外します。
基盤には抵抗が付いておらず当たりの個体でした(この辺りは前回の記事をご覧下さい)。

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こちら側のギアのない台車は集電専用です。この2軸駆動の部分がカトー動力の馬力のなさの原因です。
この台車を外す方法が分からず、シャーシ側のリブの出っ張りをいつも削るように割ってしまいます。これにより、再度取り付けた時にユルユルになりがちです(おそらく正しい分解方法があるのだと思います。)

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シャーシ側レール状集電板を下側に曲げます。
前回は直線的なへの字の山状に曲げましたが、これだと、基盤をはめた時に真ん中が押さえられ、集電接触したい両端がむしろ上に上がってしまうリスクがありそうです。

上の写真のようにアーチ状に曲げることで両端の下側への変形が維持されやすいような気がします(ちょっと自信無しです。自己責任でお願いいたします。)

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シャーシに仮置きします。ズレやすいのでテープで仮留めしてから基盤をはめます。

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とりあえず集電台車だけ取り付け、モーターを接点に押しつけて通電を確認します。動きました。ちなみにモーターは印字がある方を下にしないと、逆方向に動いてしまいます。

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斜めに切った綿棒の軸で、車軸のとんがりと受け部を清掃します。そこと、台車から上に生える集電部に、タミヤの接点グリスを塗りました。
また、ギアにカトーのユニクリーンオイルを差しました。

白いカバーをはめた後、モーター上側の接点にシャーシ側からの集電板が強く押されてたわみます。これは横から細い棒で外側にズラし、モーター接点の先端が接触するようにした方が安定するようです。

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動きました。

タミヤミニ四駆用ウエイトで補重すると、新品ほどではないですが走行が安定してくれました。

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最後にカプラーを再建しました。カプラーポケットごと移植し、瞬間接着剤でつけましたが、どうしても長めになってしまいます。アーノルドカプラーのバネを押し込んだ状態でポケットにモノを詰めて、連結間隔を多少改善させました。

前回とほぼ同じような記事を書いていることに自分でも驚きですが、多少技術的に洗練している面もあります。Bトレ車両の動態保存にお役に立てれば幸いです。

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【Bトレ製品の索引はこちらをご覧ください】





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