いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】キハ35再チャレンジ

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/09/23/233754

3Dプリンタの研究を兼ねてキハ30をフルスクラッチしましたが、ちょっとイマイチな出来となりました。プリント物の表面を平滑にできず、そのために部品を傾けて印刷すると、宙に浮いた部分のサポート材がうまくいかず、その対策で厚み3ミリの分厚い外板にしたために、窓は全て切り抜いて埋め込まなければならず、、、という修業のような習作となりました。

が、出来上がってみると、なんとなくデカいのです、、、。
寸法を少し間違えました。というわけで再チャレンジすることにしました。

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まず、格安3Dプリンタでの出力ですが、いろいろ試した結果、、、

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このくらい綺麗には出せるようになりました!

やったことは、
・ベッドの歪みを直す
・温度設定をこのフィラメント推奨の下限である205度に下げる
・移動速度は遅めに
・肉厚は1ミリ
・端が乱れるので、周りにはみ出した部分を出力し、後で切り落とす
・片側を20度浮かせて斜めにする
・xy方向にも45度回転させる
・サポート材(同じ材料しか出ません)の設計はオート
などです。

今まで、温度が高すぎ、速度が速すぎ、固まる前に次のレイヤーが来て、前の層を乱してしまったのかも知れません。格安プリンタのせいにして申し訳ありません。


↑これの実力を侮っていました。。。

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裏側のサポートはこんな感じです。

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窓周りの輪郭が乱れてしまったので、窓も埋めて、後加工で穴を開けようとしましたが、失敗したので、プリント段階から窓は抜き、窓周りだけ肉厚3ミリにして補強したところ、綺麗に出力できました。

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裏側のサポート材と、窓周りの肉厚3ミリ部分を切り落としました。

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次にボディについて考えました。
前作では、車体サイズが狂ってしまったので、Bトレ製品をベースに改造することにしました。

買ってきたのは、「クハ79」です(たぶん、、、)

ポイントは、
・屋根とベンチレーターがキハ35に似ている
・絞りがないボディ
・戸袋窓ではなく、角ばった窓がドア横まで続いている
などです。これを加工しつつ、外吊りドアをつければキハ35に見えるのではないかと考えました。

、、、ちなみに前回のキハ30からキハ35になったのは、両運転台のタネ車が思い当たらなかったからです。

本当はトイレがないのでキハ36になりますが、キハ35と言い張ります。

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当鉄道には縁が薄い旧国ですので、記念写真を撮ってから解体します。

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側面はこのようになっています。窓側に描かれた枠が意外に太く、本体側の窓開口部が大きいです。

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ウインドウシルとガラス側の窓枠をスティックヤスリで削ります。この後窓を磨いて、ある程度透明にできなければ、この作戦は企画倒れとなります。。。

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ジャンクの415系から両開きドアを持ってきて、薄いプラ板と組み合わせて、外吊ドアやステップを作ります。ドア脇の窓は実車では狭くなっているので、薄いプラ板で塞ぎました。薄いので、ガラス窓は狭くせずに、薄く塞いだ外板の裏から、そのままガラスを取り付ける、という手抜き工作です。

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ガラス窓をタミヤの400番、800番、1000番、2000番で磨き、一応透明っぽくはなりました。おそらく途中段階の番手をしっかり磨かないと、最後の2000番は効いてないかも知れません。キハの窓は汚いので、、、と無理やり納得しました。引き戸のところの窓は必要ないのですが、窓パーツはBトレ骨格を兼ねているので、除去せずに凸部だけ削って磨きました。

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マスキングで隙間を開けて、銀のマーカーでサッシを表現しました。

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ボディを塗ります。クレオスのキャラクターレッド、グリーンマックス のクリーム4号です。前回よりだいぶ良い出来になりました。

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窓パーツをはめます。元モデルのドア両端の柱は、吊ドアの窓から見えてしまうので切り落としました。この時、4連窓の柱が細すぎて絶対に割れます、、、。
吊ドアをつけた後に、薄い白いプラ板を貼りつけて、ドア横の細い窓を表現しました。
窓パーツをはめた時に、この白いパーツが悪さしないか心配しておりましたが、なんとかなりました。

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Bトレ基本構造を活かしているのでブロックパーツや屋根がそのまま付きます。後の車高調整時などに、この安定感は役に立ちます。

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前回の寸法が少し大きいフルスクラッチとの比較です。だいぶ綺麗にできました。

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前面は、ダイソー絵の具でHゴムのグレーを爪楊枝の先で塗ってから、窓をプラ板から切り出してはめ込みました。写真で見た新潟のキハ35のスノープラウがカッコよく、これにもつけてみました。時代的には前面強化型はまだなさそうですが、、、。寒地型にトイレなしのキハ36はなさそうですので、これはキハ35ということにします。

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できました!

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今度こそ、ごちゃ混ぜの気動車編成を楽しもうと思います。

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