国鉄の新性能直流機の中でも、小型レイアウトの田舎の風景に抜群に似合うのがED62です。
前回整備した2軸貨車たちのお供としても、ずっと増備したい機関車でありました。今回、種車がメルカリから転属したため、当鉄道の工場での改造が行われました。
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種車は「国産鉄道」という本の付録です。このシリーズはディテールもそこそこ細かく、走行しないために比較的安価で流通しているため、ショーティー改造の種車として便利です。過去にはEF57もこのシリーズから改造しました。
※EF57の記事はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/05/22/173141
ビスを外して分解します。台車のところと、さらに二箇所ありました。
このように5パーツに分解して組み合わせました。特徴的な側面の窓3つを残すと、ちょうど60ミリくらいになってくれました。が、この作り方は左右の長さを合わせるのが大変で、歪みを治しているうちに全長がさらに短くなってしまいました。それでも最終的に少し歪んでいます。
調整には「スティックヤスリ」が重宝します。
個人的にはハードの400番が一番加工しやすいです。
プラ板を接着してつなぎます。
動力は豪華にバンダイ製4軸動力を使うつもりでしたが、カトーのスカート・カプラーASSYをつけると台車の回転余地がなくなってしまいました。これは前述の苦労により全長が短くなってしまったためです。
そこで首振りのないポケットライン動力を使います。
本当はコアレスモーター搭載の超高性能な新動力を使いたいところですが、ローカル線用の小型機関車にそれを使えるほど資金がありません。たまたま、過去に壊してしまったポケットラインチビ凸動力の旧製品が発掘されましたので、整備を試みます。
バラしてみると、モーターは問題なく回るようです。
走行のガタ付きは集電にあるようなので、写真の集電板を曲げ直しました。これが車輪の内側に当たります。接点部に新兵器「集電向上剤loco」を使い、ギアに注油し、出来るだけ走行を安定させます。それでもスロー運転には限界があります。
組みました。よい雰囲気です。
以前、この動力の側面のモールドを剥がして改造しようとして投げ出した経緯があり、モーター側面に無残な穴が空いています。
側面に3Dプリンタでそれっぽいものをつけてみました。
この方法がうまく行けば、最新のコアレスモーター搭載のチビ凸動力も、少しリアルにできるかも知れません。
チビ凸動力の側面は、大きなタンクとハシゴが付いているため、国鉄電機の下回りとしては少し不似合いなのです。
もともと可愛い機関車ですが、ショーティーにするとそれが強調される気がします。
南アルプスの山並み、小さな機関車、スカ色の旧型国電。癒される風景です。
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