Bトレのコンテナ車は、レア度と中古価格が一定より下がらない傾向があります。
コンテナに限らず、Bトレの貨物は全体的にN化が難しく、運転も敬遠しがちなのですが、改めてじっくり観察してみることにします。
●コキ(コキフ)50000、コキ25000.35000
●発売:パート9(2004)、EF66とのセット(2006)
●コキ104.106.107.110
●発売:パート16(2006)、他セット多数
●最近の入手難易度★★☆☆☆
コンテナ車のN化については、軽量すぎることによる脱線や、カプラーポケット上面と車体下面のクリアランスの無さなど、いろいろ語ることがあるのですが、まずはどのトレーラー台車を使うか、が悩みどころとなります。
貨物のN化のためには、バンダイより公式の「走行台車F(Fは貨物のことだと思われます)」がありますが、カトーの台車に比べて車軸の真ん中で保持する形式で走行抵抗が高く、安定性もイマイチです。よって、カトーの「小型車両用台車(通勤2)」を使いたいところですが、どういうわけか使えるものと使えないものがありました。
コンテナ車は、形式はいくつかラインナップされているものの、基本的には国鉄型のコキ50000グループと、JR型で魚腹部分に黄色いハンドルがモールドされたコキ104以降のものがあります。
調べてみると、後者について、初期製品と完全新規リニューアル金型の2種類が存在するようなのです。
まず「走行台車F」についてですが、写真の右下のものになります。右上が通常の「走行台車」、左上がカトーの「小型車両用台車」です。
「走行台車F」は「走行台車」に比べて、全長が短く、集電板が省略されています。
国鉄型のコキ50000には、問題なくカトーの台車が装着できます(ちょっとカプラーポケット上面と車体の干渉が気になりますが、、、)。
JR型のコキにカトーの台車をつけると、ハシゴが引っかかります。ハシゴがなくても、そもそもの取り付け穴が奥すぎて、いろいろ干渉するようです。
ただ、手持ちのコンテナ車をいろいろ観察すると、JR型にもカトーの台車がつくものがありました。真ん中がつく方で、下が付かないものです。よく見ると(よく見なくても)形が違います。モチーフは同じでも、ディフォルメ具合が違うのです。これが「リニューアル品」だと思われます。魚腹部分の横幅が広く、車体の中央部が肉抜きされておりリアルです。
比べると、リニューアル品は、台車取り付けピンの部分が出っ張っておらず、カトーの台車がうまく付きません。
バンダイ走行台車Fは、台車レリーフを付け替えられるのが、こだわり派の方には良いのでしょうが、レリーフが下側にズレやすいため、これも脱線の要因になりやすいです。
当鉄道では、コンテナ車の脱線事故が多く、コンテナ内にタミヤのミニ四駆ウエイトの1g片を仕込んだりして調整しています。
まだ研究は続きます。
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