いまさらながらショーティーにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

鹿島臨海鉄道に乗る

近い割には今まで未攻略だった鹿島臨海鉄道に乗ります。

水戸駅では、いつも赤と黒のユニークな形態の気動車が気になっていました。

この車は、1980年代末期のカトーのカタログで見た覚えがあります。
記憶が確かなら、巻末の「オリジナル車両、作ります」のコーナーにその姿があったように思うのです。

いわゆる企業特注の、コンテナにロゴを入れたものなど、既存のものへのワンポイント印刷などの商品例が並ぶ中に、明らかに新規金型で、未販売の新アイテムとして鹿島臨海鉄道6000形の模型が写っていました(たしか)。これは子供的には衝撃的で、「カタログに載ってない商品が存在する」というのは、世界の深さに触れる体験なのでした。

さて、そんなわけで水戸を出発した単行気動車の車内は外国の若者で混雑しています。大洗周辺の水産加工のために、多くの方が移り住んでいるそうです。
列車は、やたら頑丈な高架線を走り続けます。
明らかに地面に線路を敷いた方が良さそうな区間も高架線です。これが公団のチカラ、、、。

こんな場所でも、ずっと高架線です。高架の側壁が写っています。

ほどなくして大洗に到着です。水戸からの区間列車も多く、外国人の方もほとんど降りていきました。


大洗からは、海から結構離れた場所を海と平行に走ります。写真のような緑のトンネルがずっと続く感じでした。




新鉾田の駅です。
大洗に次ぐ主要駅です。
常磐線の石岡から出ていた鹿島鉄道は、この近くの鉾田駅まで来ていました。エラく渋いディーゼル機関車が石岡に停まっていたのを思い出します。



北浦湖畔駅です。
綺麗な景色です。


6000形の室内は転換クロスシートです。


この駅は、駅名の長さが日本一だそうです。阿蘇にもそんな駅があったような、、、。


架線が張られた区間に入ると、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の路線は終わり、JR鹿島線に入ります。


この旧・北鹿島駅、現・鹿島サッカースタジアム駅はJR鹿島線の終点ですが、サッカー開催日以外は、基本的に貨物列車しか来ません。


構内は広いです。



臨時ホームを過ぎると、右に鹿島臨港線が分かれていきます。元々、鹿島臨海鉄道はこの臨港線の貨物鉄道でしたが、鉄道建設公団による北鹿島線国鉄線に出来なくなったことで、鹿島臨海鉄道の路線になったとのことです。



ここを走るEF65牽引の貨物列車は、きっとカッコいいのでしょう。


鹿島神宮駅に到着です。


この駅の駅前のだだっ広さは、40年前から変わっていないような気がします。


このアクアワールド大洗のラッピングは、黒とリベットの金属感、重厚感を出しているのですが、かなり年季が入った感じにも見えます。



この位置から183系の「あやめ」を撮った記憶があります。

鹿島線の最新鋭E131系です。
鹿島臨海鉄道との接続は取られていませんでした、、、。過去には優等列車もあったようですが、今はありません。あくまで線内の地域内輸送のための鉄道なのでしょう。



国鉄としての営業を断念した際も、需要予測としては悪くなかったとwikiで読みました。地域輸送の民力的なものは、同じ公団線の野岩鉄道などに比べればだいぶ強いのかも知れません。
一方で、鹿島〜大洗、水戸の都市間輸送や観光資源的には弱めなのかも知れません。

距離も近い水戸〜大洗には、特急ひたちを乗り入れさせて、DE10で牽引する構想もあったようです。

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