いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

Bトレレイアウトの変遷

鉄道模型趣味にとって、レイアウト作りはひとつの夢の到達点とはよく言われます。

昔からチャレンジしていましたが、完成まで持って行けた試しがありませんでした。

後にBトレと出会い、小規模なレイアウト作りをするうちに、一応完成させる喜びを知りました。

収納場所との戦い、開業と廃止・解体を繰り返したBトレ用レイアウトの変遷を勝手に振り返ります。

●初代・ダイソーコルクパネルレイアウト

初めて完成させたものです。
欲張らずに、単線エンドレスと引き込み線のみ、Bトレ3連が走れればOK、建物は箱に印刷紙を貼る、というものです。

ただ、一点こだわりとしてはレール高さを嵩上げし、レールより低い土地を作りました。

簡易な手法でも、一通りの風景が完成する喜びは大きく、その後のものへとエスカレートしていきました。

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●2代目・モジュール巨大レイアウト

モジュール単位で風景を作り、組み立てるものにしました。これは収納場所の制約が動機のひとつですが、モジュールごとに様々な風景を作れることや、規模の変更ができることが魅力です。


基本的にC243-280のBトレ的にはゆったりカーブによる複線レイアウトです。後に支線が2つ作られて、水上駅風終点モジュールと、上野駅風モジュールに至ります。


モジュールごとに突然雪景色になったりします。


これは長らく当鉄道のメイン路線でした。


が、巨大になりすぎたモジュールは、組み立てが面倒で遊ばなくなる、ということになりました。


また、立体交差のための勾配のキツさや、トンネル高さ制限によるパンタの引っ掛かり、手の届きにくい場所のクロッシングレールによる通電不良など、様々な問題を修正しきれなくなっていました。


また、モジュール間の景色のつながりのために、撮影ポイントをスポイルしている箇所も多くありました。


最終的には、だいぶ後に上野駅モジュールだけを残して廃止となりました。

メインの複線電化路線は良いとしても、2つの支線が両方とも急勾配で、車両側への調整負荷が高くなってしまったのは反省です。


●3代目・一枚完結レイアウト

車両の改造や試運転時に、モジュールを組み立てずにすぐに運転できる場所の必要性が高まりました。そこで作ったのが、この一枚レイアウトです。


欲張りなことに、2代目モジュールレイアウトの一部としても機能するようにしています。
このミニレイアウトは、単線エンドレスと駅部分で反対方向に生えた側線で構成されており、側線同士を終点として往復運転する機能もありました。


さらに中央の山には、回転する円盤と磁石で自走する自動車がありました。

未熟な技術での各ギミックの故障と調整に明け暮れたことや、結局この配線ではまともに運転できるのは1-2列車が限度ということで、後に本線モジュールの大きめの物に収納場所を譲って解体となりました。


今思えば、カトーの飯田線カーブ鉄橋に影響された手作り鉄橋や、山脈で風景を分ける手法など、なかなか意欲的な作品だったようにも思います。


●4代目・薄型一枚レイアウト

収納場所を本線用の大型モジュールに奪われて廃線となった3代目一枚レイアウトに代わり、縦の狭いスペースに差し込んで収納するために作ったモジュールです。

山が取り外し式になっており、標高の低い河原の部分に山を磁石で取り付けて全体的に薄くしてから縦に収納する構造でした。

このレイアウトは、分割式の本線モジュールレイアウトの一部と接続して中サイズのエンドレスを構成するようになっていました。リバース線を設けたのもその関係なのですが、結局そのような使い方は数回しかしませんでした。


このレイアウトの新しい挑戦は、カントを自分でつけたことです。が、やりすぎて脱線の悩みの種となりました。


高さ制限や組み立て式の山によりクオリティは前作より低くなってしまいましたが、やはり1枚完結の扱い易さはあり、活躍回数が多いレイアウトでした。


●5代目・一枚完結中型レイアウト

横110cm×奥行4-50cmの収納スペースを確保し、ここに一枚完結の利便性を活かしつつも、出来るだけ大きなサイズで作ったレイアウトです。
上越線的風景をイメージして「B越線」という名前がついています。


ハイライトはカーブする駅です。
上越線をイメージしつつも、単線エンドレスです。駅は2面3線の国鉄的に伝統的な感じに短い側線を足しました。


駅の反対側は峠の路線にありがちな、道路と並走する様子を表現しました。
なにかギミックが欲しくなりましたが、動くクルマの難しさなどは前々回で懲りましたので、自動で点滅する標識にしました。これならメンテフリーでレイアウトに動きを加えてくれます。


角のカーブ部分は、C140の急カーブでできるだけスペースを稼ぎ、反対側にC317の(Bトレ的には)大カーブを設けました。ここに、何度も挑戦している奥羽本線矢立峠を表現しました。


↑これが2代目モジュール本線での矢立峠風カーブです。C177-140でカーブしていて複線です。


↑これはモジュール本線内のこの部分だけ作り直したものです。カーブをC280にしてカントもかけました。相変わらず複線でしたが、少し間隔を離して、本物のイメージに近づけました。



●6代目・複線電化レイアウト

2代目レイアウトの廃止により、当鉄道から消えていた複線区間を復活させるために建設中です。
前回のB越線で、信号や電飾を後付けして非常に苦労しましたので、今回は先に電気工事をしています。

情景のテーマ性はいまだブレ続けていますが、今まで避けていた建物などの人工物を増やし、首都圏の電車が走っても違和感ないものを目指しています。

が、当鉄道の大勢を占める国鉄型、ブルトレや特急型を走らせるうちに、東海道本線などのイメージに引っ張られています。背景板かわりに中央に不自然なほどに切り立った山脈が走り、これが迫った土地に造られた町は、どうしても一般的な市街地とは違ったものになりそうです。


市街地と反対側には複線カントをかけたS字カーブがあります。


ここは、さまざまな名シーンを想起させる線形ですので、背景を差し替え式にして長く楽しめるものにしたいです。


作り続けて未完、という意味と、最初のなんとなく湯河原的なイメージから、「Bトレみかん本線」と命名しました。


●番外編・上野駅モジュール

2代目モジュール本線レイアウトの支線の先にありました。推進回送にて本線とは別のリバース線にはいり、方転して戻ってくる「尾久リバース」も備えていましたが、トンネル内の上に脱線が多く廃止となりました。

本線レイアウトの各モジュールの中で唯一解体を免れ今日に至ります。
その後、2階ホームのディテールも追加され発展していますが、未だ接続するモジュールはありません。

6代目の複線レイアウトは、外につながる分岐を備えましたので、この上野駅モジュールと接続できるようにしたいです。



以上、ダラダラと振り返りました。お付き合いいただきありがとうございます。

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