前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2023/05/14/185230
このタイトル写真をご覧の通り、今回は塗色の話です。
「ゆう」の悩ましさは、形状だけでなく塗色の難しさもあります。当鉄道では調色ができず、市販の缶スプレーラインナップに頼っています。タミヤやクレオスは、兵器もののグレーやガンダム系には細かい色合いのラインナップが揃いつつも、一般的と思われる中間色が製品化されていないことは多いです。瓶入りよりもスプレーの方がさらに選択の幅が狭くなります。
グリーンマックスの鉄道カラーには、鉄道基本色はあるものの、JR時代に塗り替えられた微妙な色合いはラインナップされません。
ウィキによると、「ゆう」の塗色は以下のようになっています。
・フュージョンベージュ
白っぽく見える部分。グリーンマックスの小田急アイボリー(アイボリーA)でもダメではないですが、もう少し赤みとグレーに近い色合いに思います。西武アイボリー(アイボリーB、スカ色のクリーム色)は少し黄色すぎるかも知れません。
・フィロスブラウン
窓周りの部分で、ここが写真によって色々な色に見えるのです。フィロスとは、、、?
濃いピンクというか、グレー気味というか、ラズベリー(交直流あずき色)を明るくして少しグレーにした感じです。
・ペパーミントグリーン(細帯)
これはそのものズバリなのですが、意外にもタミヤやクレオスにラインナップされていません。アサヒペンのクリエイティブスプレーは、この手の有名な中間色がラインナップされていることが多いので助かります。ただし、粒子はタミヤなどと比べて粗いようにも思います。
写真は加工前後の展望室の形状などを比べたものです。
改造元のモデルには窓周りが素直なピンクが塗られていましたが、もう少し紫に近く、色が濃く、少しグレー系の入った色にしたいのです。
しかし、そんな市販のスプレーはありません。
まず、全体をペパーミントに塗りました。
その前に試験として、廃材にペパーミント→マスキング→タミヤのパールライトレッド→マスキング→キャラクターフレッシュ1を吹いてみました。
色合いとしては悪くないのですが、パールライトレッドがパール過ぎ、角度によってかなり光ってしまいます。
塗料自体は素晴らしい色なので、なにかに思い切り使ってみたいです。
吹いた感覚的には、先にパール成分が飛び、下地を隠蔽しつつ、隠蔽率の低い赤色が乗ってくる感じです。
ちなみにキャラクターフレッシュ1も、だいぶ隠蔽率が低いように思いました。
これは、人間フィギュアをやったことがないので分かりませんが、肌色部分を下地色を活かしながら立体的に出していくという使い方なのかも知れません。
いずれにしても、今回は下地の少しピンクブラウン的な色が入ったベージュにしたいので、この選択は正しいのかも知れません。
ちなみにベージュ部分も右側の方にアイボリーB(西武アイボリー)を吹いてみました。これは隠蔽が強く、色味も黄色系です。
ちなみに上の写真で奥側にある側板には、グレーサフ→すぐにパールライトレッドを吹いたものです。確かにパールや彩度は抑えられますが、混ぜて吹くのはムラが出来がちで、パール成分も残りましたので、あまり意味はなさそうです。
続きます↓
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