いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

カーブする駅のレイアウト12(架線)

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2022/04/25/072451

今回は初の試みとして架線を張ってみました。

いきなり結論を書くと、確かにリアルになるのですが、なくてもまあ良いかな、、、というところです。

一般的なNゲージレイアウトで、架線柱だけ有りにして架線は無しというのは、実物の見え方に対してもかなりいい線をついたバランスに思います。模型で作るとやはりある程度架線を主張したくなるので、実物の見え方よりだいぶうるさくしてしまいました。

架線を張るメリットは、当然にリアルさと線路上スペースのごちゃごちゃ感です。
技量が上がれば解消できるかも知れませんが、難しく感じたところは以下です。

・車両をレールに乗せる際に邪魔(当たり前ですが、、、)
・撮影位置が架線が邪魔で狭まる(それがむしろリアルだったりもします)
・実物での見え方に近いような細さや存在感の薄さを再現するのは難しく、オーバーな表現になってしまいがち
・最大の問題はNゲージレイアウトは、かなり現実離れした急カーブや急ポイントの連続なので、線路に合わせて架線を張ろうとすると架線柱の間隔がかなり狭くなる
・吊架線をたるませ、架線自体は真っ直ぐ張るのはかなり難しい。
・複線架線柱の製品は、実際に架線を張っている部位が省略表現されていたりする
・車両のパンタと架線には当然に隙間ができる(これは思ったより気になりませんでした)
・架線を引っ掛けてパンタ破損のリスク
なとなど。
半端な技術力でやると、悪い面のほうが目立ちがちというのはありそうです。

とりあえず今回の悪戦苦闘っぷりを綴ります。


まず、かなり細い糸を張ってみました。



たぶん実物での見え方の存在感としては、このくらいが合ってるような気がします。が、模型的には目立たなすぎて、隠しトラップのように手で引っ掛けてしまいます。


もう少し太いものに変えました。見え方としては程よく目立ちます。色は後でなにか塗るつもりで、、、




普段よりも架線柱をかなり増やしましたが、それでもトミックスのミニポイントを多用した駅部分などでは架線が線路に追随できません。


糸でやると、結構ピンと張るのが難しいです。
張り方としては、トミックスの架線柱にGボンドクリアを塗り、糸に染み込ませるようにして固定しました。



まあ、それでも空中になにかあるというのは、自分としては初の体験で楽しい感じにはなりました。



アクリルガッシュでグレーに塗りました。
車両に落ちる影がリアルになりました。


吊架線と架線の二重構造は、単線架線柱では製品にモールドされているアームと鉄骨の上側に接着しました。2本の間隔は結構広くなります。
複線用架線柱は張り方を明らかに間違えており、吊架線が鉄骨の内部にくっついています。でもこうしないとうまく高さがあいませんでした。正解は、鉄骨から下側に吊架線を、さらに鉄骨下の三角の構造から生える、トミックス製品では省略されているアームに下側の架線をつけるようです。



架線柱が少しでも傾いたりすれば、すぐに架線がたるんだりしてしまいます。


ただ、そのへんを差し引いても、架線っぽいものが張ってあるのは良いものです。


線路からの離線はある程度妥協しましたが、それでも気になるところには架線柱を増やしました。


離線していることも、パンタが架線に触れてないことも、それほど気になりません。



苦労しましたが、やってよかったかなとは思います。

技術的にはかなり課題が多く、やはり糸ではなく成型物の固いもので形を安定させて作り直したほうが良さそうです。
ちなみに針金でもやってみましたが、思うように形が安定しませんでした。

今後も研究しようと思います。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2022/05/02/225954

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