当鉄道ではJR化前後の車両をBトレで集めています。自分がカメラ片手に列車を追いかけたり乗ったりしていた時代はこの頃で、その後の車両の動向は実はあまり知りません。
2000年代に各地でリバイバルカラーが走り、新潟や大糸線、山陰のキハ52や北陸や九州の475系や九州415系などが登場時の姿で走っていたのを後で知り、驚きました。
そんな自分にとって、守備範囲外のものがシングルアームパンタです。
気づけば115系なども装備するほど普及していました。
模型で遊ぶにはなかなか不安な構造なので、できるだけ避けてきましたが、新製時からこれを装備しているものには、使うしかありません。
今回、ポポンデッタで珍しくカトーのシングルアームパンタを見つけたので、使ってみることにしました。
普段、パンタの細部の形状まではあまりこだわっていないのですが、直流用と交流用などは結構形が違うので、できるだけ正しいものを使うようにしています。
シングルアームパンタは、どんな形式があるのかもよくわからず、とりあえず集電板が1本か、2本か、を気にしてみました。
Bトレ純正のパンタもなかなか味があり好きなのですが、今回、かなり繊細なパーツをつけていきます。
カトーのパンタですのでBトレに無加工でつくと思いきや、GSEのパンタ穴は縦2つ。カトーのシングルアームパンタは横2つでした。
正確に穴を空ける自信がないので、ピンを切ってしまい、ダイソーのクッション付き両面テープでベタっと貼ることにしました。
集電板がイマイチ水平にならないのですが、こういうものなのでしょうか。
今度は、集電板が2本のタイプをEF510につけることにしました。
が、ここで問題が。
車体屋根の穴よりもパンタ側のピンが太く、無理やり上から押していたら、集電板が取れてしまいました。。。。
こんなの絶対に付けられません。
これで困っている方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?
構造は、集電板側から2つの板が生えており、それぞれが内側に極小のピンを生やしています。
アーム側には極小のピン穴があり、ここにハメる構造です。
この精度で金型を作るとは、、、カトー恐るべしです。
この手のものをハメる時は、水平位置を合わせてから、まっすぐ下に押し込むと、ピンがピン穴の側壁を乗り越えて、パチン!と行くものですが、今回は小さすぎて上手く行きません。
指に対して、あまりにも小さいのです。
また、いじってるうちに、アームなどのよりややこしい部分が壊れてしまいそうです。
集電板から針のように伸びる部分を折ってしまいそうで怖いですし、ここが形状的にホールドしにくいこと、この上ないです。
いろいろ思案した結果、ピンが意外に長く、押し込むだけではピン穴脇の側壁を乗り越えてくれないことが分かってきました。
怖いですが、集電板を左右の針の曲がりとは反対側にたわませて、両ピンの隙間を大きくしてから、アームの穴位置で挟むことにしました。
針状の部分が折れてしまいそうで本当に怖いです。。。が、アーム側をテープで固定して作業したところ、なんとかうまくいきました。
というわけで、大変地味ですが難易度の高い作業となりました。
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