いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】DE10 1701を作る

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/06/15/184822

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最近なかなかにレア化しているDE10が手に入りましたので、以前作った新潟・上沼垂のジョイフルトレイン485系シルフィードの専用機 DE10 1701を作ります。

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DE10の塗り替えは初めてやりましたが、DD51の時よりさらに面倒で難しく感じました。手すり類の多さ、ディーゼルならではの凸凹の多さなどで綺麗に(自分の腕では)マスキングできません。
まずは運転台前面の窓をマスキングしました。一度テープを貼って鉛筆で擦って形を明確にしてからハサミで切り抜きます。テープが大きすぎる所は爪楊枝の先で整えました。
この手の全面パーツは裏側もちゃんとマスキングしないと、窓に色がついてしまいます。

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全体をグリーンマックスの黄緑6号(山手線の色)に塗ります。シルフィードの塗装は、緑、薄紫、クリームグレー、白、どれも自信がありません。

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マスキングします。クレオスの2ミリ帯のものを使いました。

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なんだか写真が端折ってますが、上半身のクリームグレーは、電車側の時と同様にグリーンマックス小田急アイボリー(クリーム10号・アイボリーA)としました。実車も光が当たっている写真だとかなり白く見えますので、こんなものかと思っていますが、同じクリーム10号のはずのカヌ座を牽いている写真を見ると「こちらは明確にグレー」に見えます。むしろ下半身の白がクリーム10号なのかも知れません。(どのみち、そんな微妙な調色はできないので、これでヨシとします)

ここでは下半身の白を上半身と差異を出すためにタミヤのマットホワイトを塗っています。
その後、これまた調色不可能だったライトパープルの帯を、ダイソーのアクリル絵の具で調色し、マスキングの上、筆塗りしています。(触ると剥がれます、、、)

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床下とランボード、スカートを黒、キャブに入れたウエイトは灰緑に塗りました。

やはり製品のディテールは緻密なので、フルスクラッチで作った電車側の出来の厳しさが際立ちます。

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展望窓と屋根の隙間をパテで埋めたりしました。すでにツギハギだらけの塗装となってしまっているので、気にせず部分サフ、部分塗装をしてしまいます。

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だいぶマシになりました。

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さて、機関車は完成に近づいてきましたが、上の写真はキャブのあたりの緑を塗り忘れています。。。

走行化については、電車とセットで運用すること前提ですのでトレーラーでよいのですが、往年の写真を見ていると、この1701号機がカヌ座やオリエントサルーンなんかを引いて磐越西線を走った写真が見つかります。トレーラー化するにしても、それはそれで貴重なバンダイ製走行台車Tを使う必要があり、また、電車側のジャンク品を復活させた貧弱モーターだと機関車付きの4両を動かせません。

ですので、もったいないですが、最近のチビ電用動力換装によって余剰が生じたバンダイ製4軸動力⑤をこれにあてがいます。

この動力⑤は凸型ディーゼル機関車に特化していて、DD51とDE10には無加工でハマるはずなのですが、今回はどうにもうまくハマってくれません。

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真横から見ると、なんとなく車体が「へ」の字型に歪んでいます。

これにより動力ユニットがバチっとハマらないだけでなく、台車レリーフが歪みにより微妙に内側に迫り出したステップの裏側に引っかかるという弊害もありました。(ソッコーで削りましたが、、、)

この現象がなぜ起こるかを考えたところ、キャブ前後の板状のパーツの嵌合がキツく、特にボンネットの長い一次側のパーツ装着時の全体への歪みが大きいようでした。
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↑写真の段階では特に歪んでおらず、動力ユニットもぴったりハマります。

おそらく原因は下手な塗装の塗膜の厚さと思われるため、スティックヤスリなどでキツい部分を削りました。

塗装については上級者の方はIPAに漬けて塗装剥離するのが基本のようですが、そんな危なそうな化学薬品を使うのは怖いので、サフを薄く吹いてから塗装をしていますので、基本的にさらに厚塗りになってしまっています。。。

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釣り用の板状錘を細かく切って、隙間中に接着していきます。やはりDE10は軽くなってしまうので、少しでも補重をしていきます。

また、以前バンダイ動力の走行改善によくやっていたタミヤの接点グリス塗布や、集電向上剤locoなど、できる限りのことをします。
ただ、やはりバンダイ動力は集電接点の問題が一番大きいようで、1軸ずつレールに触れさせて集電状況を見ると、明らかにモーターが回りにくい軸があるようでした。これも集電板と車軸、集電板とシャーシ側の銀の板との間の汚れを取ったり、出来るだけ改善を試みました(効果は??ですが)

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できました。

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