いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】キハ80系を作る5

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/11/12/195839

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前回まででキハ82+キロ+キハ+キハ+キハ82の5連を組むことが出来、走行化もできました。

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しつこくこの写真を載せますが、昔見た「北斗」はモノクラスで、JR北海道にはジョイフルトレインを除いてキロ入りのキハ80系編成は引き継がれなかったようです。

というわけで、晩年の「ひだ」「南紀」あたりを再現するにはキロだけで良いのですが、「北斗」を再現するには、キロを連結しないか、キシを入れて往年の華やかな感じにしたくなります。

というわけでキシも作ることにしました。

、、、と言ってもタネ車を探すのが大変なので手抜きをします。

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このキサシ180をそのまま使います。当鉄道のキハ181系は晩年のシュプール号ということにしてしまっているので、食堂車が余剰となっておりました。
調べると、キサシ180とキシ80は、業務用ドアの感じなど、結構差異があるのですが、まあまあ似ているので屋根だけキノコクーラーに変えてキシ80と言い張ることにしました。

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キハ80系を何両も改造しましたので、余った屋根をベースにします。

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通常のカトー台車でN化して、台車間の隙間には床下タンクらしきものを貼りました。

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屋根をパテで平らにして、余っていたキノコクーラーを配置します。食堂車の調理室側に短いものがズレて配置されているのが、食堂車っぽい雰囲気を醸し出します。

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できました。
キロとキシが入ると、一気に華やかな編成になります。キシで引き通しがクロスしているので、ここでドア位置が逆になります。食堂車は客席側がキロの方を向いているようです。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・

さらに計画を進めます。

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これです。

「国産鉄道」という書籍シリーズの付録のキハ81です。ディスプレイモデルなので比較的安く流通しています。クオリティは少し厚ぼったいところがありますが、マーキングが細かく入っていたりして、当鉄道の求める水準としては充分です。
いつかキハ80を作る時が来るのでは、ということで、確保しておいたものです。

両端の先頭車をこれに替えて、往年の「いなほ」「つばさ」「ひたち」なども楽しめるようにします。

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さて、問題は縮め方です。
ボンネットと機器室が大きいこの車両を、どうやって60ミリにするか、、、。

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先人の方々の作例を見ると、機器室を縮めて客室窓を一つ残すアレンジが多いようです。

上の図のように3パターン考えました。

無骨な機器室はこの車両の特徴のような気がして、全部残す道を選びました。
その分、ドアの戸袋スペースはなく、ステップも短くなります。
切りつなぎ箇所を減らすためにドア横の車掌室窓?を残し、定員0名にすることも考えましたが、やはりお客さんが乗れないのはダメなので、客室窓を機器室側にめり込ませつつ、JNRマークはギリギリ残すバランスを目指すことにしました。ちなみに60ミリにするのは前面のテールライトあたりから車端までとし、ボンネット鼻先などは60ミリからオーバーしてもよい、ということにしました。このあたりは純正品のクハ481ボンネットと同じ解釈です。

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バラしていきます。分解を前提にしていないので、各所が接着されていて手強いです。特に屋根が外せない点で苦労しました。

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当初は、製品の屋根を前から規定の寸法で切るつもりでした。この方が屋根に継ぎ目が出来ないのと、この屋根を基準にボディをくっつけていくので車体が歪まないメリットがあります。
が、デメリットとして妻面との合わせが難しくなるのと、タネ車の車端の屋根にある排気口などを活かしたくなり、結局ドア上までで切った後端部と組み合わせることにしました。

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このように屋根を先につないで全長を確定させてから、側面をはめ込んでいきます。この方法も全体の歪みが出にくいです。

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側面をつける前に端面に赤帯を塗っておくと、隙間やズレができた時に少し目立ちにくくなります。

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今回のポイントの客室窓はめ込みです。窓の左右に余裕がなく、窓ガラスに上下ボディを接着してからはめ込む工法を始めて採用しました。この作戦は今後結構使えそうです。

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赤帯部分で分割したので、水平方向の継ぎ目は目立ちにくくできました。

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連結器ですが、「いなほ」「つばさ」のころはカバーが撤去されていたようです。つばさの板谷峠越えでは、EF71も連結されました。タネ車の連結器カバーを切り落とし、ダミーカプラーとジャンパ線らしきものをつけました。

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下回りはBトレ純正床板を適当に切って貼りました。これの高さ合わせは毎回苦労します。

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できました!

工場より、甲種回送で運ばれます。

調べると、キハ81は1960年製、DE10は1966からの製造らしいので、機関車の方が後輩です。この時代の甲種改造は、どの機関車が使われていたのでしょうか。

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先頭車をもう一両作らなければなりませんが、ついつい先に撮影したくなってしまいます。

f:id:omocha_train:20201114133458j:plainとてもかわいいです。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/11/16/201359

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