いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】キハ47を作りたい

北の風景が似合うJR化前後の列車をショーティーで集めたり、作ったりしています。
今回はキハ40ファミリーのうち、片運転台、両開きドアを持つキハ47のNゲージを切って短くします。

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Bトレには、純正品でとても出来の良いキハ40、キハ48がラインナップされています。
ローカル線の主役!然としたこれらの形式に比べると、キハ47は都市圏のラッシュ輸送にも対応した形態で、少し半端な感じもします。
と、思いきや改めて調べてみると、キハ40シリーズ総製造台数888両のうち、キハ40が392両(改造編入含む)、キハ47が370両、キハ48が126両だそうで、キハ48よりもキハ47の方がメジャーだと知りました。キハ48が多いのは寒い地方だけなのですね、、、。

さて、当鉄道がイメージしている東北、上信越地方でいうと、キハ47の北限は新津配置車でしょうか。小牛田や郡山、盛岡、秋田などでのキハ47の写真は見たことがない気がします(自信はないですが、、、)。
新津のキハは、磐越西線や、羽越本線デッドセクションを越えて酒田あたりまで走り、色はタラコか、新旧新潟色国鉄急行色あたりを選べそうです(塗り分けができれば、の話ですが)。

まずは、Bトレ化最難関と思われる、近郊型ボディの短縮を成功させなければなりません。

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これがメルカリから転属してきたカトーのキハ47です。とても出来が良く、わざわざこれに刃を入れなくても、、、と毎回思ってしまいます。
※もしメルカリにこれから新規登録される方は招待コードBUFJXXを入れていただくとポイントがもらえます。

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パソコンのパワーポイントやエクセルには写真を張ってトリミングする機能がありますので、これで縮め方をイメージします。

左の列の3番目は、2つの扉の戸袋やステップを全部残した上で、真ん中のユニット窓と非運転台側の小さなユニット窓を入れようとしたものですが、全く60ミリには収まりません。

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同じ近郊型ボディのキハ53を以前作りましたので比べてみます。大きな違いは運転台周辺にありました。キハ40系は運転席側の乗務員扉より前側にボリュームがあるのです。Bトレ製品では運転台の小窓は省略しているようです。
※キハ53の記事はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/10/08/213417

キハ47のイメージを考えて、要素に優先順位をつけることにしました。

1-全長60-62ミリくらいに収めること
2-扉は2つあること
3-戸袋窓を残しBトレの精神である「ちゃんと扉が開く構造」を担保すること
4-車体中央のユニット窓とその下のグリル
5-できれば非運転台側の端は、細くてよいのでユニット窓やトイレがあること
6-運転台まわりはできるだけ原型を活かすこと
7-ドア間はできるだけ離し、2扉車両らしさを出すこと
8-全長に対するステップ長さの割合が増えすぎないこと(全体がステップ付きのような印象になる)

上記の3と8は矛盾します。

いろいろ検討しましたが、戸袋窓は車体中央側を残して、外側は諦めることにしました。また、運転席側乗務員扉隣の小窓を縮めると幅を稼げるのですが、切りつなぎ箇所が増えるのでやめました。

というわけで、、、
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切りました。

1パーツ目
運転台まわりは乗務員扉後ろの板まで含んで活かす(左右同寸法になります)。

2パーツ目
前位側ドアギリギリから、戸袋窓とユニット窓一つ、その下のグリルを活かす。

3パーツ目
後位側ドアを中央寄り戸袋窓と共に残す。

4パーツ目
車端妻面と一番端のユニット窓を幅5ミリ程度のパーツにする。

屋根は運転台側の煙突を残して、現物合わせで切りました。

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前側の戸袋窓省略は、なんとなく補強板?のところにドアが収まりそうな雰囲気はあります。
後ろ側の戸袋窓省略は、、、まあ気にしないということで、、、。
戸袋窓の省略により、ステップが少し短くなり「ステップだらけ」に見える事態は回避できました。

各パーツは、大まかにニッパーで切って、スティックヤスリ(ハード)で真っ直ぐにします。

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プラ板で接着、補強します。

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隙間が目立ちます。自分の拙い技術ではこれが限界です、、、

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再塗装するつもりだったので、薄くパテを盛りました。盛りすぎると、削る時のヤスリでまわりのモールドがなくなってしまうので、瞬着パテを爪楊枝の先につけて、隙間が埋まる分だけごく少量をつけました。

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今回は新しい工法を試しました。
いつも、パテを削るためのヤスリで失敗するので、今回は平彫刻刀で先に余計なパテを削ることにしました。

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彫刻刀でできるだけ平らにしたつなぎ目に、弱い力でなぞるようにヤスリをかけます。
以前、スティックヤスリのソフトタイプを間違って買ってしまい、平面を出すのに不適だと思っていたのですが、このように大きな部分を先に除去したあとに凹凸を整える用途だと、ソフトタイプの方が便利です。
グリルやサボ入れなどのモールドを温存しつつ、自分的には割と綺麗につなぎ目を埋めることができました。

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屋根はちょうどいい長さにすると、ベンチレーターをぶった切る感じになりましたので、瞬着パテを盛りました。こちらはラフに削れるのでタミヤの硬化促進剤で固めて、カッターで削ってから整えました。

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塗りました。

さて、あの塗装が自分に出来るのか、、、

続きます

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