前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/12/13/182011
北海道の宗谷本線で活躍したキハ400、480を作っておりましたが、だいぶ出来てきました。
この列車は、寝台客車を気動車に併結したり、特急気動車を格下げして組み込んだり、実に模型的に魅力に富んでいます。
そんな中でよく見られたのが、多客期のキハ56の増結です(キハ400は、特急気動車と同等のエンジンに換装してスピードアップを図ったようです。キハ56が増えてもダイヤは維持できたのでしょうか、、、?)
キハ58系列は、準急気動車で成功したキハ55のパワーアップ版で、全国急行型気動車の標準となりましたが、最初に投入されたのは輸送力が逼迫していた北海道地区だったようで、二重窓などを装備した北海道仕様のキハ56がキハ58よりも若い番号になっているのはそのためのようなのです。(いまいち自信はありませんが、、、)。
ということは、その次に横軽向けのキハ57があり、その後に本命にキハ58という順番なのでしょうか。
これは2エンジン車の話で、1エンジン車は、横軽向けが存在しなかったり、また別の付番となっているのでややこしいです。
キハ56の形状は基本的にはキハ58と似ているので純正品を代用してもよいのですが、やはり二重窓による細い赤帯など、特殊仕様の魅力があります。
「利尻」でよく写真で見るのは、キハ58も含め、最終増備型のパノラミックウインドウタイプです。これはスカートも付き、一見キハ65のようにも見えます。この国鉄色キハ56が、大型のヘッドマークをつけてキハ400に増結された姿は非常に魅力的ですので、これを作ることにしました。
タネ車は、以前作ったトミックス旧製品短縮のキハ58です。
クリーム 4号の色味や塗り分けなど、少しイマイチな出来になっていましたので、思い切って再改造します。
※以前の記事はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/08/29/230401
バラします。
室内まで作っていたのを忘れていました。
今回の改造で余った、キハ40北海道型の残骸から窓を移植しようと思っていましたが、単純に窓の上辺を下げたほうが改造が簡単そうなので、そのようにしました。
1ミリのプラ片を、窓の上側に貼り、パテで埋めます。
北海道型らしさは出せそうな雰囲気です。
問題はクリーム4号の色味です。前回はグリーンマックスのスプレーをそのまま使ったところ、Bトレ純正品に比べて浅黒くなってしまいました。Bトレ純正品は、それはそれで黄色すぎるようにも思います。
まずはクロームイエローで黄色くした後に、遠くから薄くクリーム4号を吹きました。
ちょっと黄色すぎるようです。
クレオスの黄橙色でオレンジにしてから同様にクリーム4号を吹いたところ、良い感じに血色のいいクリームになりました。
次に赤帯を入れようとしたところ、戸袋窓もかなり縦幅が狭いことに気付きました。仕方がないので追加で修正します。
本来はスカーレッドですが、写真で見た妙にテカテカしたキハ56「利尻」のイメージで、クレオスの赤をテカテカに塗りました。
Bトレ純正のキハ58と比べても、似たような色になりました。
屋根は非冷房ですが、キハ58も含めてパノラミックウインドウの最終型は、クーラー取り付け準備車となってたようです。写真を見ながらそれっぽいプラ板を貼りました(手抜き、、、)。
その後、窓などを組み立てました。二重窓はキハ40-100の残骸を使おうと思いましたが合わないので、縦幅をバッサリ切ってハメました。少しピキ!とヒビが入ってしまいました。
できました
Bトレ純正のキハ58と比べると、異端な雰囲気が出ています。
ただ、キハ58とキハ56を並べた写真が模型でも見つけられず、本当にこういう関係性になるかはよく分かりません。
キハ400、キハ480、スハネフ14-500、そして増結のキハ56。
昔憧れた編成がショーティーモデルで増備されました。
それにしても、北海道のヘッドマークは、なぜ曲がって着いているのでしょうか。
この「利尻」編成は、まだ一両のタネ車を残していますので、そのうち続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/12/16/224920
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