キハ80系は全国に特急列車網を作り上げた名車中の名車です。東海地区ではJR化後も残っていて、ひだ、南紀で最後の活躍をしていましたが、当時撮影の機会に恵まれませんでした。高山本線、紀勢本線とも、撮影地まで列車で行こうとすると、なかなかに手強い路線だったせいでしょうか。いまだに高山本線には足を踏み入れたこともありません。あと、なんとなくオレンジのJRマークが好きになれなかったような気もします。
そんなキハ80系ですが、一枚だけ走行写真が残っていました。
これです。
北海道までわざわざ行ってピンボケ、、、。
当時、全国の特急型気動車はキハ181系に置き換わり、それすらも山陰地区に集まっていた状況でしたが、北海道には少しだけ原型のキハ80系が残っていました。編成は短くなっていましたが、絵入りの「北斗」のマークを掲げた北のキハ80系は強く印象に残っています。
というわけで、久しぶりにNゲージを切ってショーティーを作ります。
カトーの古いキハ82が安く売っていました。
C140ジオラマに置いてみると、長いなあ、という感じで、ショーティに慣らされてしまった自分に気付かされます。
フル尺の車両がリアルに見えるのは、C280くらいが限界でしょうか。
分解していきます。カトーの古い構造(今の最新は知りませんが)で標準の、床板と側面が一体成型の構造です。これは、いつも地味に苦労する床板の高さ合わせが楽な反面、切りつなぎ作業と、動力化の難易度が上がります。
よく切れるニッパーとスティックヤスリ400番ハードで、切断面を合わせていきます。
このキハ82、旧製品で辛いのはHゴム塗装がないのと、特急マーク、幌枠が無塗装なところです。モールドはあるので色差しすればよいものの、Hゴムだけは難しいです。
Hゴムは、顔の印象を左右するので、頑張ってチャレンジします。
写真のようにHゴムモールドギリギリをマスキングし、爪楊枝の先に付けたダイソーアクリル絵の具で慎重に描いていきます。はみ出したらすぐに擦って除去します。
貫通扉部などはほとんど諦めましたが、それでもやらないよりはマシになった気がします。
座席を塗り、床下を取り付けます。屋根は先頭部分から現物合わせで切り、クーラー取り付け穴を瞬着パテと硬化剤で埋めます。
屋根をタミヤのアルミシルバーで塗り、トレインマークを出力して貼りました。
カプラーは台車についていたものを短縮しました。
できました。
まずは一両落成です。
キハ181にはないスッキリとした印象です。
続きます↓
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