当鉄道では、自分が撮り鉄をしていたころに追いかけたJR化前後くらいの風景をテーマにしております。東北上越新幹線開業前夜の、上野口からのL特急街道の景色は原体験として強く心に残っています。
この時代は、国鉄代表形式の485系や583系、24系を始め、普通列車では、103系や113系、415系が当たり前になり、ある意味画一化が完了した時代なのかも知れません。
そんな車両を集めていく中で、もう少しだけ前の時代の列車たちのことも知るようになりました。
10系客車、DF50、EF15、EF58、旧客普通列車、荷物列車、残存旧型国電などがそれで、いずれも発展途上感があったり、高度経済成長期の時代性を色濃く残したものでした。今回ご紹介するキハ55も、JR時代には引き継がれなかった古き良き時代の車両です。
●キハ55
●発売:・パート11(2005)
●最近の入手難易度★★★☆☆
この製品は、キハとキロ、キロハがラインナップされたようです。いずれも後期型となるバス窓ではなく一段上昇窓のタイプで、急行色と首都圏色の製品にはシールドビームのライトがついた屋根も選択できます。
キロは晩年には格下げされてキハ26-400となりました。外見的にはキロと同じなので、そのまま車番変えで使えます。
キハ55は準急「日光」として、上野〜宇都宮間ノンストップの俊足列車として活躍し、その後日本全国に配置されましたが、本格的な急行型キハ58の登場後は、各地のローカル輸送に従事したようです。
キハ58と並べてみると、キハ58が近代的に見えて来るのが不思議です。
調べると、キハ55の100番以降が一段上昇窓で、それ以前はバス窓だそうです。
以前の記事に書いたキハ51タイプは急行色でバス窓なので、お面パーツの交換などでキハ55初期型を表現できるかと思い並べてみましたが、大きさがまるで異なるようです。
自分がキハ51と言い張っているBトレのキハ10は、扉近くの窓配置などを的確に表現しており、片運転台のキハ17やキハ51に見立てるには少々無理があります。
ただ、サイズの差による凸凹編成の再現には好適です。
こちらがキハ55です。
こちらがキハ26-400(キロ25)です。窓が狭いです。
シールです。
取説です。(そろそろ資料価値が出てくると思い載せますが、問題あれば削除いたします)
上野口では準急「ときわ」としてキハ58と共に編成されたり、急行「いなわしろ」では会津田島まで入るキハ52と併結されて磐越西線を駆けたようです。
渋い役者が加わり、キハ58や他の国鉄気動車たちの組成の幅が広がりました。
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