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当鉄道では、Bトレ専用のモジュールレイアウトをBトレ的には少しゆったり目のトミックスC243とC280などを基本に作っています。
これにより、狭いながらもNゲージよりもある意味リアルなカーブ通過の雰囲気を楽しんだりしています。
ただ、やはりネックになるのは「組み立ての手間」と「収納場所」です。組み立てるのが面倒だと結局遊ぶのが億劫になってしまいます。
モジュールの部品を使い回しながら、これまでもさまざまなレイアウトを模索してきましたが、新たな使い勝手を目指して、新線を開業させることにしました。
●本線レイアウト
これが一番規模の大きい組み方です。
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/03/24/205821
2面3線と側線を持った駅と複線電化のエンドレス、途中から分岐する支線と終着駅、さらに内側に分岐し、高度を下げて本線の下をくぐり、上野駅モジュールに至る路線、さらに上野駅から山の中に入り、方転して戻ってくる「尾久リバース」を備えています。
ここまで規模を大きくしてしまうと、やはり組み立てや調整に時間がかかり、億劫になってしまいます。テーブル全面ギリギリまで広げるレイアウトなので、ちょっとした車両ケースの置き場もなく、なかなか遊びにくい面もあります。
実際、この組み方だと、上野駅モジュールとループ線モジュールをつながないことが多くなってしまいました。
●ミニレイアウト
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/01/06/172711
本線レイアウトとは真逆を行く、一枚で全てが完結するレイアウトです。収納場所もすでに限界を迎え、縦の細いスペースに収まるように、山を取り外せるようになっています。エンドレスは、トミックスC140とC177で構成されています。C140にカントまでつけたため、一部車両では脱線が頻発するなどの問題を抱えています。
この2つをベースに、色々な組み合わせを試しています。
●雪山組み換えエンドレス
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/12/29/134316
本線レイアウトの雪山モジュール内にある、ターンレールとミニレイアウトを繋いで、中規模のエンドレス運転を目指しました。
ターンレールはもともと本線の上下線をターンする目的で、トミックスC103を使っており、ここの走行が安定しないこと、もともとの雪山モジュールの複線を活かしきれないこと、少し規模が大きくなりすぎてしまうことなどで使わなくなり、ついに先日ターンレール自体も廃線になってしまいました。
↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/02/04/235929
●単線中型レイアウト
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/09/04/195600
本線レイアウトの駅部分を活用し、残りは撮影台目的のシンプルな土手の単線エンドレスとして作りました。両端はトミックスC140で急ターンしています。
これは組み立ての手軽さとそこそこの規模、撮影映えする風景と、入れ替えなどを楽しめる駅モジュールが組み合わさり、かなり上手くいったと思います。
さて、今回作るのは、以下の目的を達成できる組み方です。
・出番の少ない上野駅モジュールを使いたい。
・本線レイアウトだと影に隠れてしまう鶯谷駅モジュールを活用し、山手線、京浜東北線の脇をビュンビュン通過する列車線を表現したい。
・テーブルを占有するスペースに余力を持たせたい。
・複線にしたい。
・メイン駅はできれば使いたい。
・渓谷などの嵩上げされたモジュールを使うために平板モジュールに足をつけるのが面倒なので、全てを平板モジュールのみで構成する。
・収納スペースがないので、軽量化して、ラフに積み上げても平気な構造にする。
問題は終端式の上野駅モジュールの配置です。これをエンドレスの中に収めるか、外に出すか。
中に収める方が、エンドレスの全長が伸びてロングランを楽しみやすくなります。
一方で、運転台の位置から駅が良い角度で見えた方がよく、また手動ポイント密集エリアはできるだけ手前にしたいものです。そうすると、配置方法はかなり限られてきます。
というわけで、散々試行錯誤して考えたプランがこれです。
鶯谷駅と上野駅の位置関係が本物と逆になってしまいますが、鶯谷モジュールを内側エンドレスに組み込み、そこからの分岐を上野駅の入り口につなげました。
この分岐部分は新設モジュールとなります。ターミナル駅手前付近の立体交差する風景を目指します。
上野駅を出た列車は、碓氷峠モジュールの渡り線で上下線に出入りできます。鶯谷の隣が丸山変電所である不自然さは、、、どうするべきか。
奥の方はシンプルに複線エンドレスとしてつなげますが、一番奥はスペース省略のため、C140-177の複線とします。この急カーブの誤魔化し方は今後の課題となります。
奥の単調な複線部分は、路盤嵩上げもできないためにダイナミックな風景が作れません(収納場所もありません、、、)。当初、トミックスS280とC243-280を組み合わせただけの計画でしたが、C541-15を使うと、緩い大カーブになりつつ、上下線間隔を変えながら上手くつながってくれましたので、これを採用します。
試運転しながらイメージを膨らませます。
まず整備するのは、鶯谷駅モジュールからつながるコーナーモジュールです。トミックスC243-280の複線で90度ターンしつつ、鶯谷駅モジュールから内側に分かれた線路を急カーブでさらに内側の上野駅モジュールにつなげます。
ここの風景はいろいろ考えたのですが、田舎の風景にするのは変なので、たくさんの線路が絡み合うターミナル駅の手前あたりの雰囲気を目指します。
奥の方ですが、渡り線のある碓氷峠モジュールの位置や向きをいろいろ変えて、撮影しやすい配置を考えました。
アウトカーブよりもインカーブか俯瞰気味が絵になりそうでしたので、碓氷峠モジュールの建物が邪魔にならない方向に接続向きを決めました。
当初目指した、鶯谷駅を通過する列車の雰囲気も出せそうです。
タイトルの「東北本線風」ですが、上野駅、鶯谷駅があることと、奥のゆったりしたカーブを東北本線っぽい風景にして表現したいと思っています。
485系、583系、115系、青いゴハチ、EF57、北斗星あたりが映える風景を作りたいです。
続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/03/23/202120
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