いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

ディフォルメのすたるじっくレイルウェイ発表

かねてからアナウンスされていたHO版ショーティーモデル「ディフォルメのすたるじっくレイルウェイ キハ81」が発表されました。

※(追記)以下、後に発表されるますこっとれいんと混同した記載が多々見られます。ご了承ください。

https://www.hobby-wave.com/products/og041/

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amazonサイトより。問題あれば削除します。

↓写真は当鉄道のBトレサイズのキハ81です。
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日本型ショーティーを愛する当ブログとしては、新しい製品がリリースされるのはとても嬉しく思います。

発表された情報からわかることは以下です。
・2021/6/下旬発売
・4,200円
・プラ製スナップモデル
・先頭車2両セット
・HOサイズ、全長14cm
・成形色はクリーム色
・シール付属。赤帯はシールで表現。

●スタイルについて
HOサイズのショーティーとなると、だいたいプラレールくらいのサイズになります。
全長14cmという情報がありますが、これはBトレ6cmに対して、倍より長いため、全長方向は少し長めにディフォルメされていると思われます。

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Bトレでも485系ボンネットや、つくばエクスプレスなど、60ミリをかなりオーバーするものもありますし、流線形の先頭車などは少し長めにしないとバランスが悪く見える面がありますので、長めにしているのかも知れません。ですので、今回の製品の標準規格として14cmを採用するのかは不明です。

一方で、当鉄道でNゲージのBトレ化改造をする際も、「もう少しだけ全長があれば、要素を省きすぎずに短縮できるのに」と思うことがよくあります。Bトレより少し長さに余裕のあるアレンジにより、最適なディフォルメバランスを目指しているのかも知れません。

製品写真を見ると、複雑な先頭形状や要素の多い屋根などを実に魅力的に詰め込んでおり、カッコよく、かわいいです。Bトレでは省略される台車間の機器も一部再現されており、車種への思い入れも増しそうです。

また、室内表現がされていそうな点も魅力的です。

●組み立てや塗装について
クリーム4号部分は成形色、赤帯はシールという情報です。
赤帯は窓の抜きなどもあり、綺麗に貼れるものなのか疑問ではあります。水デカールなのでしょうか。
クリーム4号部分は、こだわる人は自分で塗装するということだと思いますが、先頭部の赤い翼のデザインは、塗り分けがなかなか困難です。
今回発表された製品写真は試作品、組み立て例ですので、塗装やスミ入れ、マーキング等も美しいです。
このあたりの手軽さとリアルさがどのくらいのバランスになるのかは注目ポイントだと思います。

HOサイズの鉄道プラモで思い出すのは、アリイのブルトレL特急シリーズです。

↑いまだ現役で販売されているアリイ(マイクロエース)のプラモデルです。箱を見るだけでも懐かしいです。

このブルトレ客車なども、青色は成形色だったように思います。組み立ての楽しみは、ちょうどこれに近いものになるのかも知れません。大量にコレクションしたり編成を組むというよりは、楽しく作って飾る、という感じでしょうか。

●2両セットについて
上に編成を組むより飾る用?と書きましたが、この製品は2両セットなのがミソです。
2両あると最低限の編成が組めてしまいます。すると中間を足して行きたくなるのが人情です(発売されるか不明ですが、、、)。
また、2両の先頭車がすれ違うジオラマを作ったり、遊びの幅は掛け算で広がって行きます。

●動力化の可能性について
現状、動力化ユニット発売のアナウンスはありません。が、Nゲージよりも大きい分、工夫次第でさまざまな方法での動力化の可能性があると思います。

ショーティーのよいところは、ある程度の編成両数が日本の家庭事情に優しいサイズ感で楽しめることです。HOサイズの質感、重み、大きさからくる満足感を得つつ、シンプルなエンドレスくらいで走行させて楽しみたい場合に、HOサイズのショーティーは好適です。

HOゲージの市場は、昔の天賞堂やカツミなどの1編成で何十万もかかる時代とは変わり、プラ製の比較的手頃なものも増えました。この入門用として、この製品が役割を果たすかも知れません。

●車種選択とターゲット層について
製品名からして、「ディフォルメのすたるじっくレイルウェイ」ですので、ターゲットが明確です。
「昭和」「ノスタルジー」「映画オールウェイズ三丁目の夕日」的な感覚を想起させます。

筆者はL特急絵入りヘッドマーク世代ですが、もう少し上の、6-70年代に子供時代を過ごしたファン、今の5-60才台をイメージしていると思います。

前情報では旧国ラインナップがレールマガジンに掲載されていたと思いますが、第一弾をキハ81ブルドックとしたのは、分かりやすさ、インパクト、時代のシンボリックさ、そしてBトレでは製品化されなかった車種による見た目の新規性を狙ったように思います。

この後続くとしたら、以下あたりでしょうか、、、
・クハ181(Bトレ後期製品では未発売)
・下回りまで作り込まれたEF58とマイテ。
・EF57、EF15など。機関車系はBトレでは下回りの割り切りが大きかったため、ディフォルメしつつリアルさを追求したらインパクトがありそうです。
・旧国各種(サイズ感を活かして、多彩なサービスパーツにより様々な姿を再現できるもの)

このあたりを妄想するのは楽しいです。

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