ピンクのEF81は一番好きな機関車の一つで、東西どこでも走るので、模型遊び的にも重宝します。
当鉄道には、長らく「日本海セット」に入っていた庇付きのローズピンクが在籍しているのですが、庇無しのものを、最新のポケットライン動力でN化することにしました。
このブログでも何度も記事にしていますが、コアレスモーターやサスペンション機構付きの新動力は、運転の気持ちよさが格別で、これを搭載した機関車ばかりが運用に入る傾向があります。
30年前、トミックスやカトーのNゲージで遊んでいたころに、颯爽とデビューしたのがカトーの「フライホイール付きEF81」でした。たしか3色くらいのカラーバリエーションがあったような、、、。動力車の接点不良により突然の非常停止に悩まされるのは、今も昔も鉄道模型の宿命ですが、そのフライホイール付きEF81は、急停止しても少し惰性で転がるのです。これにより、レールの接点不良エリアから逃れることができ、急停止によるストレスから大幅に解放されました。
今では当たり前の技術なのかも知れませんが、Bトレやナローをやられる方には、未だこの問題は重要で、ポケットラインの新動力は、30年の時を経て、ついに小型二軸動力の世界にも、あの運転感覚がやってきたという感動体験なのです。
以下は牽引力を試した記事です↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/12/05/182444
ブルトレのフル編成も牽けるパワーと粘着性です。
さて、今回N化するのは、庇なしEF81ローズピンクの中でも、白Hゴムが表現された個体です。Hゴムは自分の技術力ではどうしても綺麗に塗れず、Hゴム印刷済みの商品に頼りたくなります。ローズピンクで白Hゴム印刷済みの製品は、おそらく最末期に4軸ダミー下回り付きで製品化された個体と思われます。
いつものように、ホビーセンターカトーで買ってきたスカートASSYを取り付けます。
ナックルカプラーに交換します。EF66用という名前だったと思います。
このカプラー復帰用の板バネは本当に毎回悩まされます。工場の生産現場では、効率の良い組み立て治具があるのでしょうか。
ヘッドマーク磁石の左右を切り取り、H字を横にしたような形にします。
ジャンパ線的なものを表現しました。
この後、Bトレ機関車ブロックの前後の差し込みリブを残して、その周りを除去して、スカートASSYの奥のお面裏側の穴に、リブが挿さるようにします。
次は動力ユニットです。
前回の記事で、この出来の良いユニットをバラすことになってしまいましたが、構造を知ることが出来ました。
動力ユニットの前後を切り、下側のカバーと上側のカバーを外します。台車やタンクのモールドを除去の上、ヤスリで平らにしました。この作業は分解した方がやりやすいです。
組み立てます。
ボディをつけます。
折り紙で穴を塞ぎました。
切り取り、塗装します。
これがリアルになるほど良いと思いますが、写真の中に比較しているBトレ製品版レリーフと比べると大分見劣りします。
が、以下の条件に合うものがないために自作しました。
・縦幅は、Bトレ台車レリーフより幅広い
・横幅は、Bトレ台車レリーフより狭い
・厚みは出来る限り薄い
パンタや屋上の碍子モールドをダイソーのアクリル絵の具で緑に塗り、高圧引き通し線はてっぺんをグレーに塗りました。
運転台側面窓が抜けているだけだったので、透明プラ板を裏から貼りました。
できました。
ヘッドマーク磁石はとても重宝します。
一応サイドビューも台車っぽいものがついている感じにはなりました。
白Hゴムは、古き良き国鉄シーンを演出してくれます。
いつか撮った写真です。常磐線石岡〜高浜間。
再現してみましたが、似せるのは難しいです。
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