いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

どこかの風景を再現する

ご覧いただきありがとうございます。
ショーティーのモジュール作りのよいところとして、小さなスペースにどこかの風景をディフォルメして再現しやすい面があると思います。
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今回、羽越本線小砂川付近のイメージ作りが割とそれっぽくなったので、今まで作ったものと合わせて並べてみたいと思います。

いくつかの風景を作ってみて思うのは、次に挙げるような要素が「そこっぽさ」を醸し出すのではないかということです。(というわけで素人が勝手にうんちくを語ります)

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1-役者(走っている車両)
当たり前なのですが、主役となる列車が一番大事です。特に2種類以上の役者が共演した時の、掛け算による「そこっぽさ」は、一番大きな要素だと思います。
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↑全て同じ複線カーブのモジュールで撮っていますが、役者によってイメージする場所がだいぶ変わります。

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2-背景
背景はとても重要なようです。写真を撮った時の面積占有度が大きく、ここによって印象が大きく変わります。
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羽越本線小砂川付近のイメージです。平凡なモジュールですが、海の背景で印象が大きく変わります。本物の写真を参考にして、背景と画角、列車の種類、どちら側にカーブしている地点を使うかなどを考えました。

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篠ノ井線姥捨駅のイメージです。と言っても、ただ背景にその写真を置いただけですが、役者である165系と合わせて、ちょっとそれっぽく見えます。

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↑さすがに松島海岸付近にこんなベタな場所はありません。

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↑とにかく南アルプスのさわやかな感じを目指しました。

当鉄道には、雪解けの山(大・小)、森、穏やかな山、都市近郊、海の背景があり、さらにiPadも使っています。iPadの動画背景を動かしながら(花火とか、、)、手前を列車走行動画とするアイデアがあるのですが、まだ成功していません。

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3-線形と画角
ここからは、その場所をイメージしてレールを引いたりモジュールをつくったりする話になります。単線か、複線か、カーブか、直線か、架線柱の向きなどなど。有名なお立ち台をイメージする時は、できるだけ代表的な写真のアングルを真似て、列車の見え方が似るようにしています。
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↑トミックスカタログの奥羽本線矢立峠モジュールに憧れて作りました。要素は、カーブ、トンネル、単線、架線柱位置、橋の色や構造、針葉樹の位置、そして列車の種類を意識しました。手前にある複線がバレないように撮る必要があります。

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羽越本線小砂川イメージです。このくらい上から見下ろすアングルで撮った写真もよく見ます。ただ、本当はもっと奥の切り通しまで見えているはずなので、そのあたりの情景も作っていく予定です。

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↑離れた複線がカーブ鉄橋で深い谷を渡る感じが上越線土樽っぽいイメージです。写真は交流機が走ってますが、、、。

カーブのモジュールを作る際に、レールに薄板などを挟んでカントをつけるようにしたところ、だいぶ良くなりました。

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4-その場所を象徴する建物や小物
そこにしかない建物や、印象深い小物を配置して、それっぽさを強めます。
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↑この建物とこの役者が揃えば、あそこにしか見えません。たぶん、、、。

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↑線形などは適当ですが、このスノーシェッドがあると、板谷峠と言い張りやすいと思っています。

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上越線水上あたりの鉄橋イメージです。

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大糸線の姫川第六発電所とグレーの鉄橋です。

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鶯谷イメージです。駅の跨線橋の形や黄色い機器のカバーは写真を見て研究しました。一番それっぽさを出してくれているのは、駅との段差を登りながらカーブする列車線の線形です。

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↑駅モジュールは小物の宝庫です。

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↑駅のカーブ、片側が山、落石対策フェンス、赤いホームの屋根という要素を積み重ねて、水上駅っぽい雰囲気を目指しました。

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5-風景作りと時代性
風景作りについては、できるだけ緻密に頑張りたいところですが、技術が追いつきません。ただ、架線柱や建物の看板などは如実に時代性が出てしまうので、あまり新しすぎたり古すぎないものを使うようにしています。以前、コンビニの建物を置いたところ昭和の列車が似合わなくなってしまいました。

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6-季節や時刻、天候
最近はフィルター機能や便利なアプリも増えました。雨や雪はwerbleというアプリでつけています。ライトにセロファンを被せるなどのベタな方法も使っています。

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↑中央線日野あたりの鉄橋をイメージしました。werbleアプリで夕焼けっぽいフィルターと綿毛っぽいものを足しました。

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↑背景はiPadです。

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↑スタンドライトに赤いセロファンを被せました。

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↑フィルターで夜っぽくしました。

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新雪が積もりたてで列車の通過で舞う感じをwerbleアプリで追加しました。

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↑背景はiPadです。ちょっとやりすぎですね。

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iPadやPCの夕暮れ画像です。画面が小さいのでどうしてもアップの画角となってしまいます。

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iPadで紅葉の山を映しました。画面を背景にする時は、画面明るさがうまく前景に馴染むようにします。

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↑照明の感じやフィルタで黄色を強めにすると、西日〜夕焼けのような空気感になります。

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↑逆に青味を強くすると、ひんやりした高原のような空気になるような気がします。

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↑ここまで加工すると、元絵がよくわかりません。

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↑太陽光の撮影に勝るものはありません。本当は多用したいのですが、ベランダの日当たりの関係でなかなか実現しません。

模型の風景が増えると、そこを走る列車を集めたり作りたくなり、列車が増えるとそれが活きる風景を作りたくなります。
その循環がどれだけ続くか、、、。あとは資金と収納場所との戦いとなります。

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