北の風景が似合う列車をBトレで集めたり作ったりしています。今回はかつての上野発の夜行列車に連結された荷貨物兼用車を作りました。
「見た目が明らかに貨物」な荷物車、スニ40、41は、区分上は「客車」で荷物列車として、または急行列車に併結されて編成されたそうですが、これは暖房を引き通す管やブレーキ関連が客車のそれになっていたようです(違っていたらすいません)。その後、客車・貨車として共用できるものへ発展し、区分上は「貨車」のワキ8000や緩急車ワサフ8000が登場したようです。
以前作ったBトレスニ41は無骨で飾り気のない車掌室が魅力でした。今回のワサフ8000は車掌室がコキフやヨ8000のようで、まさに貨物という感じです。急行八甲田などにも連結されたこのワサフ8000ですが、寝台特急「北星」の20系客車にも連結、ブレーキ等の専用装備が施され、識別のために20系客車と同じ青15号一色に塗られたとのことで、かなりマニアックな車両となります。
というわけで、いつか安売りしていたのを買ってきたタネ車です。よく見ると表記類がなかったり、塗装されていたりと、前のオーナーが改造したもののようです。今回はショーティに再改造されます。
今回のもう一つの目的は新しいニッパーを試すことです。
ショーティ改造にあたり、ノコギリ的な道具はうまく真っ直ぐ切れず、ニッパーで1ミリくらいの余白を空けて切り、スティックヤスリで仕上げる工法に落ち着きました。ので、ニッパーの精度はとても大切です。以前買ったグッドスマイルカンパニーのニッパーはスッと刃が入っていきビックリしたのですが、雑に扱っているうちに刃こぼれだらけとなってしまいました。
知人から聞いたのは
「ゴットハンド アルティメットニッパーというのがすごいらしい」
ということです。精度と切れ味はもちろんのこと、刃が片側のみで、反対側はまな板状になっており、切断面がV字にならないらしいのです。
これを探したのですが、品切れ、プレ値ばかりで相当な人気商品のようです。工具の世界も奥が深いです。。。
いろいろ探した結果、同じメーカーの「普通のニッパー(商品名)」を買いました。
早速切ってみましたが、、、
グッドスマイルカンパニー製のを使った時ほどの感動はありませんでした。「普通の」なので、当然か、それとも自分の基準が上がってしまったか、、、。
まあ普通によく切れるので、バチバチ切っていきます。
スティックヤスリです。切りつなぎ面を平らに仕上げるには、たわまないハードタイプがよいと思います。
この手の色は切断面が目立つので、同じ色に塗っておきます。青15号です。これは20系や直流電機、旧客などにも使えます。
床下も適当に縮めます。台車はそのまま使います。
組み上げは、断面を接着するのではなく、裏側に補強板を貼り付けるようにして接着しました。
床板の長さが長すぎたので修正したりしながら、、、
できました。
作っている時は青15号一色であまりに地味に感じましたが、このように20系とつなげてみるとなかなかのものです。
当時宇都宮の機関区にはEF57もいたそうで、こんな編成もあったかも知れません(わかりませんが、、、)。
上野駅モジュールの渋い役者が増えました。
あまりの渋さに出番が少ない予感もしますので、早々に扉を銀色にしてワサフ8000にしてしまうかも知れません。。。
※20系客車についてはこちらをご覧下さい。
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/02/24/005533
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