いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】719系を作る

遠出が出来なかった子供時代、関東に住む自分にとって交流電化区間は未知の世界でした。
初めて黒磯まで北上した時、駅構内に佇む赤い機関車や、583系を改造した近郊電車、そして急行型のグリーンライナーを見て感動した記憶があります。
さらに仙台には国鉄急行色の453系が残っていることを知り、それが水戸まで上ってくるという話は、東北エリアへの憧れをより強めました。

そんな東北にも211系のような新しい電車が導入されました。719系です。

719系は東北の憧れの車両を次々に置き換えていきました。そのうち、721系や701系も加わり一大勢力となり、仙台地区から国鉄型は消えていきました。

そんな具合ですので、自分にとって「最新型」の719系の引退が始まっているという昨今のニュースは驚きでした。そろそろデビューから30年なんですね、、、。

国鉄型を追い出してしまった719系ですが、211系顔でありながら、重厚な交流機器やステップを装備した姿はカッコ良く、結構好きな車両です。

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719系は以前から作りたいと思っていましたが、211系の単純な塗り替えとは差異が多く、なかなか手をつけられませんでした。が、今回いろいろ試行錯誤しながらやってみることにしました。

まず顔です。

719系は非運転台側の窓が下に拡げられています。これは211系を種車にする場合、透明な部分を拡げなければならないため、手強いです。
グリーンマックス あたりの最初から窓が拡がった顔(213系あたり?)を使うか?それとも窓部分は一旦穴を開けてからガラスを埋め込むか?素直に鉄コレの719系を縮めるか?

ただ、近郊型は側面のBトレアレンジが難しいため、やはりBトレ211系を改造することにしました。
顔はスティックヤスリ600番でワイパーや黒い部分を削ります。思ったより綺麗にできました。

スティックヤスリ、便利です。

その後、耐水ペーパーの1000番と1500番で磨き、透明度を出しました。完全に綺麗にするには2000番までやる必要があるのかも知れませんが妥協しました。
削りすぎてしまった窓下部分を、マスキングの上、黒を再塗装するとまあまあの出来となりました。

次に側面です。719系は戸袋がない部分が多く、これが211系と異なる印象を醸し出しています。また、ローカル線向けの証、ステップ付きドアは重厚な雰囲気です。標準軌奥羽本線山形線)向け車両はステップがないようですが、やはりここはステップ付きの姿を表現したいものです。

まず、211系のドアの下部を削ってみました。

ネイル用リューターと前述のスティックヤスリで削りまくります。


↑これが安い割に優秀です。

次に戸袋窓を埋めます。
パンタなしのクハ718の方にトイレがついており、211系のような小窓はありませんので埋めます。

1ミリプラ板で塞ぎ、瞬着パテと硬化促進剤で固めます。

このへんの道具を使うようになって、少し作業スピードは上がるようになりました。

さて、この窓埋め場所ですが、ステンレスの凸凹や窓まわりの凸モールドに囲まれており、大変手強いです。

なにもない平面地帯でさえ、穴埋め後の平滑化はうまく行った試しがないので、これを綺麗にやるのは不可能です。

思案した結果、窓周りの凸モールドは諦め、窓と水平方向にスティックヤスリをかけて平滑化することにしました。その分、窓下、窓上の凹凸は守れました。

イマイチ平滑化できずにパテの痕が残ってしまっていますが、これを深追いするとそこだけやたら薄くなってしまったりするので、ほどほどで妥協します。この後シルバーを塗るので、普通の色よりは誤魔化せそうな気もします。

500番サーフェイサーのスプレを厚塗りしつつ、いろいろ誤魔化していきます。

最後に1ミリ角棒をドアと戸袋位置に貼り付けました。

窓ガラスですが、Bトレ純正のものを埋めた窓部分だけニッパーでこそぎ取るようにして除去し、そのまま使います。これにより、製品の強度が維持されます。

側面にサフを吹いてから、タミヤのアルミシルバーで塗りました。下地の関係もあると思いますが、元の211系ボディよりもだいぶ暗い色になりました。


さて、最後に顔ですが、この塗り分けが地味に大変です。
211系湘南色種車のため、まずは前面の緑の帯を白で塗りつぶします。
次にオレンジ帯をライトごと緑14号に塗ります。次にライトだけにサフを吹いてから銀を塗り直します。最後に前面扉に緑を塗りました。仕上げにダイソーのアクリル絵具でテールライトを赤く塗り、白い絵具で塗装のはみ出しをレタッチしました。

側面の帯などは、パソコンとプリンタで出力してから両面テープで貼りました。

とりあえずクモハができました。

屋根がクモハ211のままなのと、デカール類が適当すぎること、ステップがなんだか取ってつけた感じになっていますが、次のクハも作りつつ考えます。

続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/10/26/100825

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