いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】キハ23を作る2

前回の記事はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/10/08/213417

今回はJR化後もそれなりに各地で見た覚えのあるキハ23を作っています。東北で見たのは2エンジンのキハ45でしょうか。キハ20とキハ35の中間のような設計で、近郊型として作られた気動車です。


工場に入場してきた種車です。こんな素晴らしい出来の車両がこの値段。メーカーはグリーンマックスのものに思えます。


あまりに出来がよいので、切らずにBトレレイアウトで撮影します。

この車両は、片側両開き2扉という、ショーティ化するには最も手強い素材です。ディフォルメする上での優先順位は、
1-扉が2つ
2-戸袋窓
3-ユニット窓とボックス席
4-サボや型式名
5-トイレ窓
としました。
戸袋窓は、2つの扉と両立させれば、ほとんどそれでいっぱいになってしまいます。しかし、Bトレの精神として「人がちゃんと乗れること、各種パーツがちゃんと機能すること」があると思いますので、戸袋がなく開かない扉はNGなのです。(このこだわりは、車種によっては簡単に捨て去られますが、、、)


↑(パソコン上で画像をつなげてみてイメージを固めます)

両運転台と2つの扉と戸袋窓、真ん中のサボ付きユニット窓1つ分を入れれば、62ミリくらいになります。残念ながらトイレは省略となります。この車両はトレーラー車として作る予定ですので、トイレ付きのキハ58などと組ませれば、お客様的にも問題ないかと思います。

それでは切っていきます。
前回の記事でご紹介したマスキングテープをガイドに、少し余裕を持たせてニッパーで切ります。

どんなにマスキングテープを垂直に貼ったつもりでも、切断線は斜めになってしまいます。自分の腕のなさが嫌になります。



パズルのように車両を解体し、マスキングテープで仮止めします。


今回、真ん中のユニット窓のところは純粋に「板」になってしまいました。これは組んだ後の強度が不安です。また、切りつなぎが多いと左右で長さが合わずに車体が歪むリスクが高くなります。
また、お恥ずかしながら切ってから気付いたのですが、乗務員扉の位置は左側が微妙にオフセットされています。
このあたりに気をつけながら、「スティックヤスリ400番」で、少しずつ形を合わせていきます。

スティックヤスリはベースが硬くなっており、平面的に削りたい時に便利です。一回車体を擦るだけで結構削れますので、様子を見ながら少しずつ作業します。力の入れ方次第で簡単に端面が斜めになってしまいますので、微妙な力の調整が必要です。


鬼門の扉の間の切りつなぎは、左右均等に出来た気がします。
インスタでBトレ加工を多数されている上級者の方が公開されていた手法ですが、切りつなぐ端面を車体内側に向けて少しテーパーになるように削ると、車体外板が綺麗につながりやすいようです。今回はこれをやったので、端面を塗装することはしていません。


他の単行気動車と並べてみました。若干長いですが、まあ良しとします。

ヤスリ調整前は65ミリくらいだった全長は62ミリくらいになりました。


内側側面に梁のようにプラ棒を接着したくなりましたが、後で窓を入れるのが面倒になるのと、床下を組むときに変に干渉すると嫌なので、テープで仮止めしつつ各部を接着することにしました。

窓パーツを長めに切って、隣の部位との橋渡しのようにしてから瞬間接着剤を流していきます。
屋根も適度にカットして接着します。屋根をつけたことで強度的には安心になりました。


瞬間接着剤の流しすぎで窓が白くなってしまいましたが、後でシンナーで落とそうと思います。

全体的に少し歪んでしまいましたが、まあまあの出来です。
この後、足回りをつけていきます。


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