いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ車両】スハフ43-10番代

Bトレ車両のご紹介です。

●スハフ43(スハ44)
●発売:パート16(2006年)
●最近の入手難易度
青大将★★☆☆☆
茶・青★★★☆☆

正直、旧客は奥が深すぎて苦手でしたが、模型趣味を通して、自分の知らなかった世代の車両まで興味が広がっていくのは楽しいです。
晩年の東北の客レなどは非常に魅力的です。Bトレでも多数リリースされているスハ43やスハフ42の茶色や青をそれっぽくつなぐだけで、東北の普通列車や10系寝台車と混結した急行編成などを作れて便利です。スハ43系と同形状の仲間に、台車を交換されたオハ46や鋼製化改造車の存在も知りました。

そんな中、中古コーナーで狭い窓の並ぶ、側面片側扉の青い旧客を見つけてしまいました。
これは、通常のスハ43系に混ぜれば、バラエティに富んだ東北の客レ編成が作れるにちがいない!ということで即買いしましたが、そうではないようです。ということで、今回は狭窓の特急客車、スハ44系のお話です。



(ここから、旧客に対して無知すぎる話がつづきますので、詳しい方は飛ばして下さい)

まず、自分が狭窓の旧客が普通列車に混ざっていると思っていたのは、戦前生まれの「スハ32系」のようです。高崎の茶色の旧客にも一両だけ存在します。折妻、丸屋根、側面両端に扉があるなど、だいぶ形状が異なります。他にも北海道向きのオハ60というのも狭窓のようです。

調べると、Bトレの旧客は、急行型のスハ43系と特急型のスハ44系と10系しか製品化されていません。
今回入手したのは、パート16にラインナップされたスハ44の青色のようです。
スハ44は東海道線の「つばめ」などの豪華特急に使われた後、東北特急「はつかり」に青+白帯の塗色で使われた栄光の特急客車で、固定式クロスシートは回転せず、展望車を含めて終点での方向転換を前提とした車両だそうです。よく、青大将色で見かけるアレです。

その後、急行用に格下げ改造され、宮原、向日町や品川に配置され、急行運用の最後は急行「銀河」で活躍、そして最終的には四国に転じ普通列車として使われ、さらに現代まで大井川鐵道で活躍、とどの説明を見ても出てきます。
四国に転じたのは、車掌室なしのスハ44を緩急車改造した、「スハフ43-10番代」だそうで、今回買った中古にも、このシールが貼ってありました。

晩年の四国の客レのシーンを再現してDF50などに牽かせるには最高の素材に思えます。いろいろ検索していても、わざわざ四国までこれを見に行ったという思い入れの強い方々の記事をいくつか読ませていただきました。

さて、当鉄道的に問題なのは、これが雪景色や北のほうを走る列車に混結されたかどうかです。
どの記事を見ても、そういう話は出てこないので、おそらくないのだと思います。。。
ただ、格下げされて青色になったスハ44かスハフ43-10が、宮原や向日町、品川配置時代に、急行銀河や山陽急行以外に、東北や北陸の列車に使われていないか、気長に調べることにします。一件でも実例があると、模型運転の想像力が広がります。

ただ、写真のように東北上信越ムードの客レに一両だけ混ぜてみると、なかなか雑然とした感じが出て良いムードです。


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