当鉄道の写真でたびたび登場するのが、矢立峠風のモジュールです。
中高生の頃、一度は行って撮影したい場所として、新疋田ループとこの矢立峠がありました。
ブルトレがトンネルから飛び出し、雪煙を上げながら単線の橋梁を大きくカーブしていく。実際そのお立ち台に立てたのは数年後のことで、雪の中でもありませんでしたが、ポイントから望遠レンズを構えると、憧れの画面が切り取られた時は興奮しました。
なにかの列車で青森まで行って野宿し、奥羽本線を最初に出る485系に乗ったのを覚えています。あれは白鳥だったのか、いなほだったのか、、、。
どこかで50系客車の鈍行に乗り換え陣場駅に降り立ちました。当時既に701系は入り始めていたころだったかと思います。ボックス席で乗り合わせたお婆ちゃんの津軽弁?は全く聞き取れませんでした。
さて、この矢立峠を再現する(できてるかどうかは別問題、、、)にあたり、やはりBトレだと狭いスペースでディフォルメした情景を表現しやすいと感じます。あの大きなカーブについてはC280にカントをかけて表現しました。Bトレにしては、大きめなカーブだと思います。
↑白沢〜陣馬間の通称「シラジン」でググると、たくさんの素晴らしい画像がヒットします。
トミックス カタログの表紙にもなった素晴らしいモジュールなどなど、この場所の模型での再現にチャレンジされる方は多いですが、それっぽくするためのポイントは単線にすることに思えます。ただ、複線レイアウトのエンドレスで、左カーブしたシーンを作ると必ず手前にもう1つの線路がきてしまいます。よって、上下線を大きく離しつつ、外回り線をエンドレス円とは逆方向に曲げるか、内回り本線を大きく内側に食い込ませる必要があります。意外にこれは手強い線路配置です。
邪魔な線路をトンネルに隠してしまう手はありますが、そうするとこの場所の遠くからアウトカーブを狙う感じは出せません。
当鉄道でも、最初は複線、C140の急カーブで表現していましたが、現在では出来るだけ上下線を離しつつ、C280でカーブさせるプランに変えています。とは言え、すぐ近くに内回り本線が見えてしまっていますが、、、。
さて、ここを走る名優と言えば、「あけぼの」晩年の赤いEF81が牽く姿でしょうか。
あけぼのが福島経由だったころは、山形からED75-700が牽きました。EF81とはまた違った魅力があり、いつかオリエントサルーン色のカマも増備して撮影したいです。
他にはラストスパートする「日本海」もよいですね。「トワイライト」が走った時間帯は深夜でしょうか。
同じく485系「白鳥」も、ゴール間近では夜時間帯かと思います。
撮影可能な時間帯に「いなほ」青森行きは走ったかも知れません。
同じく「いなほ」をイメージして、E653-1000系も撮影してみましたが、この車種になってから、いなほは青森に来ていないようです。ただ、弘前発着のディズニーランド臨はあるようです。
そしてこの場所は、583系の最後の活躍の場ともなりました。
↑ちょっとマークがおかしいですが。
この場所をグーグルマップで見てみると、やはり陣馬駅からが最寄りのようです。当時、どう歩いたか覚えていませんが国道7号を歩いて行ったのでしょう。
陣馬駅から国道7号を進みます。奥羽本線はまだ複線です。
ここで下り線が分かれます。
1970年に複線化された際に、勾配のキツい下り線は左の山の中を大回りさせて、勾配を緩和したのだと思います。
半ループを経て山から飛び出した下り線は、カーブした高架線で小さな川と畑をまたぎます。
上り線はお立ち台の足元をまっすぐ下っていってるようです。いつかもう一度ここに立ってみたいものです。
シラジンで撮られた素晴らしい写真を見ていると、定番アングルだけでなく、真横から煽ったものや、正面気味のものもあります。当モジュールでこれをやると、複線であることがバレてしまいますが、なかなか良いムードとなります。
上越線あたり、という脳内設定にして、直流車両も走らせています。
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