いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

EF57の先台車の首振り改善

前回はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/05/26/011746

デッキ付きの旧型機関車はとても良いのですが、Bトレ化するにはデッキを含めた全長をどうするかと、先台車の問題があります。

EF57は、国産鉄道のモデルを切って、箱型の部分は60ミリより少し短めに、デッキを含めると60ミリを超えるくらいのバランスで作りました。

動力はバンダイの4軸動力のカプラーを切って、もう1軸分のトレーラー台車枠を接着していたのですが、首振りがイマイチでした。
車軸の固定をガバガバにして、遊びを多くしていましたが、ポイントで脱線してしまいます。
結果、C140やP140-30が連続する当鉄道のミニレイアウトには入線不可でした。

今回は、先台車の首振りを作り直しました。


動力台車の先に0.7ミリのドリルで穴を空け、細い銅線を巻き付けてから、先台車に固定しました。


簡易な方法ですので、先台車がブランブランしてレールに載せるのが大変ですが、ポイントは追従するようになりました。


試運転します。



先台車の車輪はバンダイの走行台車のものを使っていましたが、この車輪は少しフランジが低いようで脱線しやすいような気がします。
カトーの適当な車輪に変えました。


デッキ付きの機関車、かわいいです。



※続きます↓ 
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2023/08/31/180008



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【Bトレ車両】ワキ8000(スニ40)

今回は荷物列車華やかなりし頃に活躍した車両のご紹介です。

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●ワキ8000(スニ40)
●発売「荷物列車セット」2011年
●最近の入手難易度★★★☆☆

Bトレラインナップの中でもコンテナ、タンク以外にパレット有蓋車が少しラインナップされました。
これらはアソート製品のパート15に一度だけ収録され、ワキ5000やワキ10000が存在しました。
長さ的にはワキ5000のショーティーなので、ちょうどNゲージのワム80000くらいに当たります。逆に言えば、Bトレでワキ5000をやりたい時は、Nゲージのワム80000をそのまま使えばだいだいオーケーということになります。

ワムハチといえば、「ザ・貨物列車」という感じで、この短い車体を連ねた感じは是非当鉄道にも揃えたく、ただでさえ短いNゲージ車体をさらに短くしたりもしましたが、ちょっと走行が安定しない面もあります。

https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/05/15/010956

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話がそれましたが、そんなわけでBトレの有蓋車はレアなのです。ワムハチのNゲージを500円で買える中でBトレのワキ5000にはプレ値がついていたりします。

今回ご紹介のワキ8000は、セット売りされたのでアソート品よりは手に入りやすいかも知れませんが、中古で売ってるのは初めて見ました。

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この車両、見た目はどう見ても貨車ですが、荷物列車に連結されるためにスニ40(客車)として製造され、その後、貨物との運用共通化のためにワキ8000という貨車としての増備に移行したようです。

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以前、当鉄道では車掌室付きのスニ41を作りましたが、これと今回のスニ40はセットで運用されている写真をよく見ます。雑客編成の急行「鳥海」でも、機関車の次位に2両セットで連結され、編成上目立ちます。

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東海道や東北の荷物列車の写真を見ていても、スニ40とスニ41は隣同士でセットで使われている写真を見かけます。
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ということで、渋いラインナップが増えました。ゴハチやロクニ、ED75のお供として活躍させたいと思います。

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トミックスポイントの脱線を防ぐ

過去似たような記事を何度か書いていますが、Bトレはナローと同じで、小型で軽量なため脱線防止や集電の確実性を出すのに苦労します。
そんな中でも困るのが、「トミックスP541-15をバンダイ製4軸駆動動力が乗り上げてしまう」問題です。カトーのポケットライン動力や、小型車両用動力では起きにくいですが、起きる時には起きます。

※過去の記事はこのあたりをご覧ください↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/08/11/091213
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/05/25/160048
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/05/17/005756
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/01/11/180808
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2020/05/19/211212
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/10/23/182954
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/08/11/113146
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/01/14/172451
記事ごとに言ってることが矛盾している場合があります、、、

上記の症状ですが、なぜかカーブがキツいトミックスP140-30よりも、P541-15の方が起きやすい気がします。P280-30もそれなりに起こります。

原因は、以下などが考えられます。
・トングレールの遊びと密着不足
・トングレールが低い?
・車輪の差し込み不足によるガニマタ化
・そもそものガニマタやフランジの低さ
・ゴムタイヤの摩擦力の悪さ
・勾配などの悪条件
・台車首振り角度の不足、ひっかかり

ですが、これらを引き起こす条件として、「カーブ出口で外側に力がかかった状態でトングレールを外側に向けて乗り上げてしまう」があります。これは上記の悪条件による事故発生率を高めてしまいます。

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今回このような板を0.3ミリプラ板で作ったところ、かなり改善しました。

もともと製品にモールドされているガイドレールに貼りつけてあります。

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この場所は、写真下側のポイントにつけました。カーブを曲がってきた列車は、写真の下側、遠心力側に力がかかるので、これをトングレール直前でカーブ内側に引き戻そうとしています。

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これは写真上側のポイントにつけています。カーブ内側に引き戻します。

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これはP140-30を越えた後の、P541-15につけています。ここは何故かカーブ内側方向へ向けての乗り上げが目立ったため、カーブ外側方向に引き戻すようにしています。

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これはP280-30につけたところです。手前のカーブはC140-30+C177-30+無理ツナギと、当鉄道のメインレイアウト中でも最大の難所になります。ガイド板を長めに確保し、カーブ内側に誘導しています。

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理論が正しいかは分かりませんが、これらの工事により脱線は格段に減りましたので、効果はあるようです。鉄道模型は快適に運転できてこそですので、事故なく動くのは嬉しいです。

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カトー小型車両用動力の分解整備

最近整備ネタが続いていますが、次は信頼性の高いカトーの動力に不調が出てしまいました。

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当鉄道には珍しいJR世代の列車、E233なのですが、7連の編成を2M5Tで使っています。これが久しぶりに運用に入ったところ、片方のモーターが停止を繰り返し、もう一つのモーターの負荷にしかなっていないという状況でした。

調子が悪い方のモーターユニットを、車輪の清掃や、モーター端子の接点確認などしたのですが、改善しません。そこで分解整備することにしました。

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バラすとこんな感じです。
このユニットは4軸で集電し、片側台車の2軸が駆動します。カトー製ならではの安定感でよく走るのですが、2軸駆動の貧弱さはあり、5連以上の編成では編成に2つのモーターを入れたくなります。これは、8軸で集電することになるのでほとんどエンコはしなくなって良いのですが、資金がかかります。


そんなこともあり、壊れたモーターユニットは絶対に治したいところです。

動力台車は、モーター軸とボールジョイントで繋がったウォームギアを、カマボコ型の固定パーツで接続する方式です。このカマボコ型パーツは恐ろしいほど細いツメで台車と固定されるため、壊してしまわないように注意が必要です。

これまでもモーター端子部と燐青銅の接点がズレることでの接点不良はあり、これは分解せずに側面から爪楊枝などで治せるものだったのですが、今回は違いそうですので原因を探ります。モーター単独で電流を流したレールと端子をつなぐと回ったため、原因は集電からモーターへの回路にあると考えました。

よく見ると、シャーシの左右に長手方向に敷かれている集電板が、台車の集電シューと触れてないように思えます。普通は台車を動かすと、シューに押されてこの板が微妙に上下しますが、それがありません。

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上の写真のように、茶色の基盤を外して、燐青銅を曲げ直します。
茶色の基盤は左右の2つずつの爪で固定されてますので、シャーシを左右に開くように力を入れて外れます。

ズレやすい真ん中のモーターへの燐青銅を軽く両面テープで固定し、問題の左右の長い燐青銅を山型に曲げ直します。これもマスキングテープで軽く固定しておきます。その後、茶色い基盤をはめて、各燐青銅の位置を固定します。これでその燐青銅板がシャーシに対して水平になり、台車の集電シューにちゃんと触れるようになりました。

ちなみにモーターは印字がある方が下です。逆にすると、いつもと反対方向に走ってしまいます。

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治りました。
このモーター、確かに久しぶりの運用とは言え、以前は問題なく走っていたものです。今回治した場所は、誤って触れてしまって曲げるようは場所ではありません。時間の経過により変形したりするものなのでしょうか、、、


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ちなみにカトーの小型車両用動力で要注意なのが旧製品の存在です。
上の写真のように、大きい抵抗がついています。このタイプはモーター自体が3Vまでしか対応しておらず、抵抗でパワーパックの最大12Vを下げて使っている、となにかで読んだことがあります(間違っていたらすいません)。運転感覚としては、低速が利かずラピッドスタートしてしまいます。
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基盤の下側にはこのようにダイオード?が2つついています。これの回路的な意味はわからないのですが、、、
これが入るスペースが、小型用動力のシャーシ下側にある膨らみです。
新型製品では、12V対応のモーターとなり、抵抗もダイオードも無くなったのですが、この膨らみは同型の金型として残っています。
これが大変厄介で、外から見分けがつかないのです。中古Bトレにモーターがついていたり、メルカリ等で格安の小型車両用動力を見つけ、飛びつくと、この旧製品だったという苦い経験が何度かあります。

仕方がないので、旧製品は2両ユニットにして、ゴムタイヤを外し、空転させながらスタートすることでラピッドスタートを防いだり、中には比較的低速が利くアタリ個体もあるようです。

前回のバンダイ4軸動力に続き、カトー動力も治しながら使ってまいります。
そろそろコアレスモーター搭載で4軸駆動する動力をカトーから出してもらえないでしょうか、、、

※続きの記事はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/04/03/113802

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バンダイ4軸動力が動かない2

前回(だいぶ前)はこちらです↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/09/29/222024

ついに当鉄道のエース、DD51の調子がおかしくなってしまいました。
この機関車は、今はレア物になってしまったバンダイ4軸動力を搭載し、調整の後にかなりの安定性と牽引力を誇った個体です。

前回のEF62の時もそうでしたが、調子の良かったバンダイ4軸動力の個体が突然不調になるのは恐ろしいことです。この動力はもう手に入りません。電気機関車は、より高性能なポケットライン新動力に換装する手はあります。

※EF62不調の顛末はこちらをご覧ください↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2021/01/09/230618

※ポケットライン新動力の話はこのあたりをご覧ください↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/12/05/182444

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試しに旧製品のポケットライン動力を合わせてみましたが、かなり削ったり調整が必要そうです、、、。

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さて、不調になったDD51の動力台車を外してみると、写真のようにバキバキになっておりました。これは、元々ディーゼル機関車用ではない「Bトレインショーティー専用動力ユニット3」の爪などを削って使っていたために、加工が雑なところが台車の付け外しに耐えられずに割れたものと思われます。

ただ、台車の首振りにはあまり影響してなかったために、これが今回の不調の直接原因ではないような気もしておりました。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・
余談ですが、下の写真は信頼性の高い、カトーの小型車両用動力ですが、これも不調だったのでよく見ると、白いケースのはめ穴が割れています。
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これも、雑にいじり倒した結果だと思いますが、これにより接点パーツの押さえ込みが甘くなり、接点不良を起こしていたようです。強く押さえた状態で瞬間接着剤で固めたところ、改善しました。(余談終わり)

〜・〜・〜・〜・〜・〜・

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台車押さえが割れてしまっているバンダイ動力の本体は別途治すとして、エース機DD51には虎の子の新品動力のストックを使います。ついにこのストックも残り一つです。

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ちなみに今気づいたのですが、割れてしまった「動力3」とディーゼル機関車用の「動力5」は、取り付け爪だけでなく、モーターカバーの構造も違うのかも知れません。抵抗(コンデンサダイオード?)が上カバーの中にあるのが「5」、外にあるのが「3」で、後者はモーターを露出させるのが難しそうな構造です。

前回の記事と同様に、新品をおろしたはずですが、ウンともスンとも動きません、、、。

今、プレ値でこれを買った方がこの状況だったら怒り狂うと思うのですが、もう慣れっこで、こういうものだと思って扱うしかありません。
ただ、今回は前回より手強かったです、、、。

まず試したのは、
1-モーターカバーを開けて、レールの上で通電させながらウォームギアを手で回す
です。何回かやっていると、モーターが回ろうとする息吹を感じられます。

前回はこれで動いたのですが、どうも車輪を押し付けないと動きません。もちろん、車体とウエイトを積めばマシになるのですが、動力単体でもちゃんと動かないことには、快適な運転は期待できません。

次に試したのが、
2-動力本体側の銀色の接点板を下に曲げる
です。貴重な製品ですので自己責任でお願いいたします。これが正しい自信はあまりありません、、、。

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爪楊枝の先で銀の接点板を台車穴の外に引っ張り出し、下側に曲げてから戻します。

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ただ、この方法で注意が必要なのは、台車を取り付けた際に、台車の接点が銀の板の内側に入り込んでしまうことです。これは露骨に走行性が落ちますので、台車側の接点がしっかり銀の板を押し上げるように触れる必要があります。

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いつものタミヤ接点グリスを軽く塗りました。

これにより多少改善したのですが、まだダメです。接触不良でカクカクするというよりは、グッと押さえつけられて止まってしまう感じです。これは、電気系よりも駆動系が怪しい感じになってきました。

そこでカトーのユニクリーンオイルをウォームギアとモーターの軸部分に差して、何周もエンドレスを走らせたところ、、、治りました!

とは言え、逆回りでまた不調になったり、しばらく時間をおくと元に戻ったりしましたので、適宜オイルを追加しました。ユニクリーンオイルに付属の針を使って、台車を外した穴からウォームギアの付け根を狙って差すのがよいようです。

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負荷をかけても大丈夫になりました。

ちなみに元々搭載されていたベースが割れてしまった動力ですが、やはり不調の原因は割れではなく、電気か駆動系のようでした。上記と同じ処置で一旦治りましたので、別のデーデーをN化したいと思います。

もう部品も手に入らない製品ですが、だましだまし直しながら使っていくしかありません。折しもEF6437の高崎での保存のニュースがありましたが、現場の方の苦労が偲ばれます。

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保線と線形改良工事

ご覧いただきありがとうございます。
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当鉄道では、トミックスの普通のエンドレスのプランくらいのレイアウトをBトレ専用にしたら、ゆったりして大規模に見えるのでは?というコンセプトで遊んでいます。
組み立て式モジュールの規模が大きくなると、結局組み立てが面倒であまり遊ばなくなり、ミニレイアウトや小さめにモジュールをつないだプランばかりが使われてしまいます。

先日、久しぶりに当鉄道最大のモジュール「雪山のモジュール」を出したところ、トラブルや脱線が相次ぎましたので、思い切って改良工事をすることにしました。

※雪山モジュールについてはこちらをご覧ください↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/02/12/001211

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まず、脱線や自然解放多発地帯がこのクロッシングです。
これは、写真左奥で複線の本線のうち外回り線が分岐してから、C103でUターンして戻り、外回り線とクロスしてから内回り線に至るというものです。
客レを簡単に方転できることを狙ったのですが、トンネル内での分岐や超急カーブではトラブルが続出し、億劫になってほとんど使われなくなっていました。
ここのUターン線ごと廃止してシンプル化します。

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Uターンからの合流ポイントで、クロッシングとミニポイントがなくなりました。ここは複線本線の線形的には、C140で60度まわる必要があります。が、どうもこれだとボディマウントカプラーや、先頭車のスカートによる首振り制限のある車両では脱線が起きやすく、出来るだけ緩和することにしました。
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使ったのは、C177-30とC140-30です。結局C140が一本残っているのですが、使用区間が半分になったことと、C280につながるS字接続側にC177を使ったことで、だいぶ条件が良くなったようです。

当然、半径を大きくしてしまったので、元の接続点にはあわなくなり、端数レールを無理ツナギしながら合わせました。

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試運転します。
※結局無理ツナギが祟って脱線の嵐でしたので、いろいろ調整しました。

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このキハ85の2両目は、製品版の切り欠きスカートをそのまま使っているため、台車の首振りに制限がありますが、脱線しなくなりました。

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支線への高さを稼ぐモジュール(大糸線ダムモジュール)もつなげます。
久しぶりの登板すぎて著しく通電が悪くなっていました(明らかにレールに変な被膜が出来てるような、、、)。

こういう時に役立つのが「集電向上剤LOCO」です。とても高価なのですが、これを車輪につけて、何回かシャーシャー走らせるだけで通電が改善します。
これはやりすぎると、ゴムタイヤが劣化するという話も読んだことがあるので注意が必要ですが、それを考えても圧倒的な効果です。
最大の弱点は、入れ物が小さく、細く、パタっと容器を倒して全部中身がこぼれてしまうというリスクです。これは入れ物をホールドするベースを作って対策しています。

Amazonで同名で検索してもうまくヒットせず、到達するのが大変です、、、。
※記事はこちらです↓
集電向上剤「loco」 - いまさらながらBトレにハマる


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レールの下に爪楊枝を差し込んで、カクっと勾配変化してしまっているところを改善します。

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上記のUターン線の廃線跡からベースに割り箸を差し込んで、地盤ごとジャッキアップします。駅部分に変な勾配ができてしまっており、運転が安定しなかったのを改善します。

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これは別途記事にしたいくらい重要な工事なのですが、トミックスポイントP541-15とバンダイ4軸動力の相性が悪く、乗り上げてしまうことが多いのを改善します。
過去、さまざまなことを試しましたが、今はこの方法が最も効くように思っています。

トングレールに突入する前のプラのガイドレールについて、白い0.3ミリプラ板を貼ってメインレール側に太くしています。直前の区間のカーブ具合によって、カーブ外側方向に力がかかりますので、それと逆側のガイドレールを太くして、車体の挙動を引き戻すイメージです。

ちなみにトングレールの先に板を貼ってあるのは、トングレール先端の遊びを減らし、できるだけトングレールが開いた状態を保つことでメインレールとの隙間発生を防ぐ狙いです。

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この路線にも列車が戻ってきました。

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廃止されたUターン線跡が埋め立てられ、、、

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これまで仮設だった水上駅っぽい駅舎が、しっかり固定されます。
外れやすい部分があると遊んでいてストレスになりますので、固着した部分が多くなるのは良いことです。

続きます。

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【Bトレ車両】169系(165系)三鷹色

JR化前後の国鉄型車両を集めています。今回は165.169系の中でも最後まで活躍した塗色のご紹介です。

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●169系(165系三鷹
●発売:キオスクスペシャルパート2(2005年発売)
●最近の入手難易度★★★★☆

当鉄道には珍しいレアものです。
この弾では、他にも2枚窓の仙石線103系901系など、一期一会だったラインナップが見られます。

この塗色の169系は、三鷹に配置され、ホリデー快速やむさしの号などに最後の活躍をしました。
そういえば大宮駅で列車を待っていると、突然これがやってきたことがあったような、、、。

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全部で3連×6編成が在籍しましたが、1編成だけ上沼垂からやってきたデカ目の165系がいたそうです。

、、、ここまで書いて、自分の手元にあるのがデカ目で車番まで正しいことに気付きました。
中古で入手しましたが、前のオーナーが丁寧に扱われていたのが分かります。

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Bトレでは再現されなかったのかシールとしては存在したのか分かりませんが、実車の先頭部には「intercity train169(165)」という表記がありました。

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この塗色は90年代末期に三鷹転籍車にほどこされ、波動用に活躍しました。
そして、2002-3年ごろ、田町、新前橋などの仲間とともに165、167、169系は一気に姿を消しました。つい、この間のことのように感じますが、もう20年近く前の話です。
快速ムーンライトえちごは特急型に変わり、大垣夜行救済臨も急行型ではなくなりました。

この後、一時代を築いた直流急行型は、しなの鉄道に残った169系が、湘南色に戻されたりして比較的近年まで走りました。

新前橋色、田町色に比べると、少しマイナーな存在だった気もする三鷹色ですが、当鉄道の波動用列車枠として、使い続けたいと思います。

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